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2023年チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン トレーニング振り返り

チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
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幾度ものDNFを経て、やっと完走出来たチャレンジ富士五湖ウルトラマラソン5LAKESの部。

今回「チャレンジ富士五湖への道」というプロジェクト名を付けて1月の館山若潮マラソン以降から準備を開始しました。

今回は118kmを完走出来たということもですが、100km通過時点のタイムもベストタイム相当でした(11時間39分)。

2015年からウルトラマラソンへの挑戦を始めて、どちらかというとペースを遅くして距離を踏みに行くトレーニングに重きを置いて、可能な限り60km走を多くこなすという感じでやってきておりましたが、今回はその方向性を大きく変えました。

結果的に、週間走行距離も月間走行距離も過去最大クラスに走りこむことが出来、怪しい時期もありましたが故障や不調に陥ることもなく本番を迎えることが出来ました。

今後も加齢の影響や自分の走力の変化で、トレーニングの仕方を変えていくこともあると思いますが今回の方向性で手ごたえを感じたのは確かでした。

そんな手ごたえを感じた「チャレンジ富士五湖への道」特訓シリーズ。振り返っていきたいと思います。

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トレーニングの方向性

トレーニングの方向性は、この2つです。

  • 1回のワークアウトで多く走るのではなく、週間走行距離で100kmを目指し、トータルで350~400/月の月間走行距離を目指す(特訓前は300~350km/月位の月間走行距離で推移)
  • 休日のポイント練となるロングジョグはペースを決めず、呼吸で息が弾まない程度を目安にしリズム感を重視。長い距離を走るからといって今までのようなペースを落としてベタっと走らないようにする。

週に1~2回は休養日を設けて、違和感がある時は休むようにし、故障や不調に陥らないようにすることも重視しました。

平日は通勤ラン。往復で、合計7km、10km、15kmの3パターンがあるので週間走行距離100kmを意識してどのコースを走るか選択。大体週2回は15kmコースにしておりました。

2023年1月

ウルトラマラソンに向けての特訓は特に行わず、1/29(日)の館山若潮マラソンに向けてのトレーニングに注力した月でした。

ただ、マラソンに向けてスピード系のトレーニング(5000mペース走やインターバル走)は行わず、ウルトラマラソンのトレーニングに繋がっていくように距離走を多めに行いました。

そんな感じで挑んだ館山若潮マラソンは、3時間27分と好タイムでゴール

このタイム、岩本さんの「完全攻略ウルトラマラソン練習帳」に記載されているウルトラマラソンの目標タイム目安に置き換えると、レースペースは5:40/km。100kmウルトラ目標タイムは9時間27分とのこと。岩本さん、僕のこと評価しすぎですよ・・・(遠い目。でもまんざらでもない感じ)

・・・これは、岩本さんの本のトレーニングをやりきって、持っているポテンシャルを出し切ったらの数字。

「たられば」かもしれませんが、自分にはそういうポテンシャルがある!来月からのトレーニングも恐れず、楽しんでやろうと腹を決めて1月を終えました。

2023年2月

館山若潮マラソン後、3日休養した後再始動。

奥さんの名古屋ウィメンズマラソンに向けての距離走のペースメーカーをしたりしながら、週間走行距離100kmを目指す日々でした。

1日で20km以上走ったのは、7回。そのうち30km以上が3回。

3月に一度で長い距離を走り込む為の布石を打つ、2月としました。

2023年3月

3月は走りました。

第二週は奥さんの名古屋ウィメンズマラソン応援旅に行ったので週間走行距離を落としましたが、結果的には475kmは走り込みすぎだったので、もう少し量を抑えないといけないなと反省。

今まで、大体350km/月位の走行量から475kmは増やしすぎでした。

1日で20km以上走ったのは、8回。

3/5(日)に40kmジョグ、3/19(日)に45kmジョグ、3/25(土)に59kmジョグを行い、ウルトラマラソンを想定した距離の特訓を行い、かなりの手ごたえを得ました。

以前より、しっかり走れている。結果はどうなるかわからないですが、4月のチャレンジ富士五湖はきっといい勝負になるはず・・・と自信を得た3月でした。

2023年4月

4月は2日(日)に足柄峠走を最後の仕上げとして行い、その後は走る量を抑えて本番に備えました。

「備えました」というか、ここは本当に危なかった。

足柄峠走のダメージが大きいのか、足柄峠走のダメージ単体というより今までの疲労が一気にきて体がだるーい状態が続きました。この時に3月に特訓をやりすぎたと猛省し、思い切って2日連続で走るのを休んだり、予定していた特訓を回避して回復に努めました。

どれだけ距離を踏んだとしても、スタートラインに元気な状態で立てなければ厳しい結果が待っていることは間違いない。

「努力は裏切らないなんて、嘘だぜ」

「いままでやってきたことが本番で生きるか否かは、元気な状態で本番を迎えられるかどうかにかかっている」

と自分に言い聞かせ、焦る気持ちを抑えながら、当初のトレーニング予定を回避し回復を優先して過ごしました。

この時の選択とそれまでの走り込みのおかげか、初の5LAKES完走に繋がりました。

その他

チャレンジ富士五湖に向けては、他にトレーニングで使用するシューズ、リカバリー、メンタル面の準備に今回こだわりました。

こだわったというか、取り組みを変えたという感じなので今後も変えるかもしれませんが、取り組みを変えて完走出来たので、これは自分に合っているのかもしれないと思っております。

シューズ

今回の走り込みでMVP級の活躍だったOnのクラウドストラトス。

今までのポイント練は大会で使うシューズ(ブルックスのハイペリオンテンポ)か、ハイペリオンテンポよりソールの薄いシューズか(現在だと、OnのクラウドフラッシュかクラウドX)、ルナサンダル等をポイント練やジョグで多く使って、接地を改善したり、本番でシューズの恩恵をフルに感じたいと思ってそうしてきました。

これまでは上記のような意図で履き分けてきましたが、今回はなるべく脚への疲労を残さずにトレーニングを継続していきたいと思い、ポイント練のロングジョグでも、デイリートレーナー系のシューズ(Onのクラウドストラトスクラウドモンスターブルックスのゴースト15)をかなり高い頻度で履きました。

たまにポイント練で接地感が欲しい気分の時はクラウドXで走り、他は通勤ランで週1回を目安にルナサンダルやビブラムファイブフィンガーズで走りました。

決戦シューズのハイペリオンテンポは直前の3月の60km走と本番2日前のランで履いたのみでしたが、特に本番でデイリートレーナー系のシューズと比べてソールが薄いのでダメージを感じるとか、そういったことはなく問題なく快適に行けました。恩恵を感じるかどうかの部分は、クッション性はあまり恩恵を感じず、推進力の面では恩恵を感じました(デイリートレーナー系からテンポアップ系のシューズだから当たり前かという感じの結果です)。

決戦シューズの恩恵を今まではクッション性と推進力、両方で感じてましたが、今回は履き分けを変えたことで推進力のみとなりましたが、これでも十分恩恵を感じましたし、デイリートレーナー系を使いダメージを最小限にしながらトレーニングを継続出来たので良かったと思っております。

今回のシューズの履き分け、かなり気に入ったので今後も継続していきたいなと思います。

リカバリー

リカバリーは、週1~2回は必ず休養の日を入れるようにしました。

他は良く食べ、よく眠る。痛みがある時は走らない。この3つを意識していきました。

あと、普段摂っているサプリメント(マルチビタミンとミネラル、オリゴノールエクセル、プロテイン)に加えて、今回L-グルタミンを摂りました(何故か奥さんが興味を持ち買ったので、僕も便乗して飲んでいました)。

L-グルタミンは疲労回復に良いと聞き、朝と晩に5gずつ摂りました。効果は・・・・わかりませんが、効いているような、そうでもないような・・・・いや、きっと効いていた!!Yes!プラシーボ効果!!

プラシーボ効果とか言っちゃダメですね・・・でも、サプリメントとか食べ物も「体に良いものだ」と思って食べるのって大切だと思うんですよね・・・ランニングも「楽しい」と思うか「ツラい」と思うかで目の前の現実が変わるみたいな感じで。

L-グルタミンを摂り始めて、爪が伸びるのが早くなったような気がします。

もしかすると髪の毛伸びるのも早くなっているかもしれませんが確かめられないんです。僕、ハゲスキンヘッドなんで。

ちょっとふざけましたが、L-グルタミンは胃腸の働きを改善する効果があると聞いたことがあるので、胃腸の働きが改善された結果、栄養の吸収効率が上がって、爪が伸びたのかなと推測しております。そんな変化もあったので、きっと効果があったに違いない。

メンタル面の準備

今回はメンタルをかなり重視して準備しました。

というのも、一応完走タイムは13時間30分前後ではあるものの(12時間台でゴール出来たのは2022年の野辺山ウルトラのみ)、富士五湖4LAKESは2回、日光ウルトラマラソン1回、野辺山ウルトラを5回完走したことがあります。

それなのに、富士五湖5LAKESの3回のDNFのうち2回は58kmの足和田出張所あたりで勝負を降りてしまっている。普通に考えても85km辺りまではイケる走力はあったはずなのですが、そこまでたどり着けない。たどり着こうという執念すらない状況。距離の長さと制限時間の厳しさに絶望して諦めてしまうことを繰り返しておりました。

これは、「制限時間が厳しい、距離が長い」というプレッシャーを必要以上に大きく捉えすぎているのではないかと分析。

そこで、今回はひとつ先のエイドを目指して走るという戦略を取りました。先をあまり見ない。

「デカすぎる食べ物も小さく刻めば食べれるでしょ理論(なんだそれ)」です。

そして「覚悟」。

15時間以内に118kmという僕にとっての難題に立ち向かう覚悟。

すっごくキツいことを味わいながら、楽しむ覚悟。

どんな天気になろうと、対応し、適応する覚悟。

大会を楽しむには強さと勇気と覚悟が必要。今回はそれを痛感しました。これからも、楽しく走って行く為にも、ほんの少しの勇気と覚悟を大切にしていきたいと思います。

今回はその覚悟を可視化する為に、ブログに3つ記事を書きました。

書くということは、自分の意思が可視化されるので本当に大きかったです。

キツくなった時に、何度もこの覚悟を自らに問いながら踏ん張り続けました。

参考にした本

岩本能史さんの「完全攻略ウルトラマラソン練習帳」を参考にしました。この本は僕にとってウルトラマラソンを走る際の教科書のような本です。赤本ですし。あ、赤本は教科書じゃなくて過去問でしたっけ。

トレーニングメニューをそのままトレースするのはキツすぎるのでやりませんでしたが、トレーニングの組み方の考え方を参考にしたり、補給等のレース中のマネージメントについて何度も読み込みました。

まとめ

チャレンジ富士五湖のゴール直前。今までのトレーニングのことも思い出しました。

今回はトレーニングから取り組みを変えて準備をしてきました。目標であった「完走」につながったことから自分の課題に合っていたのかなという手ごたえを感じる内容でした。

特にペースについて、数字で決めるというより「走っている時の呼吸が弾まない程度に」というのが自分にとても合っていました。ロングジョグの時にその考え方でリラックスして走るとだいたい平均5:30/km前後に収まっていたので、本番も数字で決めずにこの考えでリラックスして進んでいこうと決めれました。

チャレンジ富士五湖本番で最大の目標である完走が出来たことが一番良かったですが、今回トレーニングの時もあまり修行ちっくにならず、休みを入れつつ楽しんで出来たことも良かったのかなと思っております。

これからも、「ケガなく、楽しく」で走っていきたいと思います。

コメント

  1. k.takao より:

    こばすけさん富士五湖118キロ完走おめでとうございます!自分に合ったトレーニングを見つけて実行すればまだまだこれから自己ベストが出ると思います。私は市民ランナーのグランドスラムを知ってウルトラ100キロ挑戦しました。61歳からサブテンするには長い距離の練習をと考えて60キロ走1回練習しました。岩手銀河100キロで9時間22分台でゴール。フルマラソンサブスリーと富士登山競走完走【21回連続)は以前達成していましたのでグランドスラム達成。もうすぐ75歳になりますが人とのつながりを大切にまだ楽しく走っています。

  2. こばすけ こばすけ より:

    >k.takaoさん
    ありがとうございます。
    長い挑戦期間になりましたが、ようやく完走することが出来ました。
    トレーニングを考えるのは、面白くもあり、難しいですね。
    僕は「後半に脚を残す」ことを重視しすぎてウルトラではゆっくり入りすぎていたので、今回は考えを変えて自分のリズム感を重視するほうに切り替えた所、上手くはまりました。
    これからも、いろいろ工夫しつつ楽しんで走っていきたいなと思います。

    それにしてもグランドスラム・・・すごいですね!
    富士登山競走、かなりキツそうなレースですよね(;^_^A
    あの標高でプッシュしていくキツさはかなりのものでしょうね。

    フルマラソンも少しずつタイムを更新してきているので、今年の秋~冬も狙えそうな状況ならば狙っていきたいと思います。

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