チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンがいよいよ直前となってきました。
この直前に何かやっても、もうどうこうなることはないのでドンと構えて本番を待つのみとなる訳ですが、結構大切なのが「覚悟」とよく言われます。
しかもこの覚悟。決めたはずがあの手この手で覆そうと、ウルトラマラソンの道中では様々なことが起こります。
しかしよく考えてみると、人生、何でもそうだった。
仕事でも、受験でも、かつて打ち込んだソフトテニスでも。
僕のウルトラマラソンに向けての「覚悟」は、
「トラブルも、ヘッポコな自分も、ぜーんぶ受け入れますよ。覚悟作った位で自分が普段より強くなったら苦労しないし。そんなことも含めて楽しんでいきましょうや。」
・・・こんな感じ。ゆるい。なんともゆるいがこれくらいがちょうど良いのです。
「絶対にゴールする!」とか「絶対に目標タイムを達成する!」とかそういう感じだと上手くいかないことが多い。
他のことでもそう。色んなことが起こりつつも、しつこくしつこくコツコツ続けているうちに、気が付いたら目的地にたどり着いていた。
今回のチャレンジ富士五湖も、どんな状況下でも、どれだけしつこくコツコツいけるか。
そしてそれを楽しめるか。
それが、僕の覚悟です。
幻想を手放す
どうしても、僕はこんな願望、幻想をスタート前に抱いてしまうことが多かった。
「たくさんトレーニングしてきたし、〇km地点までは余裕を持って行けるはずだ」
とか、
「最後までずっとポジティブにいられる」
とか、
「目標を達成できるはずだ」
とか。
そういったすべての願望、幻想を手放すと上手くいくことが多い僕の人生。
「何?しんどい思いをする?ネガティブな気持ちになってきた?それが、ウルトラマラソンでしょ?」
そんな感じでドンと構えていたいと思います。
すべてを受け入れる
当日も色々起こることでしょう。
「前日の仕事が終わらず、ろくに仮眠とれなかった」
「気温が低いor高い」
「雨とか強風、あるいは雪」
「暗くて足元が見えない」
「エイドステーションの食べ物がない」
「携行している食べ物がなくなる」
「スタートして早々に脚を捻る」
「トイレに並んでいたらスタートギリギリになってしまった」
「関門のプレッシャーに耐えられず、一緒に走っている奥さんにキレる」
「まだ38km地点なのに想定外に体がキツい」
「気持ち悪くなって走れない」
「マーライオンみたいに吐いた」
「サヨナラバスに乗り、後悔の念にさいなまれながら会場へ戻る」
今までのウルトラマラソンで味わってきたトラブルの数々。ちょっと思い出しただけでこんなに出てきた。きっともっとあるに違いない。
どのトラブルもその時なりに手を打ってきたし、今回も打った。
それでも起こるだろう。トラブルの数々。巻き起こる阿鼻叫喚。繰り返されるカオス。
全て受け入れて、それすら燃料に変えて楽しんでやる。
さあ、いこう。
幻想を手放して、道中で起こるであろうことを受け入れる覚悟が出来たら、あとはベストを尽くし、楽しむだけだ。
リラックスして走って、富士五湖巡りを楽しもうじゃないか。
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