4/16(日)、チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンで100km地点を通過した君への私信。
「グッドラック!良い旅を。」
そんなメッセージをスタート地点の君へ送ったけど、今はどんな気分だい?
脳内BGMはミスチルの「I`LL BE」だろうか。
不甲斐ない自分に銃口を突き付けてここまで来たのでしょうか。
ここまでも楽な道のりではなかっただろう。てゆーかボロボロだよな!俺だし。
陽が登る前の真っ暗な中でのラン。新兵器のジェントスはどうだったかな。
富士北麓公園に戻る所の登り坂。ここまでの制限時間はなかなかキツイ。いつもこの制限時間に対してイラついて消耗していたけど、この日はどうだった?
船津の下り坂は2022年大会で奥さんに「俺辞めるわ」と言った所。
下り坂は大好物なのに、下り坂でリタイア決めるってね。後から考えると笑っちゃうね。今日は快調に下れた?
河口湖大橋あたりからは、天気次第では暑くなる。どんな感じなのか。これまで色々な気候の中で走ってきた経験と知識を冷静に使っていけば大丈夫なはずだけど。
56km、足和田出張所。ここの前後の坂はキツイ。歩きながらお菓子でも食ったのかな。
そこからは淡々とペースを刻んでこれたのだろうか。
ここで淡々と本栖湖まで走って行くことをイメージして、日々ロングジョグをしてきたけど。
旧精進小学校を超えたら、赤池大橋だ。去年の夏に走りに行ったら、大会の時と違って楽に感じて驚いたっけ。今日は多分壁に見えたかもね。
そして今。
100km地点だ。
ついに、未知のゾーンへ足を入れていく。
未知は怖いさ。でもやるって決めたのは君だ。
脚が痛い?
疲れた?
体に力が入らない?
お腹が気持ち悪い?
頭が辞める理由を永遠に提示してくる?
ネガティブこばすけがうるさい?
全部、この旅からもらえるギフトだよ。いい景色を眺めながらそのギフトを味わい尽くすのさ。
そしていい加減、会ってきてほしい。
富士北麓公園で2019年4月からずっと待っている、118kmを完走した時の俺に。
頼むぞ。100km地点の俺。
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