11/30(日)、丹沢湖マラソン、走ってきました!
いい天気で紅葉も丹沢湖もきれいで、景色を楽しみながらの気持ちの良いランニングが出来ました。
この丹沢湖マラソン。
夏から取り組んで来た400m×8インターバル走、5kmペース走、峠走で取り組んで来たスピード強化の集大成を発揮する場・・・と位置付けての出走。
今年、峠走の頻度を上げたり、今までやってこなかったインターバル走をやった理由は、ここ数年で顕著だったスピード劣化・走力低下に喝を入れる為(1月の館山若潮マラソンではここ数年で一番低調なタイムだった)。
今までの取り組み方では、この数年の流れの走力劣化が止められそうにない。
年々加齢していくという現実もある。
このままでは非常にマズい。
そんな危機感から、5月の野辺山ウルトラマラソンの疲れが癒えた6月中旬から取り組んで来た上記のスピード強化。
まずその取り組みは、11月初旬の流山ロードレースで10kmの自己ベスト(手元の時計で39分19秒)という形で出た。
そして、この日の丹沢湖マラソン。距離は20km。
レースプランは、いつも通り「ペース設定はせず、呼吸と体の反応を見つつ、20km走り切れそうな上限のペースで押していく」というもの。
そんな感じで押していったら・・・・まさかの結果が待っていました。
レース振り返り



大会会場入りは9:00前。
会場に入って思わず「懐かしい・・・」とつぶやいてしまいました。それもそのはず、4年ぶりの出走となります。4年前までは毎年出ていた大会で大好きな大会のひとつでしたが、ここ最近は同時期のはだの丹沢水無川マラソンに出走していました(どっちも大好きな大会です)。
今年は気分を変えて丹沢湖マラソンにしましたが、いやー、こっちもいい!!どっちも良い感じの大会で毎年悩みの種になりそうです(;^_^A
僕が参加する「特設20kmの部」は会場入りしてから約2時間後の11:25分。
スタートまでは、3.3kmと10kmの部のゴールを応援したり、大会会場の校舎の中でのんびりと過ごしました。
「ああ・・・なんかもうこんなのんびり出来て幸せだ・・・・」
と、大会であることを忘れそうになった頃にいよいよ整列を促すアナウンスが。
いよいよ、自分の走る番がやってきた。
スタート~10km

整列は割と前方に位置取りして、この日部門別で1位になった奥さんと話している間にあっという間にスタート。
この丹沢湖マラソンのコース、何度も走ったからもちろんよく記憶しております。

ざっとコース分析すると、
「スタートから玄倉川橋」までは下り基調。
「玄倉川橋からスタート地点」までがやや登り基調で(なんか毎回このゾーンでキツさを感じる)、中川温泉からスタート地点の間はしっかりとアップダウンがある感じ。
なので、周回する前半は下り基調、後半はゆるく登り基調で最後はアップダウンありという感じ。前半は突っ込みすぎないように、後半はキツくなるがリズムを堅守する。そんなイメージ。
これを2周。
スタートして、とりあえず周りの流れに乗りつつ、呼吸の感じや体の反応を探りつつイケそうな感じを探っていく。
まぁ、こんな感じかな・・・というペースに落ち着いた所で巡航モードに。
なんか前に20人位しかいない気がするし、なんか先導の白バイが見える。
初めて体験する前方の景色に一瞬、暴走したくなる欲求が出たが抑える。
「まだだ。上げるとしたら、ラスト1週、残り5kmから。」
「20km走り切れる上限のペースで刻んでいくから、自分の見積もりを間違えなければこのままイーブンでイケるはず」
「あ・・・あとは、気持ちが負けなければ。これがある意味一番の課題。」
景色も良いし、すごく楽しいんだけど、ふと春までの謎の不調ですぐに止まってしまっていたことが頭をよぎる。
実際、夏以降はそういうことはないんだけど。
だから、多分大丈夫・・・・。
そんな確信とかすかな不安を抱えつつ、走っていく。
5kmを超えて、時計を見ると「4:03/km」の表示。
どうやら、今走っているペースはそれくらいのようだ。
流山ロードレースの時は、3:58/km位で走っていた気がするから、それよりゆっくりで走れているのは良いけど、少しイケイケすぎないか??
このスピード感で20km走れたのは、多分2022年にハーフマラソンのベストタイムを出した時。
これ以降、こんなペースで走れたことは、ない。
「大丈夫だろうか・・・・」
大会ブースト、そして応援(本当にありがたかった)の力、そして夏からの取り組み・・・これらが上手く合わされば、良い感じで終われるかもしれない。
一周目のラスト付近の登り坂も難なく終えて、2周目へ突入。

10km~フィニッシュ

いよいよラスト1周。1周目はまさかの40分台で通過。
「こ・・・これ持つんか・・・・」
・・・・未知すぎる。トレーニングでこのスピードで10km走ったことはない。
先日の流山ロードレースで走れた位しか経験はない。それはしかも10kmまでの話。
だからこのスピード感でどれくらい持つのかはわからないけど、呼吸の感じから判断すると無理をしている感じは、ない。ハーフマラソン特有の少しキツい中で押していくというキツさが続いている感じ。これは想定内のキツさ。味わっとけ的な感じ。
だったら、抑える必要もないよね・・・・とビビらずにリズムを維持していくことに。
12~13kmあたりの給水所手前でジェルを流し込み、とりあえずエネルギー注入。
1周目の途中からずーっと一人旅状態で、応援の人にはすごい声かけてもらえるし、エイドステーションも貸し切り状態。自分の呼吸音と足音だけが響く中で丹沢湖の湖畔を走っていく。
「こ・・・この感じ、すげえ贅沢だ・・・・」
そんなことを嚙み締めつつ、ひたすら走り、いよいよラストの登り坂。
さすがにラストはキツくなってきたけど、どうも自分の見積もりは間違えなかったようだ。
どうにかペースを崩さずにここまで帰ってこれた。
最後、力を込めて登り坂を走っていって、大会会場へ。
フィニッシュゲートの時計を見ると、まさかのタイムが表示されていた。
「い・・・1時間21分台・・・・!!」

まさかまさかのタイムだった。ハーフマラソンの自己ベストよりも速いペースで走っていたことになる・・・!!
この結果、かなりエイドステーションと応援に押してもらったり、広々走りやすいコースによる大会ブーストのおかげがあるとは思うけど、自分的に相当びっくりな結果となり、ゴール後は頂いたバナナを食べつつポケーッとしてしまいました・・・(;^_^A
とりあえず、スピード強化してきた集大成としては、最高の結果が出た感じ。
楽しかったし、本当に良かった・・・・・!!


新決戦シューズ、ハイペリオン3のデビュー戦、使用感は・・・

今回、先日買ったハイペリオン3のデビュー戦でした。
この後何度か履いたり、今回の感覚とかを整理したらレビュー書きたいと思いますが、ものすごい推進力でした!
あくまで今まで履いてきたハイペリオンテンポと比較して、の話になりますが、クッション性があって足裏の疲労は溜まりにくいし、前へグンと行く感じが強いので、後半疲れてきた時にもスピードを維持しやすかったように思います。
ちょっと、性能良すぎてビビってます(;^_^A
他、マメ等のトラブルはなし。さすがはブルックスのフィット感という感じでした。
今後は館山若潮マラソンでフルマラソン、そしてウルトラマラソンで履いていきたいと思います。
前へグンと行く感じが強いので、ペース抑えめで走っていくフルやウルトラでどんな感触になるかも楽しみです。これまで履いていたハイペリオンテンポのようにランナーの「速く」「ゆっくり」の意思に寄り添ってくれる感じだといいなあと思います。
今回の好結果は、ハイペリオン3の助けもかなりあったように感じます。
第一印象は最高オブ最高でした!
まとめ

ゴール後は、奥さんの年代別1位を見届けて(相変わらずすごすぎ)、丹沢湖マラソン帰りの名物、国道246号の渋滞を堪能しつつ帰宅。
それにしても、夏から取り組んで来たスピード強化、テーマは「愛をとりもどせ!!」・・・じゃなくて「スピードをとりもどせ!!」的なノリでやってきて、取り戻すどころか、10kmも20kmも自己ベストが出るというとんでもない結果が得られた。
ただ、スピードが付いたからって、これでこのままフルマラソン行けるかというと全然そんなことはないことは、わかっている。
特に僕は距離が伸びれば伸びる程、失速する傾向が強い。
これをどうカバーしていくか。
次の館山若潮マラソンまで、あと2ヵ月を切った。
そこで、前回のように歩いたり、止まったりすることなくゴールまで走り切っていきたい。
多分、鍵は距離走。これで距離耐性を付けつつ、峠走の頻度を月1~2位をキープしていけば、それなりに走れるのではないかと思ってはいるけど、どうなることやら。
まずは、丹沢湖マラソンの疲労を抜いて、その後館山若潮マラソン対策を始めていきたいと思う。
そんなことを頭の中で考えつつ、奥さんの入賞をお祝いしながら、「楽しかったねえ」と何度も話しつつ帰宅するのでありました。
大会運営の方、ボランティアの方、応援の方、その他大会に関わった全ての皆様・・・ありがとうございました!
2025年丹沢湖マラソン振り返り「スピード強化の集大成」完


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