タイトルの通り、野辺山ウルトラマラソン、無事完走しました!
ここ最近のブログの記事には僕の不安成分が滲み出ていたのですが、もう本当に不安しかなくて。
・・・脚がいてえ。
不安は、この一点に尽きる。
ハードなアップダウンが手ぐすねを引いて待つ野辺山。
野辺山を走るのは、これで8回目。野辺山の恐ろしさは、僕の記憶だけでなく脚の筋繊維一本一本に刻まれていると言っても過言ではない。
そんな所を走るというのに、大腿四頭筋内側に接地時に痛みが出る・・・・下り坂を攻めれるのか。
僕の数少ない武器は、下り坂を重力任せで下っていくこと。あれは気持ちいいし、最高だ。
あれが出来なくなる・・・・もしくは、怖がりながらやらないといけなくなる・・・。
これは、去勢されたも同然の状況。
多くのベイスターズファンが暗黒時代に負けが続いて、メンタルに支障を来たさないように負けても負けても大丈夫なように心に予防線を張って応援をしてきたように、同じく僕もDNFでも、DNSでも心に予防線張りまくりの日々。
加えて、直前のチャレンジ富士五湖も厳しい戦いとなった。
そんなプラスの材料がほぼないような状況だったけど、直前に走る量を抑え、ケアをしまくり、テーピングを調べ、メンタルを整え(幻想を捨てまくりました)、どうにか「やってやるぞ!!」という気持ちで野辺山に入りました。
結果は、こんな感じ。

なんというか・・・奇跡の完走だったと思う。
道中のことや思っていたことなどは、次からの振り返りに書いていこうと思いますが、トピックスはこんな感じ。
- スタート直後にまさかのおトイレ。自分に必要なサプリはBCAAとかグルタミン、クエン酸とかじゃなくてノコギリヤシかもしれないと思った件。
- コース最高地点への登り。作戦は「だいたいしとうきんだいじに」
- 最初の下り坂。脚の状態を見積もる。
- 暑さとの戦い。これまでの死線を超えてきた経験をフル稼働。
- キツくなってきた中盤戦。心を奮い立たせたフレーズ「リメンバー、フジゴコ」。
- 凶悪性が増したような気がした、シン・馬越峠。
- 馬越峠まで奥さんに先行するサプライズ
- ついにボルゲ作戦と銘打ったテーピングの効果が決壊し始める馬越峠の下り坂
- 野辺山の真のラスボス、86km位からのダラダラ登り坂と永遠に続くような気がするラストの道。これまでのことを色々思い出しながら最善を尽くす
- 90km、ついに右脚が完全に決壊。やっぱり野辺山は逃がしてくれなかった。
- 国立天文台で劇場版名探偵コナンの聖地巡礼を楽しみつつ、映画のタイトル(劇場版名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック))に対抗して「大会版こばすけブログ 右足の崩壊(カタストロフィ)」というアホなタイトルを思いつく(ちなみにボツ)。
- 感謝感謝のゴール。本当に楽しかった。
道中は応援の方や私設エイドの方に本当に背中を押してもらったし、エイドステーションの方にも声を掛けてもらったりで、本当に感謝感謝でした。改めてありがとうございました。
大会運営の方やその他関わったすべての皆様、ありがとうございました。












最高の一日でした!
翌日、ありえないくらいの筋肉痛で、ただでさえ働いてない頭がさらに働いていない体たらくですが、これから楽しかった野辺山の思い出を振り返りつつ、振り返りを書いていきたいと思います。
2025年野辺山ウルトラマラソン振り返り 第一話「波乱の大会直前。万全、絶対、順風満帆・・・そんなものはない」に続く。
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