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いざ、野辺山ウルトラ。やっぱり幻想を捨てろ。

野辺山ウルトラマラソン
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富士五湖DNFしただ、

意気込んで走ってたら脚がいてーだ、

脚がいてーから、ろくに距離踏んでねえとか。

そんな感じで色々あるけど、なんか前回も野辺山直前に「幻想を捨てろ」とか書いたけど、今年も懲りずに幻想を捨てていこうと思う。

とりあえず、5/4(日)に痛みが出たけど、30km走れた。

その後の通勤ランは最短距離の片道3.5kmを行き帰りしか走っていない。

ええ、一日7km。これは痛みなく走れている。

野辺山ウルトラマラソン当日は100km。

しかもてんこもりのアップダウン。

「知らない」のも大変だけど、「知っている」というのも厄介だ。

一応、今回で7回目の出走となる。

だから、アップダウンしかないコースなのは知っているし、痛めている箇所(大腿四頭筋)的に僕の好きな下り坂は攻めれない。

今のこの状態で、あのコースと対峙するのは恐怖を感じる。

つまりは、当日出走したとしても作戦は、

「ガンガンいこうぜ」

ではなく、

「いのちだいじに」

でもなくて、

「だいたいしとうきんだいじに」になる。

大腿四頭筋周りは、ゴリが「いいからテーピングだ!!」と言った時ばりにするつもりだし、防御もぬかりなく固めるつもりだ。

漫画「スラムダンク」より引用
ニューハレのVテープとIテープ。これで大腿四頭筋と膝周りのガードを固める。今回はマキシマムに行くぜ・・・。

そのあたりは、色々準備は進めているけど、なんかこう、野辺山に向けて燃え上がるというか、盛り上がるとか、そういうテンションになってこない。

どちらかというと、「当日までに患部がどれくらい回復するのか」「そもそも出走出来るのか、当日までに痛みが出ないか」「出走したとして、どの時点から痛みが出始めるのか」とか、そんなことばかり考えている。

とどのつまり、「あー、なんかベストなトレーニング出来てないし、ベストコンディションには程遠いしなぁ」と、直前にして超カッコ悪いことを考えて、予防線を張りまくるというなんともダサいことをしている。

こういう思考が出るたびに、「ダサいな、俺は」と思う。

なんかこう、超絶カッコ悪い。

確かに僕はシャーディス教官みたいな頭しているし、非イケメンだし、オタク気質丸出しだ。

ちなみにシャーディス教官は最期カッコよかった。

シャーディス教官。漫画「進撃の巨人」より引用。

でも、今の僕のカッコ悪さは、毛根とか顔とかキャラとかじゃなくて、予防線張りまくりで不安ばっかりあげつらっている所が最高にカッコ悪い。

シャーディス教官と言えば、進撃の巨人だけど、イェレナがこんなことを言っていた。

イェレナ。制限時間に引っかかったら、この顔しようと思う(引っかかるなと)。漫画「進撃の巨人」より引用。

「万全、絶対…そんなもの、どこの国にも存在しません」
「どの国も様々な問題を抱えています」

漫画「進撃の巨人」より引用

そう。

このフレーズの「国」をランナーに置き換えると、こうだ。

「万全、絶対・・・そんなもの、どのランナーにも存在しません」

「どのランナーも様々な問題を抱えています」

本当そう。

だから、一人でウジウジ、グズグズ考えて予防線張ってとかやっているのはダメなのだ。

当日までに痛みが出てダメそうなら出ない。

もし出るのなら、やっぱり幻想は捨てなきゃダメだ。

万全、絶対なんてもんはない。

過去のゴール出来たとか、そういう成功体験も忘れろ。

富士五湖DNFだったとか、脚がいてーとか、不調でどうしようもないとか、思ったトレーニングが出来ていないとかも忘れろ。

スタートラインに立つという決断をしたのなら、もう何も言わず、ただただ道中を味わい尽くすのみ。

痛みや苦しみが来たとしても、それも顔面で、全身で受け止めろ。

どんな結果になろうとも、それも顔面で、全身で受け止めろ。

阿呆になって、その時、その瞬間を全力で踊り続けて、楽しむのみだ。

その時、その瞬間を全力で踊り続けて、辿り着いた所こそがゴールなのだ。

ランも、生きることも、その他なんでも、

完璧とか万全とか絶対とか、ありもしないものを求めるからしんどいのだ。

多分僕は永遠に完成なんかしない。

完成しないからこそ、毎日が楽しいし、飽きない。

それでいいじゃないか。

そういう気持ちで、当日はスタートラインに立っていたいと思う。

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