いよいよ明日は野辺山ウルトラマラソン。
僕の出ている大会の中で、一番思い入れのある大会だ。
多分、初ウルトラが野辺山じゃなかったら、もしくはウルトラを走っていなかったら、こんなに走っていなかったかもしれない。
今回で8回目の挑戦となるが、何回走っても面白いし、そして何より怖さも感じる。
準備の段階から、それなりにハードなことをするので、それも怖い。
野辺山へ挑戦することは、僕にとっては超絶ビッグチャレンジだ。
今回は、特に準備の段階から直前まで苦しむことが多かった。上手くいかないなと思ったことも多かった。加えて、先月のチャレンジ富士五湖はDNFだった。
その前のフルマラソンから、ここ数年で一番低調なタイムを出してしまったこともそうだし、振り返ると、昨年のプライベートのゴタゴタから、なんかこう、ランニングに限らず、他の面も粘れない、諦めがち、ふてくされがちな日々だった。
そのことをもう口にするまいと思ったのに、口に出してしまったこともあったし、心の中で思ったことは何万回、いや、何億回あったことか。
どうにもこうにも、昨年から心の中は曇天だ。
「そんな状況ならば、大会出ない方が良いのでは?」
と思ったことも数多くあった。
でも、これに関しては大会に出て良かったと思っている。
内容はあまり良くないし、大会を楽しめないような時もあったけど、結果を受けて「悔しい」と思えたこと、「また走ろう」と思えたこと、そういう気持ちが自分にまだあるとわかっただけでも大きな収穫だったと思う。そういう自分のことで落ち込んだり、悔しがったりできるのも幸せなことだと改めて思った。
今回、かなり自分的にはしんどいシーズンを送ってきた。
加えて、野辺山直前は脚を痛めてしまい、大会に間に合わすだけで精一杯になってしまった。
色々書いてきたけど、これまでのランニング、特にウルトラマラソンで学んだことがある。
それは、
どれだけしんどくても、もう無理だと思っても、
「もうちょっと」「あと少し」と、
一歩一歩を積み重ねていくことで、思ってもみなかった所まで行けることがあるということ。
僕には、人生でもランニングでも、何かトラブルがあると立ち止まって現状を嘆いて、蹲ってしまう弱さがある。
そこを「もうちょっと」「あと少し」と立ち上がれるか。
これは、僕の人生において、終わることのない修行のようなものなのだと思う。

明日も、蹲りたくなるような場面がやってくるかもしれない。
それでも、「もうちょっと」「あと少し」と立ち上がって前へ進むことが出来るか。
そんな場面が来ても、「いやいや、ウルトラってそんなもんでしょ」と受け入れて、開き直り、最善を尽くせるか。
なんか、前日の深夜から車で移動して、朝の5:00から景色の良い所を100km走るとか、最高に贅沢な道楽なんだけど、何故か僕にとっては人生の修行まで兼ねてしまっているかのようなウルトラマラソン。
そんなことを感じるから、夢中になれるのかもしれない。楽しいだけなら、こんなに夢中になってやっていないだろう。
明日は、一体どんな一日になるのか。
万全とか、完璧とか、そんな幻想も捨てて、道中で起こることを受け入れて、コントロール出来ることと出来ないことを区別しつつ、自分に出来ることに集中。
そして、全力で大会を楽しむ。好きな野辺山の景色を楽しむ。
思えば、大好きな野辺山ウルトラマラソンを走る為に、ここまで匙を投げずに昨年から取り組んで来た。
正直言って、初めてウルトラを走る時くらい、不安が大きい前日を迎えていますが、それでも思い切り楽しんできたいと思う。
行ってきます!!
コメント