先日ブルックスのゴースト15を購入しました。
先代のゴースト14がとても走りやすく、とても印象に残っていたのでアップデートされたゴースト15を履くのをとても楽しみにしており、履いて走ると前作の14よりもさらに良くなったような感じがしました。
特に良いなと感じた点は、
前足部のゆとりがゴースト14よりあるように感じる点
です。
このことで、長距離走って脚がむくんでくる後半も、ポイント練の翌日のジョグも、より快適に出来るようになりました。
ゴースト15は、ポンポン弾むとか、クッションがすごい柔らかいとか、ロッカー形状で前への誘導が強いとか、そういった特徴はないのですが、最近そういった特徴のデイリートレーナーが多い中でゴースト15のようなオーソドックスなデイリートレーナーもあるとシューズに変化がついていいかなと思います。
個人的には、疲れている時にポンポン弾む系で走ると余計に疲れてしまう感覚があるので、そういった時にゴースト15履くと、「あ!これこれ!これが良い!」と感じます。
そんな感じで、履いた瞬間、走った瞬間に「おお!!」という派手さはないものの、長い距離を走ったり、疲れている時に履いたりするとその良さがよりわかるゴースト15。
そんな感じのゴースト15、レビューしていきたいと思います。
見た目・重さなど
ゴースト15の重さ等は、下記のような感じです。
- 重さ:メンズ(27cm)/280g、レディース(24cm)/250g
- ドロップ:12mm
※ブルックス ホームページより引用
他、見た目上での大きな変化はないように感じました。
見た目上での変化はそこまでないものの、ミッドソールの素材がゴースト14から変更となっております。
ゴースト15を購入した狙い
僕がゴースト15を購入した狙いは、持っているデイリートレーナーの中で変化を持たせたいという意図です。
ゴースト15を購入した時に持っていたデイリートレーナーは、
- On クラウドモンスター:ポンポン弾む系で、推進力がある
- On クラウドストラトス:カチッとしたクッションでロッカー形状で前へ誘導してくれる
ゴースト15を購入する前は、この2つで当面はいこうと思っておりましたが疲れている時のジョグでポンポン弾むクラウドモンスターだとシューズの性能で走れちゃって余計に疲れる問題が発生したのと、クラウドモンスターと比べれば安定性もあるし、推進力が控えめのクラウドストラトスもややロッカー形状のおかげで走れてしまう感じがある。
この2足は、性能もすごく良いし好きなシューズですが、この2足は自分の意思と体の状態より速く走れてしまうという点がいい所であり、ある意味では問題でした。
ゴースト15をシューズラインナップに加えることで、この問題の解決を図ろうというのが狙いでした。
履いて走ってみた感じ
履いて走ってみると、「お!ゴーストはこんな感じ!!」と思いました。
過不足ないクッション性と推進力。
しっかりとした踵のホールド性、包み込むようなアッパー。
僕がゴースト14を気に入った所が継承されている感じがします。
デイリートレーナーでクッション性がありすぎたり、推進力がありすぎるのも、トレーニングとして考えるとどうなのか?と思う部分もある為、このゴーストのクッション性と推進力が過不足ないという特徴をとても気に入っております。
ブルックスのシューズはゴーストとハイペリオンテンポしか履いたことがありませんが、この2足に共通しているのは「ランナーの意思に寄り添ってくれるシューズ」であることだと思います。
シューズが勝手に前にポンポン進んでいくとか、過剰な柔らかいクッションやバウンド感のない、いい意味で地味なシューズ。
ロッカー形状のシューズだと、立った際にゆらゆら揺れる感じがありますが、ゴースト15はロッカー形状ではないので、しっかりと立てるのも良いです。
もちろん、ロッカー形状のシューズも良さはあるのですが、そればかりだと飽きてしまったり、何か動作面で不具合が起きるかもしれないと思っている為、こういったソールの傾斜で前へ誘導するタイプのデイリートレーナーも良いと思っております(色々なタイプのシューズを履くことで疲労の分散や故障リスクの低下が出来るのではと思っております)。
ゴースト14との違いは?
前作のゴースト14と比較すると、
- アップデートされたミッドソールの反発力が上がった影響か、推進力が強くなったように感じる
- 前足部のゆとりがあるように感じる
この2点が前作と変わったように感じた点でした。
前足部のゆとりが出来た点は、ロングジョグで履くことが多いので僕としては嬉しいアップデートでした。
推進力も強くなったと言っても、前述の通り過不足ないレベルでの推進力アップのように感じます。
2023.11.22追記 約500km走った後の状態
下記のような用途で使用しました。
- ジョグ(通勤ラン)
- ウルトラマラソン対策のロングジョグ
- 峠走
- クロカン走
- 大会の移動
主に脚作りの場面や日常のジョグを中心に使用しており、大会の移動時の歩行も含めるとかなり使い込んでいますが、まだまだ使えそうな状態で、かなり耐久性が高いと思います。
この約500km使う中で、走る時の踵のフィット感、クッション性、推進力に過不足ない点は常に良さとして感じていましたが、このゴースト15、大会の移動時に履くシューズとしてもすごく良いなということを感じました。特にゴールして、レースシューズからゴースト15に履き替えた時の安定感とクッション性の優しさ。
走るシーンでメインで使っていくシューズではあるのですが、大会の移動でもすごく良さを発揮してくれるなと感じました。
まとめ
僕の感じたゴースト15の特徴は、
- 派手さ(ポンポン弾むクッション性や推進力)はないが、クッション性や推進力に過不足ないバランスの良いシューズ
- ゴースト14と比較すると、推進力がアップしているのと前足部のゆとりがあるように感じる
- かかとのホールド性が前作同様、すごく良い
この3点が特徴かなと思います。
これらの特徴を感じたゴースト15。これからも日々の通勤ランから距離走まで、たくさん履いていきたいと思います。
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