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2025年チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン5LAKESの部 レース展開・補給・装備等冷静な振り返り

チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
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4/20(日)に走ってきたチャレンジ富士五湖5LAKESの部。

5LAKESの部は、これで5回目の挑戦。

この日のDNFで通算1勝4敗となってしまった。

僕にとって、本当に本当に高い壁となっている5LAKESの部。

ちょっと現状では「来年、絶対にリベンジします!!」とは言えない状況ですが、気が変わることもあるだろうし、来年とは言わなくても走り続ける先で挑戦したくなるかもしれない。

その時の為に、冷静な振り返りも残しておきたい。

既にアップした主観まみれの白と黒の間を書きまくったレポとは正反対な感じの内容の振り返り等をしていきたいと思います。

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レース展開

結果は、76km地点の本栖湖関門に間に合わずDNFとなりました。

9時間37分で76km・・・悔しい結果でした。

10km毎に考えていたことや、体の変化等書いていきたい。

スタート~10km:1時間1分25秒

スタートはAM4時。

今回は競技場内からスタートし、北麓公園内を周回しいつものコースへ。

公道に出ると、いきなり下り坂。

飛ばしすぎないようにペースを抑えて走りました。

スタートして1時間位は真っ暗で、足元が見えず、結構それでストレスも溜まるし、ライトを持たずに出走した時は足をグネったこともあるので、ライトは持った方が絶対持った方が良いかなという感じ。そんな感じで、今回もライトが大活躍でした。

最初のエイドでトイレに寄る。

今回、トイレ(小)に行く回数が多かった。思うに、ハンガーノックや脱水を警戒しすぎて過剰に補給しすぎていたのではないかと思う。普段のウルトラマラソンより暑さもマシなはずなのに、ボトルの水の消費も早かったし、エイドでもほぼ毎回何かしら飲んで食べていたので、もっと補給面は摂らなくても良かったかなと反省。

10~20km:59分39秒

夜が明けてきて、ライト使用は終了。

この辺りはフラットなので、淡々と走りました。

20~30km:57分57秒

同じく淡々と。

30~40km:1時間16分15秒

30km過ぎから体の重さが出てくるも、目に見えたペース変化はなし。

富士北麓公園上関門に向かう上り坂で「補給と脚の温存」を名目にすべて歩き倒してしまった。

ここで歩き癖が付いてしまったことも今回の敗因の一因か。

そもそも、トレーニングで行く足柄峠走では歩かずに登れるのだから、全歩きはありえない。

この辺りの弱気が、今回のDNFにつながったように思う。

40~50km:1時間15分37秒

市街地に向けて下り坂となるも、全然ペースが上がってこない。

北麓公園までの登りで「足を温存する」とか思っていたのに、全然脚が動かない。

歩きはしないものの、どうにか下りきった感じ。

下りきった後に、この体の重さ、脚の重さをどうにか出来ないかレッドブルを購入。

なかなか流れは変わらないが、どうにか進んでいく。

50~60km:1時間28分4秒

明らかに歩きが入るようになってきた。

どうにも走り続けられない。

「〇分走って、〇分歩く」のような、まるでウルトラマラソンの後半で繰り出すような技を前半戦で繰り出してしまっていた。

このあたりの要因は、後半の「トレーニング振り返り」の所で書こうと思いますが、ロングジョグや足柄峠走の翌日に90~120分ジョグなどを今回してこなかったことが原因なのではないかと思っております。しなかった理由は後述しますが、セット練は本当に大切だと痛感。

60~70km:1時間38分49秒

50kmあたりからずっとグズグズ。エイドステーションで座り込んでしまうことも。

メンタルも結構落ちていて、「完走する」という闘争心のようなものを完全に失っていたような気がする。

ウルトラは、というよりスポーツ、その他のこともですが、準備やテクニックは勿論大切。それは当然として、本番はメンタル。メンタルが本当に大事(二度言う)

2月の絶不調の状態から、出走にこぎつけられたというだけで満足してしまった自分がいたのも事実。

このあたりの気持ちの弱さは、課題。

レース前に「覚悟」を作るという当たり前のことが欠如していたとレース中に気付きました(本当ダメですね)。

70~76km(本栖湖関門アウト):1時間7秒

最後、精進小学校へ行く道と本栖湖へ行く道の分岐の時点で関門に間に合わないことは確定したものの、ゆっくりながらも意地で走る。

ここで走れるなら、何故もっと前に走らないのか。

そんな疑問も浮かびつつ、本栖湖県営駐車場に到着。関門閉鎖であることを告げられ、ここでレース終了。

まとめ

チャレンジ富士五湖、特に5LAKESは制限時間がシビア。

チャレンジ富士五湖公式HPより引用。

常に7:30/km前後でヒタヒタと制限時間が追いかけてくるのでしっかり走り続けられないと、完走は難しい。

しかも前半は関門がシビアなので、ちょっとトイレにハマるとか、疲れてリカバリーに時間を要するとかなると、あっという間に制限時間が死神の如く忍び寄ってくる。

今回、走り続けるだけの走力を培ってこれなかったということが全てかと思う(具体的には下記の「トレーニング」の所で書いていきたい)。

精神面については、やっぱり2月の不調から出走出来る所までもってこれたということで満足してしまっていたような所があり、「完走するんだ」という闘志、覚悟がなかったように感じる。

反面、1月の館山若潮マラソンでは走ることが楽しくないとまで感じていたが、今回はそういうこともなく楽しめた。

一番良かった時(2023年。この時は5LAKESを完走出来ていたなんて信じられないw)と比較すると、走力の低下はまだまだ否めないが、走力も、メンタルも、一番悪い時は抜けてきたように感じる。

一番良かった時のことを引き合いに出した直後で説得力に欠けるが、今後はあまり過去の走力に戻すことに固執せずにやっていきたい。

メンタルも走りも一番悪い状況から、ようやく立ち上がってきた途上と捉えたとしても、この結果は悔しい以外の何物でもない。

けど、上り調子であることは確か。

来月は野辺山ウルトラマラソンがある。

この日の反省を生かして、しっかりと準備して繋げていきたい。

今回は冷静な振り返りということで書いてきました。

レース中の主観的な振り返りはこちらです。

装備

基本的には2023年のウルトラマラソンの装備と同じ。

異なる所は、

  • Onのウェザージャケットはスタート時点で気温が高かったので、持たずに走ったこと
  • ウェザージャケットを着ない代わりに、アームカバーをしたこと
  • ソックスをR×LのEVO-Fソックスにしたこと
  • シューズをビブラムファイブフィンガーズ V-Trailにしたこと

この辺り。新しく変更したアイテムについて使ってみた感じ等書いていきたい。

アームカバー:R×L アームカバー

スタート時に寒さ対策で付けていきましたが、10km付近で暑くなりザックへ。

それ以降は使用せず。

寒暖差が激しい日のウルトラでは、脱着がしやすいことから重宝しております。

ソックス:R×L EVO-Fソックス

今回、ファイブフィンガーズとの相性が良い感じがしたので、いつもはTabioのレーシングランを履いているのですが、思い切ってこちらで行ってみた。

このソックス、フィット感は申し分ないのですが、、、

チャレンジ富士五湖本番では、足首付近の素材が厚くて、なんか足首を圧迫する感じと擦れがあって、レース途中から気になってしまいました。

ロングジョグでも同じようなことがあって、足首を圧迫する感じの犯人はビブラムファイブフィンガーズ V-Trailのベロだと思って、切り取ったことで「もう大丈夫」と判断してしまったのですが、まさかの犯人はソックスだった件(もしくは両者か・・・?)。

足首の水色の糸で縫われているリブ(?)の部分が足首を圧迫しているような感じがして、擦れや痛みを感じる時がありました。

この手のものは好みや相性もあるのですが、こういったこともあったので僕個人としては今後はこれまで愛用していたTabioのレーシングランの5本指を使っていこうと思います。

シューズ:ビブラムファイブフィンガーズ V-Trail

今回、シューズ選択が一番悩みました。

結論としては、

「いつかはベアフット系シューズでウルトラ挑戦してみたいと言っているなら、今だろ」

ということで、ビブラムファイブフィンガーズをチョイスしました。

2月に走っている時の接地感覚の悪さや、脚が抜けるような症状が看過出来ないレベルにまでなってしまい、リハビリ期間に突入。

リハビリ期間はベアフット系シューズ(ビブラムorルナサンダルor裸足)縛りでのラン。

それまでシューズに慣れていた足でベアフット系縛りは結構キツかったですが、休みを適宜入れていけば、どうにか走れるようになることはわかりました。

ただ、やっぱり1回のワークアウトのダメージは大きく、セット練が出来なかったり、週間走行距離100kmを超えた週の翌週は50~70kmに落とさないと脚の張りが取れなかったりとありました。

ベアフット界隈は、裸足でハセツネや富士登山競走を完走した方や、フルマラソンで3時間切りなど、ゴロゴロいる。だから、おそらくはビブラムで120kmも出来るのであろうとは思う。事実、この日もワラーチやビブラム、一本歯下駄、台湾サンダルなど、色々な履物でゴールに向かうランナーを見た。

ただ、僕はこの手のシューズでウルトラ完走はちょっと厳しいかなと思ったのも事実。

もう、50km過ぎから、脚パンパンでした(;^_^A

やっぱり相当接地や動作を洗練させないと難しいなと思いました。今後それに拘るというよりも、僕の場合内なる自分との戦いを制して、ゴールに向かう強さを現状は追及したい。

でも今回、抜けるような症状が出て、ベアフット系縛りにしたら走りが改善されたのは本当に良かった。

そのことを踏まえて、今後はベアフット系でジョグする頻度を上げていくのと、マックスクッション系のシューズは避けようと思う。どうもマックスクッション系のシューズが僕には合わないようだ。

マックスクッション系のシューズのシューズのバウンドに合わせる動作(?)をしていると、どんどん自分の動きがわからなくなっていって、そうこうしているうちに接地が迷子になってしまった。

今後シューズの履き分けは、

中~薄底のシューズ(決戦・トレーニング用)と、ベアフット系の2種類で行ってみようと思う。

方向性としては、ベアフット系シューズで走りを磨きつつ、シューズの恩恵をフルに受けていく、シューズの機能をより引き出していくという感じ。

ここに加えるとしても、ジョグシューズでブルックスのゴーストあたりを入れる位のシンプルな感じが良いかなと。

チャレンジ富士五湖が終わった後、2か月ぶりにハイペリオンテンポを履いて走ってみたが、問題なく走れた。このままの感じで走れれば、野辺山はハイペリオンテンポで行こうと思う。

ベアフット系は、土台を作るうえでは今までも必要不可欠でしたし、今回のラン不調を抜け出すのにもすごく大きな役割を果たしてくれました。

今後も、トレーニングの場面でどんどん履いていきたいと思う。

「いつかはベアフット系でウルトラ走ってみたい」と思っていたので、すごくいい経験になりました。

今後はトレーニングの相棒として、よろしくV-Trail。

補給

補給は、ジェル2本と塩熱サプリ3つ(摂り忘れたw)と芋けんぴが残った位で後は完食でした。

今回、やたらと惰性で食べてしまい、その時は何も考えてなかったけどもう少し枯渇してから補給しても良かったかもしれない。

今までは口に何か入れるとしても、1時間に1回とか。

今回は、30分位で何かしら飲み食いしていたので、明らかに食べ過ぎな気がしました(;^_^A

そういったことも含めて、ちょっとウルトラマラソンの勘が鈍ってるなぁと感じました(あと頭使えと)。

僕の場合、小麦アレルギーがあるので、エイドに置いてあるものが果物以外食べれないので、ある程度の量を携行していかないとリスクが高すぎるので、これくらいの量は携行していきますが、食べる頻度や量はもう少し抑えめにしていっていいかも。

消化器系のトラブルは何もなかったですが、食べる頻度と量は改善していきたい。

トレーニング振り返り(2月~当日まで)

今回、距離は踏めているものの、ウルトラを完走するには物足りない内容だったなと思う点が、

  • 30~40kmのロングジョグの回数が少ない
  • ロングジョグの前後を休みにしてしまっていて、セット練が出来ていない
  • 峠走の翌日も休みにしていて、セット練が出来ていない

これは、意図していたことで、理由は下記。

  • 走行中の接地感の悪さと、抜けるような症状を改善する為にシューズをベアフット系縛りにしていたことから、一回一回のワークアウトのダメージが甚大で最悪の場合故障する可能性ありと判断した
  • 2月の時点でラン不調がピークで走ることが嫌になりかけていた為、メンタル的な負荷も考慮して、楽しんで距離を踏んでいくことを最優先した

今回はそんな感じで最悪な状況から立ち上げていくリハビリ期間とウルトラマラソンへの準備を共存させていく必要があった為、どうしても妥協せざるを得ない状況があり、「妥協」と書くとアレだが、実際はこの内容をこなすだけでもいっぱいいっぱいだった。

ただ、完走という結果には届かなかったものの、走行中の接地感の悪さや脚が抜けるような感じはなくなり快適に走れるようになって、楽しんで走れるようになったことが何よりの収穫だった。

2月:368km

2/9(日)の51kmロングジョグで脚が抜けるような症状が看過出来ないレベルと判断。

4月のチャレンジ富士五湖で完走することを考えると、ベアフット系シューズ縛りをしてリハビリしている場合ではないが、もうまともに走れる感じではなかったので、完走出来るかどうかとかは度外視してそうすることとした。

その後は不整地を走ったり、芝生を裸足で走ったり、ペースも距離も一度追うのは止めてじっくりと接地の感覚を戻すことに注力しました。

3月:331km

足柄峠走を月初と月末にやったり、60km走も実施。

どれも、過去のタイムと比較すると低調なものだったが、どうにか長距離をこなせるようにはなってきた。

また、3/9(日)の大山登山マラソンではまさかの60分切りを達成。

これ、もしかするとベアフット系シューズでも、ウルトラマラソン完走出来るのではないか・・・・?と思い始める。

4月:レース前日までで、190km位

50km走で通ったはだの桜みちの桜。すごくきれいでした。

4/6(日)に50km走を実施。

その後は当日まで走る頻度はあまり変えずに、走る距離を落とし、4/16(水)に10kmをパーッと走って、その後はランオフで当日へ。

直前に今までの決戦シューズであるハイペリオンテンポで出走するか悩んだが、結構以前から「いつかはベアフット系シューズでウルトラマラソン出てみたい」と思っていたので、思い切ってこのままビブラムファイブフィンガーズで出走する決意を固める。

完走は出来なかったけど、いつかやってみたかったことをやったという点は良かった。

まとめ

精進湖から見えた富士山。

今回、チャレンジ富士五湖に向けてトレーニングを開始した2月は、走りの感覚があまりにも悪く、その状況に対しての焦りや苛立ちから、あまりランニングに対して前向きな気持ちにもなれず、チャレンジ富士五湖もDNSした方が良いのではないか・・・?という所まで考えておりました。

なんか、当時は走ってて楽しくないというのも結構ショックで。

2月のロングジョグの後に、「もう過去の記録とか全部一回忘れて、手放して、そぎ落として、ゼロから再スタートしてみるか!」と思い、リハビリ期間に突入。

走りの感覚を良くするリハビリ期間とウルトラマラソンへの準備の両立は難しかったですが、この期間に色々と自分のランニング観や、ギア(特にシューズ)との付き合い方など、見直すことが出来て、結果的に晴れ晴れとした気持ちでチャレンジ富士五湖当日を迎えられたのは良かったと思う。

ただ、完走出来なかった、もしくはグダグダになってしまったのは、やっぱり自分に覚悟が足りなかったと思う。

そこは毎度のことだけど、ウルトラに当たっての僕の課題です。

今回、例年とは全然違った、なんかすごく曲がりくねった道を行くような準備期間を過ごしたし、レース当日もなんかいつもとは違う感情も味わえたりと、結果だけを見ると残念なんだけど、それだけではない感じがあるのが、なんとも面白い。

2024年は家庭事情に翻弄されて富士五湖も野辺山もDNS、その後体調を崩したり、不調に陥ったりで「なんでやねん!」と空に向かって叫びたくなるようなこともありましたが、また、ウルトラマラソンを走ることが出来ました。

走ってて思ったことは、やっぱりウルトラは楽しいということ。

今後も長い人生、プライベートで色々あったり、体調で何かしらあったり、他にも想定外のことが起こることだってあると思うけど、このランニングという趣味は飽きるまで、走れなくなるまで続けていきたいと思う(走り始めて一向に飽きる気配がない)。

2024年に味わった色んな感情も、そこからチャレンジ富士五湖当日までのことも、今後のラン人生の、いや自分の人生そのものにも、きっといい思い出であり、肥やしになったと思う。

そんな感じで、今後も走っていきたい。

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