ブログでこれだけ書いているので、「お前がそう思っているのは知ってるよ!」と言われてしまいそうですが、リクガメ、マジでかわいいです。
でも、元々日本にはいない生き物なので飼育するには色々と学ぶ必要があります。
それはリクガメに限らず、どの生き物を飼育する時もそうですが、
「どんな生き物か?」
「どんな環境・設備が必要か?」
「人に懐くのか?」
「餌は?」
「寿命は?」
「どんな種類がいるのか?」
「飼育コストは?」
この辺の疑問をある程度事前に知ったうえで飼育をスタートしたほうが、飼育者的にも、リクガメにとっても良いと思います。
この記事では、リクガメを飼育する前に知っておいたほうが良いことを書いてみようと思います。
リクガメってどんな生き物?
冒頭でも書きましたが、リクガメは日本にはいない生物です。
なので、リクガメの原産地に応じた環境を飼育機材等を用いて再現してあげる必要があります。
寿命は種類によっても異なりますが、おおよそどの種類も寿命は30年と書籍等には記載してあります。
飼育する際には、まず寿命の長さを考慮して長い付き合いになるということを想定すると良いと思います。
様々な種類のリクガメがいます
様々な種類のリクガメがおります。
- 乾燥系
- 多湿系
ざっと分けると二種類ですが、食性や大きさ等、飼育したいと思う種類のリクガメが何を中心に食べるのか、再現する環境はどのようなものなのかを把握すると良いと思います。
もう一つ、リクガメを飼育する上で大切な要素で、「大きさ」があります。
ベビーのリクガメはどれも手のひらサイズとかですが、そこから、
- 甲長15cm~20cm位まで成長する種類
- 甲長60cmとかまで成長する種類
と、大きさも様々です。
大きくなる大型種では相当広いスペースが必要になり、一般的なサイズの飼育ケージ(90cm)での飼育は不可能になります。
飼育する前には、完全に成長しきった後の大きさも把握しておく必要があります。
リクガメの飼い方は?
具体的に、飼育したい種類が定まったら今度は飼育の仕方を調べます。
飼育の仕方は、インターネット、YouTube、書籍等色々ありますが僕はまず書籍を読み込むことをお勧めします。
設備
飼育設備は、このようなものが必要となります。
- ケージ
- 紫外線ライト
- 保温電球
- サーモスタット
- 照明類をケージに取り付けるクリップ
- 床材
- シェルター
- エサ皿
- 水受け
これらを一通り揃えると、10万円位は掛かるものと考えておいたほうが良いと思います。
餌
餌代は何匹飼育するか、どの種類のリクガメを飼育するか、で変動の幅が大きいです。
我が家はギリシャリクガメとロシアリクガメの二匹なので、そこまで費用は掛かっておりません。
野草が採れる時期は、それこそ添加するカルシウム剤や桑サプリメントと時々与える人工飼料代くらいになるのでひと月数百円レベルです。
冬場は野菜を与えることが多くなるのでもう少し上がります。
ランニングコスト
餌代の他にランニングコストして掛かってくるものの代表格は「電気代」です。
我が家は2ケージで、飼い主の使用分も含んでしまいますがだいたい6000~10000円/月位です。
他にも、定期的に破損や使用期限等の理由で定期的に交換しているものとして、
- 保温電球
- 紫外線ライト
- 床材
などがあります。
病気になった時
万が一、病気になった場合、すぐに動けるように受診できる動物病院と移動手段を事前に把握・検討しておくことをおすすめします。
治療費は治療内容によりますが、我が家のギリシャリクガメのリッキーが肺炎で入院した時は10万円近くの治療費だったと記憶しております。
治療費用は積み立てて準備するか、ペット保険を検討する等しておくと良いと思います。
日々のお世話
僕のリクガメのお世話の一日の流れはこんな感じです。
- 6:15:温浴・ケージ内温度・湿度チェック・必要ならケージ内散水
- 6:35:温浴から上げてケージへ戻す・リクガメ健康チェック
- 6:40:餌やり・水受けをケージへ入れる
- 7:30~18:00:飼い主は仕事へ。リクガメ達はケージ内で過ごす
- 18:00:餌皿・水受けの回収。床材に落ちている食べ残しや糞の回収。温度・湿度チェック。
- 19:00:紫外線ライト消灯時間。ケージにカバーをかける(ケージ内を暗くする為)。
こんな感じの一日の流れです。
休日は家にいて、夏場等リビングの温度が28℃位ある時は部屋を散歩に出しますが温度が低くなってきたら一日ケージ内で過ごしてもらっております。
他で2週間に1回位の頻度でやっているのが床材の手入れです。
床材をかき混ぜて、散水して、糞や食べ残し等のゴミを拾って、かき混ぜる。
というシンプルな内容ですが、リクガメ達の様子を見ていると少し喜んでいるような感じもします。
リクガメをお迎えしたら
リクガメをお迎えしたら、それまでに調べたことに沿って飼育環境を整えて、最初の頃は必要な観察とお世話のみにしてそっとしておくことをおすすめします。
我が家には2008年から飼育を始めたギリシャリクガメのリッキーと2020年から飼育を始めたロシアリクガメのずんだがいますが、ずんだをお迎えした際に環境に慣れるまでのビビり倒しっぷりに本当に驚きました。
メシを食べている時に近づくと食べるの止めてしまうし、とにかく警戒の度合いが凄かったです。
2年位経つとだいぶ慣れてきますが、それでもギリシャリクガメのリッキーと比べるとそこまで慣れていないような気がします。
個体差や種類によって性格は異なるかもしれませんが、年数が経つにつれて慣れてきてはくれるのかなと言う感覚はあります。我が家のリクガメ達はケージ内に掃除等で手を入れると寄って来たりするようになっています。
飼育を始めた最初の頃はついかわいくて構いすぎてしまいますが、構いすぎに注意です。
事前によく調べて楽しいリクガメとの生活を・・・
リクガメを飼いたいと思った時に、僕が疑問に感じた所や飼育している中で「これは事前に知っておいたほうが良いな」と思ったことを書いてみました。
飼育を始めてからも、日々情報はアップデートされていきますし、試行錯誤は続いていきます。
僕はリクガメを飼育している中で試行錯誤し、時にはすごい落ち込んだり、喜んだり、癒されたり、色々な感情を味わってきました。
リクガメ飼育は、ケージでの環境の再現から餌やりまで、様々な道具や考え方があります。
それらを咀嚼して、自分の作る環境に生かしたり、給餌に反映したりしていくことの繰り返しになります。
飼育に便利な製品も出てきていたり、給餌の考え方も色々な考えが書籍やネット上で出ており、それらを日々読んで勉強することもとても楽しいです。
そんな感じで、学びや試行錯誤も含めて、リクガメとの生活を楽しんでいくきっかけにこの記事がなりましたらうれしいです。
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