2020年9月にロシアリクガメのずんだをお迎えしました。
お迎え当時の甲長は5.5cm、体重は58gでした。
リクガメ飼育自体は2008年からしておりますが、ずんだをお迎えする2020年までの間でギリシャリクガメのタッキーとケヅメリクガメの大五郎を亡くしており、そこから再度リクガメの事を学び直して環境も、自分の考え方も見直して5~6年が経った2020年にずんだのお迎えを決心します。
ずんだをお迎えした時点で、一緒にお世話をすることになる奥さんと決めたことが4つあります。
- 2008年からリキ男を飼育してきた経験則に頼りすぎない
- リキ男と同じノリで接しない
- ベビーであることを肝に銘じる
- 飼育したことのない種のロシアリクガメであることを肝に銘じる
まとめると、「ゼロベースでずんだと向き合う」という感じで飼育していこうという方向性で行きました。
こんな感じで我が家にやってきたロシアリクガメのずんだ。
ベビーのリクガメを迎えるに当たって、特に気をつけたことをまとめていきたいと思います。
ベビーという点で特に気を付けたこと
我が家に来たずんだは生後8か月のベビーでした。
リクガメの飼育方法については、ある程度知ってはいるものの特に「ベビーだから」という理由で配慮したことが、下記の4つでした。
- 構い過ぎない、部屋散歩はしない
- 湿度高めに、脱水に気を付ける
- 多少の餌の選り好みは許容する
- 温度設定は柔軟に
構い過ぎない
ベビーや、お迎えしたばかりの個体はすごく警戒心が強いというのを、ずんだをお迎えして実感しました。
- 必要以上に触らない、ケージを覗き込まない
- 必要以上にケージから出さない(部屋散歩もしない)
お迎えした1年目は特にこの2点を気をつけました。
ケージから出す部屋散歩は、
・環境と人に慣れていないベビーにはストレスになる可能性がある
・わずかな低温であっという間に体調を崩す可能性がある
この2つの可能性を考慮してしませんでした。
温浴は行いましたが、うちにきて1年間は温浴以外でケージの外に出すことはありませんでした。
ケージの中を覗き込んだりするのも、必要最小限にしておりました。
最初はメシを食べている時に人影が見えると食べるのを止めてしまう位、すごくビビりだったのに、日が経って行くにつれて寄ってくるようになり(2年目からは部屋散歩も夏のみ行いました)、気が付いたらオラつくようになりましたが(;^_^A
湿度高めに、脱水に気をつける
ずんだが我が家に来てすぐにした糞は、それはそれは硬そうな糞でした。
なんとなくそれで、「こいつ脱水気味かもしれん・・・」と思い、翌日から温浴をした所水を飲む飲む。
ケージ内にも水受けは置いてありますが、飲む様子をよく見かけました。
そんな感じで、初日・2日目と過ごし3日目位に、温浴中に大量の尿酸をしたら一気に調子が良くなっていきました。
- 我が家にきた時点で脱水気味であったこと
- 体の小さいベビーは脱水しやすい可能性がある
この2点を考慮して、ケージ内の湿度は60%前後に保つようにしておりました。
多少の餌の選り好みは許容する
ずんだはお店でリクガメフードをメインに食べていたようで、お迎え当初は人工飼料がないとメシを食わないという問題児でした。
本当は速攻でスパルタ方式で偏食を矯正したい所ですが、
- 我が家に来たばかりで立ち上げしている状況(脱水気味だったので少しでも食べ物からも水分を摂ってほしい)
- ベビーであること
この2点を考慮して「とりあえず、食べるものを食べてもらって立ち上げる」ことを優先しました。
それでも人工飼料オンリーでの給餌はせずに、野菜・野草と人工飼料を半々づつ位を与えました。
ずんだの食べる様子を見ながら、徐々に人工飼料を減らし、野菜・野草の比率を上げていき、現在は週に1~2回しか人工飼料は与えておりません。
温度設定は柔軟に
温度設定は一番悩みました。
「ベビーは昼夜問わず30℃位にしたほうが良い」
という記述を調べている中で見たので、かなり悩みました。
とりあえず、我が家の先住のギリシャリクガメのリッキーと同じ温度設定(昼間:28~30℃、夜間:25℃)でやってみて様子を見てみようという感じで飼育をスタートしました。
これは個体差や種類によって一概に言えないので、目の前にいるリクガメを見て判断していくしかないと思うのですが、ずんだに関してはその温度設定で問題なさそうな感じでした。
むしろホットスポットを避けるような様子の時もあったので、暑い方が苦手なのかなという印象も受けました。
餌食いなどの活性を見たり、リクガメの体調等を見て柔軟に判断していくのが良いかと思います。
まとめ
特に「ベビーだから」ということで注意していたのは、
- 構い過ぎない、部屋散歩はしない
- 湿度高めに、脱水に気を付ける
- 多少の餌の選り好みは許容する
- 温度設定は柔軟に
上記の4点で、他の部分については先住のギリシャリクガメのリッキーを飼育してきている方法そのままでここまで飼育してきております。
ギリシャリクガメとロシアリクガメは同じ「地中海系リクガメ」にカテゴライズされているリクガメですが、ロシアリクガメは割と暑さに弱かったり、食欲のムラがあったりと癖が強いリクガメのような印象があります。
後、オスだからかもしれませんが気が強いです(;^_^A
仕草もコミカルで、面白いリクガメです。
まだまだ我が家に来て2年が過ぎたばかりの子供のリクガメのずんさん。
これからも元気に育っていくように、飼い主も環境作りを楽しみつつがんばっていこうと思います。
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