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リクガメケージの冬支度と冬場の部屋散歩について

リクガメ飼育環境・グッズ等
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先日リクガメ達のケージの冬支度をしました。

冬支度・・・・と言っても、

ケージのカバーと保温電球のW数を上げるだけですが、これだけでかなり効果があって一気にケージの夜間の保温力が上がります。

冬支度をする頃には、彼らの部屋散歩も中止となり、ケージ内で春まで過ごしてもらうようになります。

そんな我が家の冬支度と冬の部屋散歩について書いていきたいと思います。

我が家の飼育種は、ギリシャリクガメとロシアリクガメです。

飼育種や幼体かどうか等で温度設定が変わってきますので、その点をご留意頂ければと思います。

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冬に向けてやること

冬支度は、2つのことをやります。

  • 保温電球のW数をアップ
  • 夜間のケージカバーを変更

この2つで、毎年冬を乗り切っております。

保温電球のパワーアップ

40Wから、75Wの保温電球に変更しました。

【我が家のケージサイズや温度設定等】

  • ケージ:90cm×45cmの水槽(ケージ上部に蓋あり ※詳細は後述します)
  • サーモスタット温度設定:25~30℃
  • 紫外線ライト点灯時間:7:00~19:00
  • バスキングライト(50W):7:00~19:00の間、手動で点灯

この設定で、おおよそ日中は30℃、夜間は25℃にキープしております。

この設定で運用していましたが、40Wの保温電球では夜間の冷えに対応しきれなくなってきておりましたので75Wに変更しました。

もっと夜間の冷え込みが厳しい時期に入ったら、保温電球を100Wに変更しております。

夜間のケージカバーをより保温性の高いものに変更

冬場は夜間のケージカバーを増強します。

ホームセンター等で売っている保温シートを加工したカバーを被せるのですが、これが効果絶大です。

ケージに上蓋をした状態。昼間は、温度の高さに応じて完全に上蓋を外したり、ずらしたり等、温度に応じて調整しております。
夜間。上蓋の上から保温シートで作ったケージカバーを被せます。これでかなり保温出来るようになります。
同じく夜間。さらに、タオルケットでカバーをかけます。

この対策をして、ケージを置いてある部屋は暖房をつけておりませんが、

  • 昼間:30℃前後(バスキングライト点灯)
  • 夜間:25℃前後(保温電球のみ)

昼夜共に狙った温度で再現出来ております。

僕は比較的冬でも暖かい地域に住んでおります。

寒い地域の場合は、部屋を暖房するとか、保温電球のW数を上げるor個数を増やす、ケージを断熱材で覆う等の対策が別途必要になってくると思います。

冬、ケージ内の湿度は下がりがち。

冬場は、ただでさえ空気が乾燥するのに加えて、保温電球やバスキングライトを稼働させることから保湿対策をしないと湿度は20%を切ってしまうようなこともザラにあります。

我が家では、ケージ内の床材に注水というスタイルで湿度保持対策を行っております。

この対策で、昼間は湿度50~60%をキープ。

ケージに蓋をして、保温球以外のライトを消灯する夜間は湿度60~70%位をキープしております。

夜間は湿度がやや高めですが、野生で土に潜ったり、巣穴のようなものの中に入ることを想定すると、それくらいの湿度はありえるかなと考えております。

冬は部屋散歩もなし。ケージで過ごしてもらっています

冬は、仮に暖房をしているとしても床付近は冷たいことが多く、部屋散歩はリスクしかないかなと思っているので、なしにしております(リクガメは肺が大きいことから、冷たい空気を吸うと一気に体が冷えると獣医さんから教えて頂いたことがあります)。

部屋散歩で飼い主を登って遊ぶギリシャリクガメのリッキー。冬はケージ内で過ごしてもらいます。
ロシアリクガメのずんだ。最近人を見ると寄ってくるようになりました。

二人とも、猛烈に「ケージから出してくれアピール」をしてきて、ちょっと気の毒なのですが我慢してもらって、暖かくなったら思い切り部屋の中で散歩してもらうようにしております。

まとめ

冬は、温度・湿度両面において、日本に元々いない生き物であるリクガメにとっては厳しい季節となります。

ギリシャリクガメのリッキーを飼い始めた2008~2009年頃、冬場に肺炎にしてしまったこともあり、それ以来最も気を付けている季節です。

今年も元気に冬を乗り切ってもらえるように、温度と湿度をしっかり整えていきたいと思います。

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