2008年からリクガメの飼育を始めて、様々なリクガメ関連の本を購入し読んできました。
その中で今でも手元に残していて、特にお気に入りの3冊について書いた記事をまとめてみました。
この3冊はリクガメ飼育をしていて、何か疑問に思ったりした時や、定期的に読み返して飼育環境の点検をする時にとても助けになっている本です。
そんな3冊のリクガメ関連の本について書いていきたいと思います。
3大おすすめ書籍
この3冊は、
- 「リクガメの飼い方」=飼育環境等リクガメ飼育全般を網羅的に書いた本
- 「爬虫類 カメ・ヘビ・トカゲ・ワニ 長く健康に生きる餌やりガイド 」=餌について特化している本
- 「カメの家庭医学」=病気について特化している本
飼育全般の網羅性、餌、病気、とそれぞれ特徴がはっきりしている本です。
リクガメの飼い方
「リクガメの飼い方」はその名の通りリクガメ飼育全般の事を網羅的に書いた本で、
- リクガメ飼育をする前にリサーチしたい
- リクガメ飼育を始めたい
- リクガメ飼育の情報を知りたい
このような方やリクガメ飼育をする時の最初の1冊として、おすすめの本です。
僕が特にこの本で気に入っている所は、
- リクガメ飼育者のお宅訪問
- コラム
お宅訪問のコーナーでは、給餌内容や飼育者さんの飼育方法等書かれておりとても参考になりました。
コラムは「ホットスポットは必要なのか?」「閉鎖型ケージ」「床材の交換頻度」など、一般的に言われていることと異なるようなことが書かれており、面白いです。
我が家のケージはこの書籍で言及されている「閉鎖型ケージ」の考え方を参考にしております。
リクガメ飼育全般の事を網羅的に書いた本の中で、屈指の情報量だと思っております。
カメの家庭医学
「カメの家庭医学」はその名の通り、カメの病気について書かれた本です。
リクガメの他に、水棲ガメ等の病気についても書かれております。
この本は、病気になったリクガメの画像込みで症状や、対策等が書かれていて、
- 病名は知っているけど、実際病気になったリクガメがどんな感じになるのかわからない
- 病気は知っているけど、実際どのあたりを注意したらいいの?
実際に病気になったリクガメの画像等もあり、「この病気になると、こういう状態になるのか」といういことがよくわかります。
そういった病気のことや、その病気にしない為の対策を読むことで、
病気から逆算して、飼育環境を整備していくことが出来るのがこの本の良い所だと思っております。
爬虫類 カメ・ヘビ・トカゲ・ワニ 長く健康に生きる餌やりガイド
この本は最近購入した本で、2008年からリクガメを飼育し始めて餌のことをよく考えておりました。
というのも、餌に関しての考え方が色々ありすぎて正直困っていたからです。
しかも、間違った給餌をした結果がリクガメの体調に「答え」として出てくるのは数年後と思われるので答え合わせも非常にしづらい。
我が家にいるギリシャリクガメとロシアリクガメだと「野草や野菜を中心に与える」が僕は現状最適解だと思っておりますが、
「昆虫も少量ながら摂取している可能性あり(動画等でギリシャリクガメがミミズを食べている動画を見たことがある)」
「人工飼料は全く与えるべきではない」
「人工飼料を与えないと、栄養不足になる」
「キャベツ・レタスはNG」
などなど、様々な情報が飛び交っています。
これらの情報。どれもある面は正解で、ある面は不正解なのではないかと思っております。
どんな餌もそれだけを与え続けるから問題が生じるのであって、数多く与える種類の中の1つであれば大きな問題は生じないのではないかと思っております。
数多くの種類の餌を食べてもらうことで、栄養面も様々なものが摂取出来て良いのではないかと考えております。
ちなみに僕は、ミミズや昆虫は与えておりませんが、人工飼料は週に1回与えていますし、キャベツもレタスも与えております。
本のレビューではなく、僕の餌についての考えをつらつらと書いてしまいました。
話を戻します。
そんな餌やりについて、過去によいとされていた給餌方法から現在に至るまでの餌やりの考え方が一歩踏み込んだ内容で書かれており、とても読み応えのある本でした。
一点デメリットを上げるとしたら、他の種類(ヘビ・トカゲ・ワニ)の給餌についても書いてあることからリクガメに割いたページ数は全体の数割であるという点です。
ヘビとトカゲとワニの給餌の所も読み物として僕は楽しく読みましたが、その点は入手する際に頭に置いておいた方が良いかと思います。
まとめ
我が家には、他にも何冊かリクガメ関係の書籍がありますが、もう中古でしか販売されていないようでしたのでそれらの紹介は見合わせて、今回は「ベスト3」に絞って紹介致しました。
他にも手放した本を含めると10冊以上は読んできました。
「なんで同じリクガメ飼育なのに、何冊も読むの?」
「同じことが書いてあるんじゃないの?」
そんな疑問も出て来そうですが、
- 結果的に同じことが書いてあったとしても、切り口が違うことからインプットしやすい
- 目的が同じでも手段が違うことが書いてある
- 書籍内のコラム等で著者の個性が出ているような面白いコーナーがある
などのメリットを感じております。
本は、他の人の考え方(しかも本を出版出来る位、ウン十年経験を積んだ方の!)を一気に学ぶことが出来るので、インターネットで情報を手に入れやすくなった今でも一番好きな情報獲得手段です。
そんなリクガメ飼育書籍の、僕のお気に入りベスト3の紹介でした。
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