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リクガメ大型種を飼育する際に検討した方が良い事

リクガメ
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リクガメ飼育を始める際、自分が飼いたいと思っている種類の成長しきった大きさを把握して飼育を開始する方がほとんどだと思います。

それでも大きくなって、飼いきれなくなって手放す方も多くおられるという話はお店の方などからよく聞きます。

リクガメ大型種。

間違いなくかわいい。

飼育できるリクガメの大型種、アルダブラゾウガメ、ケヅメリクガメ、ヒョウモンガメ。

かわいい。かわいすぎる。

「大きいリクガメ」ってだけでテンション上がります。

テンション上がって飼育を始めたくなりますが・・・・

「ちょっとストップ!!」

「大型種を飼育する、覚悟と胆力ありますか?」

その足を、その思いを、1回止めて飼育を始める前に確認しておいた方が良いことを書いてみました。

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大型種ってどれくらい大きくなる?

「大きくなる」

と言われている大型種。

具体的に、どれくらい大きくなるのかというと・・・・

アルダブラゾウガメ、ケヅメリクガメ、ヒョウモンガメでそれぞれ書いていきたいと思います。

最大甲長と体重を書きましたが、どの種類もベビーの時は手のひらサイズです。

そこから、その最大の大きさまでぐんぐん成長していきます。

アルダブラゾウガメ

iZooにいたゾウガメ。大迫力。
  • 甲長:最大1m
  • 体重:100kgになる個体もいるそうです

動物園で見ていても、その大きさ、歩く姿は圧倒的存在感でとても魅力的なリクガメです。

ケヅメリクガメ

iZooにいたケヅメリクガメ。
  • 甲長:60cm~90cm
  • 体重:40~90kg

僕が一番好きなリクガメです。

以前に飼育していたことがあるのですが、亡くなってしまいました(その時のエピソードは後述します)。

それ以来、大型種は飼育していないのですが、

とっても性格も明るいリクガメで、

食べる姿がすごい迫力がある中に愛嬌があって、

大好きなリクガメです。

ヒョウモンガメ

iZooにいたお昼寝しているヒョウモンガメ。
  • 甲長:最大70cm
  • 体重:平均35kg、最大で60kgの個体もいるそうです。

ヒョウモンガメは穏やかな子が多いイメージで、とてもかわいらしいリクガメです。

甲羅の柄も特徴的です。

ヒョウモンガメも飼育してみたいなぁと何度も思った種です。

大きくなった個体に合う環境を用意出来るのかどうか

この大型種のリクガメ達。

手のひらサイズのベビーのうちは90cmのケージとかで、我が家で飼育しているギリシャリクガメやロシアリクガメと同じような設備で飼育が出来ます。

ただ、問題なのはその設備では数年しか飼育できないという点なのです。

大型種の飼育する際にここは、マジで考えたほうが良いポイントだと思います。

iZooのふれあいコーナーにいる若いゾウガメやケヅメの子達。まだまだ大きくなります。ちなみに僕の足のサイズは29.0cmです。

飼育スペースは最終的には一部屋?もしくは庭?

大型種を飼育するには、最終的には一部屋、もしくは庭がいるのではないかと思いました。

僕も以前にケヅメリクガメを飼育していた際には庭付きの一戸建てを何軒かピックアップして価格等チェックしておりました。

リクガメの運動量は多いので、大きいリクガメにはそれなりのスペースが必要になってくると思います。

DIYのスキル、いると思います

室内・屋内どちらで飼うとしても、壁をガードしたり、屋外に小屋を作ったりするのにも、DIYのスキルが必要になってくると思います。

Youtubeで大型種を飼育している方を見ているとほとんどの方が自作で対応しているように感じます。

大きくなった個体はとても力持ち

とにかく、すごい力持ちです。

ケヅメリクガメだと、壁に穴を開けたとか、椅子を引きづって動いているとか、色々驚愕のエピソードがネットで色々落ちていました(;^_^A

そんな豪快な所も魅力なのですが、知らないで飼育始めるとえらいことになるので調べておいたほうが良いと思います。

餌は用意出来るのかどうか

食事量もものすごいです。

牧草センターから取り寄せるとか、河川敷とかに行って野草採りまくるとか、スーパーで大量に買ってくる等々、方法はあります。

餌を買うにしても、採るにしても相当な金銭面、もしくは体力的なコストが掛かるということは認識しておいたほうが良いと思います。

排泄物の対応

そして、排泄物。

すごい量と大きさです。

オムツを履かせる等してある程度の大きさまでは対応出来そうですが、それ以上の大きさに成長した場合は履かせるオムツのサイズもなくなるので掃除のしやすさなど、検討しておいたほうが良いと思います。

リクガメはトイレのしつけは出来ません

リクガメにトイレを覚えてもらうことは出来ないです。

なので、リクガメ達がしたい時にしてしまうので室内飼育の場合、飼い主不在の時だと出したものを引きづってそこらへんに塗ったくって歩き回り、恐怖のアートが爆誕します。。

これを笑って片付けられる胆力が飼い主さんには求められると思います。

屋外で土の上で飼育しているとまた少し事情が変わってくるように思います。

排泄物の量は大型犬並みか、それ以上

大型種のする便や尿の量は、大型犬の排泄物と匹敵するかそれ以上だと思います。

犬の場合はトイレのしつけが出来るので、リクガメの場合は排泄物についてはより対応法等検討した方がよいと思います。

におい

よく「草食動物の便は臭くない」とか言われますが、そんなことはないです。

我が家に甲長15cm位のギリシャリクガメがおりますが、ケージ内で便していると部屋中に匂いが充満している時があります(笑)

牧場のアレの匂いです。ノスタルジーを感じながら、片づけをしております。

甲長15cmのギリシャリクガメですらそんな感じなんで、大型種となったら・・・・すごいんだろうなと思っております。

紫外線・保温設備

ケージで飼育できないサイズまで成長すると、一般的な爬虫類飼育用紫外線ライトや保温電球では対応できなくなるので、別途リサーチが必要になります。

飼育している方のブログやYoutubeで色々確認出来ます。

病気になった際の対応

病気になった場合は、動物病院に連れて行くことになります。

普段観察する所や体調不良になった場合の症状などは、他のリクガメと変わりません。

他の小型のリクガメと違う点は「病院へ連れて行く方法」です。

これが通院の難易度を一気に上げてきます。

大型種の場合、病院へ連れて行く手段が一番の問題となる場合があります

成長しきった大型種だと、キャリーバックにも入る訳もないのでトロ船等に入れて台車に乗せて連れて行くことになります(他にも方法があるかもしれませんが、僕が動物病院で見た方はそうしておりました)。

動物病院が階段上がっていくような所だと、一人では対応が厳しくなります。

そういった意味で、通院することもかなり難易度が高い種です。

検討する場合、実際に見た方が良いと思います

実際に大型種の飼育を検討する場合、情報収集方法としては

  • 動物園
  • ショップ
  • Youtube、ブログ、SNS
  • 実際に飼育している人に聞く

方法は、色々ありますが僕は「動物園で実際に見る」をおすすめします。

実際に、成長した大型種の大きさや食べる量、排泄物の量など、動物園で観察していれば見れるので一番良いのではないかと思います。

動物園で大型種のリクガメが見れておすすめなのは、静岡県の「体感型動物園iZoo」です。

爬虫類に特化した動物園で、アルダブラゾウガメ、ケヅメリクガメ、ヒョウモンガメ、この大型種3種全て見ることが出来ます。

他のリクガメや爬虫類もいて、楽しい動物園です。

まとめ~「大型種の魅力」と「覚悟と胆力」

色々「検討をしたほうが良い」とネガティブな面・大変な面をたくさん書いてきましたが大型種のリクガメはめちゃくちゃかわいいです。

なんていうか、うちにいるギリシャリクガメのリッキーも、ロシアリクガメのずんだもかわいいのですが、大型種の魅力は全く違うように感じます。

大型種のリクガメと暮らしている人のブログやSNSも見ていると楽しそうに暮らしている人も多くおられます。

僕もケヅメリクガメ(大五郎という名前でした)を甲長30cm位までの大きさまで育て、ある日突然亡くなってしまい、立ち直るのにはかなりの時間を要しました。

食欲旺盛で足元に寄ってくる人懐っこい子でした。

異変があったはずなのに気づけない自分の至らなさ、無力さに、かなり情けない気持ちになりました。

大五郎亡き後に、再度リクガメの飼育等を勉強し直して、大型種を飼育する前にもっと色々知って、検討して、お迎えをするべきだったと猛省しました。

色々調べていく中で、

「大型種に必要な飼育環境を用意してあげられるのか?」

ということが仮に大五郎が生きていて育てていく前提で考えた時に大きな疑問符として浮かび上がりました。

特にスペースの面でそう思いました。

他の餌や飼育機材代等はいくら費用がかかると言っても、住宅とか土地を買うと思えば安いもの。

ただ、スペースは違います。土地とか家なので。

部屋をリフォームするとしてもかなりの費用が要ります。

日々のお世話も小型種のお世話とは全く違うものだと思います。

そういう日々のお世話や環境を用意してあげられる、「覚悟と胆力」が求められる種なのだと思います。

大型種のリクガメととても楽しそうに暮らしている人もいる一方で、

お店で話を聞くと「出戻り率ナンバー1」とか聞くこともあります。

それくらい、大型種のリクガメの魅力は大きくて、飼育する方にも大きな「覚悟と胆力」が必要なのだと思います。

この記事が大型種のリクガメの飼育を検討している方の少しでも検討材料になりましたら嬉しいです。

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