ここ最近、だいぶ寒くなってきましたので、ルナサンダルをしまってビブラムファイブフィンガーズを引っ張り出してきました。
それにしても、ルナサンダルもビブラムファイブフィンガーズもペラッペラで地面がとっても近くに感じます。
本当、2016年とかその辺で湘南国際マラソンや丹沢湖ハーフマラソンでルナサンダルで走ってたとか信じられん・・・。
あの時期は、年間通してほぼサンダルかランニング足袋で走っていたからな・・・。
そんな若かりし日々を思い出しつつ、ここ数年でシューズの履き分けをするようになりましたが、それでも週1位の頻度で継続しているサンダル等を履いたラン。
勝手に「ベアフット系ラン」と名付けていますが、結構これをするか、しないかは僕にとって重要な気がしていて。
そんなベアフット系ランについて、つらつらと思っている事を書いていきたいと思います。
ルナサンダルからビブラムへ
ベアフット系ランで使用しているのは、
- 暖かい時期:ルナサンダル
- 寒い時期:ビブラムファイブフィンガーズ
履き分けの理由は、もちろん気温です。
数年前に12月の湘南国際マラソンをルナサンダルで走った時の感じだと、寒くても走り出してしまえばサンダルでも問題ないのは知っているのですが、止まった時や走り出しの時はマジで寒いので寒くなってきたらビブラム履いております。
週1~2位の頻度で
この手の履き物で、週に1~2回走っております。
なんでこんな疲れるペラッペラのソールのものを履いて走るかというと、
- シューズにはない解放感が楽しい
- 自分で体を動かしていく感覚を培う(これも楽しい)
- 脚の筋肉を隅から隅まで使っているような感覚がある
シューズを履いて走っている時とは全く違う感覚があって、その感覚を持っていることでシューズに頼りきりにならない走りであったり、シューズの性能を良い意味で引き出せるような走りにならないかということを狙っております。
ベアフット系ランのメリット
ベアフット系ランのメリットは、
- 裸足ランより敷居が低い(アスファルト裸足ランは何度もしていますが、すごく難しい。小石とか踏み抜くと脳内に電流が走ったような痛みがありますw)
- シューズの性能(反発性、前方への誘導、クッション性)に頼りきりにならない走りが身につく
- 脚の隅々への筋肉に刺激が入る
- シューズを履くことで、まかり通っていた無理な走りが出来なくなる(=ある程度走れるフォームになる気がする)
このあたりが大きなメリットとして感じております。
実際、走り始めの頃に故障ばかりしていて、書籍「BORN TO RUN」を読んだことがきっかけで始めたベアフット系ランですが、ベアフット系のシューズでほぼ毎日走り、数年後にはほとんど故障せずに以前よりも速く、かつ長い距離を走れるようになりました。
当時はベアフット系のルナサンダルでフルマラソンで4時間切ったり、12時間走で85km位走れておりました(今では信じられない・・・w)。
ベアフット系ランのデメリット
ベアフット系ランのデメリットは、
- シューズと同じ感覚のスピード、距離でいきなり使うと脚への負担が大きすぎる
ここがデメリットだと思う。
これで、「あー無理無理!こんなので走れない!!」と思う方は多いのではないかと思います。
なので、裸足で走ったり、ベアフット系ランを始める時は、今までのスピードや距離感を忘れる位のイメージで始めたほうが良いと思う。
実際始めた頃はキロ8だったし、今でもシューズを履いて走る時よりはゆっくりペースで履くようにしております。
そして、ベアフット系ランに適応するのも同じくゆっくり、長い時間を掛けて取り組むというスタンスでやったほうが良いと思います。
いきなり、「おお!変わった!すごいいい!!」という感覚はないですが、長い時間かけて取り組むと得られるものがあると思います。
僕が頻度を変えて、ベアフット系ランを継続している理由
一時はほとんどのランをベアフット系でやっておりましたが、頻度を変えた理由は、
「足首の疲労感」です。
ベアフット系ラン中心で月間250~300km走っていた時期は、朝起きると足首周りの疲労感がすごく、この疲労感も「裸足で走ったり、より動きを洗練させていけばなくなるかもしれない」と思う部分もありましたが、ある時にシューフィッターの藤原商会の藤原さんの動画を見ていた際に「シューズを履き分けることで体への負担を変えることが出来る」というような話を聞いて半信半疑でシューズを普段のランのローテーションに加えました。
当時の僕は少し「シューズのせいで故障していた」というような思想もややあったので、抵抗がありましたがその話を聞いていてすごく説得力を感じたのでやってみた所、あらびっくり。
足首周りの疲労感がどんどんなくなっていきました。
この一件で得たことは、
- 悪いのはシューズではない
- 問題は同じ履き物を履き続けて、同じ個所に負担がかかり続けること
ベアフット系ランで走れるようになったバックボーンが僕にはあるので、足首周りの疲労感も、さらに裸足で走ったりして走りを磨いていけばいいのかなというシナリオも頭にあるのですが、ベアフット系ランに取り組んで、どんなにクッション性のあるシューズを履いても10km走ると次の日歩行困難で、ハーフ走ると1か月腸脛靭帯痛めて走れず、フルは脚が痛すぎてDNFだった僕が、ニコニコ大会を走れるようになっただけでも相当走りは磨かれたのではと思い、ここからはシューズを履き分けて、シューズの性能も楽しみながら走る方にシフトしていきました。
現在も、履き分けの中にベアフット系ランのシューズがある理由は、前述の通りで、
- シューズの性能(反発性、前方への誘導、クッション性)に頼りきりにならない走りが身につく
- 脚の隅々への筋肉に刺激が入る
- シューズを履くことで、まかり通っていた無理な走りが出来なくなる(=ある程度走れるフォームになる気がする)
この点に大きなメリットを感じており、自分の走りを原点に戻すようなイメージでベアフット系ランをやっております。
まとめ
寒くなってきて、ビブラムファイブフィンガーズで走り出したので自分の思う、ベアフット系ランのメリット・デメリットや狙いについて書いてみました。
「何をしても脚が痛くなる!!」
と、いう方は一度タイム更新等と距離を取って、ベアフット系ランに取り組んでみるのもアリだと思います。
また、最近はソールの分厚いバウンド感の強いシューズが増えているので足元に変化を持たせる意味でもこういった系のシューズで少し走るのも、自分の走りを見直す意味でアリではないかと思います。
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