2011年から走り始めて、1ヵ月以上走れなかったレベルの故障を3回してきました。
その1つが、2020年の左膝内側の痛みです。
なんで、診断名がないのかというと、治療院の先生が診断名みたいなの言ってくれずひたすら「股関節をやれば治る」と言われて治療されていたからです。
結構これは想像よりも長く痛みが続いて困りました(1~2週間位走らなければ治ると思っておりました)。
ただ、この故障のおかげで股関節のストレッチやエクササイズが習慣化出来たので、長い目で見たらプラスだったのではないかと思っております。
この左膝内側の痛みの原因は、股関節でした。
僕、赤ちゃんの頃、股関節開排制限があったそうで、その影響なのかめちゃくちゃ股関節固いんですよね。
その股関節にアプローチしていくことでこの痛みからは解放されました。
そんな左膝内側の痛みの振り返り、していきたいと思います。
ある日100mも走れない位痛みが出る
世の中がコロナ騒ぎに陥り、大会がどんどん中止になっていた2020年。
2019年の湘南国際マラソンでは初の3時間半切りを達成。
2020年の館山若潮マラソンも良い感じで走れ、ウルトラマラソンのトレーニングを積んでいた所でのコロナ騒ぎ。
チャレンジ富士五湖、野辺山ウルトラと立て続けに中止が発表となり、それで気持ちがブチっと切れてしまったのか急に左膝の内側に痛みが出だします。
「1日か2日休めば治るでしょ」
と、気軽に思って休んで走ると100m走った位で痛みが出る。
これは、裸足の出番だ!!
と、裸足で走ってみても痛みが出ます。
僕を過去に脚の痛みから解放してくれた裸足やベアフット系ランでも痛みが出るとなるともう当面は休むしかないか・・・。
走るのを止め、歩くのも止める
「100mも走れないんじゃ、歩くのもなしだな。」
そんな判断をして、走らない日を2週間位送ります。
なるべく仕事や普段の生活で必要最低限で使う以外は脚を使わないようにして暮らしていきます。
2週間、休んだ後に1度軽く走ってみると・・・「痛み」ではないものの「違和感」があります。
これは・・・治療院でも行ってみるか。
学生時代以来、久しぶりの治療院へ行くことを決めました。
治療院へ
家の近所の治療院を探して、仕事帰りに寄ってみました。
色々ヒアリングされて、その後身体中ゴキゴキ、マッサージは悶絶。
「あぁ、ここ張ってますね」
「股関節、固いですねえ」
「ここも張ってますね」
自覚していない部分もそんな指摘を受けつつマッサージされると「いてぇよ~!!」とハート様ばりの声をあげたくなる位の悶絶痛。
初日の帰りは、施術の陽転反応なのか体がグワングワンして大変なことになりました。
原因は股関節!?
何度か通う中で、先生から言われたのが、「この膝痛は股関節が原因だと思います」と言われました。
言われる前から、僕の股関節をゴキゴキしている時に「あぁなるほど」みたいな顔しながらやっていて、痛いのは膝と伝えているのにやたら股関節回り行くな・・・と思っていたのですが、やっぱりそういうことだったようです。
膝が痛いのに股関節?
話を聞いた時は半信半疑でしたが、施術をしてもらううちにどんどん良くなっていきました。
今まで痛くなった場所をケアするということが常識だと思っていた僕にとって、とっても驚きのことでした。
エクササイズやストレッチを教えてもらい、継続する
何度か通い、治療も佳境に入った頃に、股関節回りのエクササイズとストレッチを教えてもらいました。
なんか見たことあるなぁと思ったら、我が家にある二冊の本に記載されているのとよく似たやつでした。
この時、「知っている」のと「実際やっている」のは大きな差があるなぁと教えて頂きながら思いました。やっぱり、やらないとダメですね。
治療して走らない期間に、もう一度これらの本を読み込んでエクササイズとストレッチをしっかり覚えました。
この時にやることにしたエクササイズとストレッチは現在も継続しております。
1ヵ月のノーランで軽快
1ヵ月位、全く走らない日を過ごしました。
好きなランニングが出来ないのは残念ですが、通勤も走らず自転車通勤で、休日も走らないと時間が出来てそれはそれで良いものだなぁと思いました。
この時期は、本を読んだり映画を見たり、飼っているリクガメのお世話したり眺めたり、とのんびりした休日を送っておりました。
1か月位して、違和感もなくなってきた頃に治療を受けていた先生からも、「そろそろ走って大丈夫ですよ」とお話しがありました。
すごく念を押されたのが、
「いきなり故障する前のペース、距離を走らないように!!」
ということです。
そりゃそうだ。
競技は違えど、それは学生時代のソフトテニスですごく経験しています。
故障から復帰→突貫工事で大会に間に合わす→大会で無茶する→再び故障→振り出しに戻る
このループを無限に繰り返していたので、よくわかります。
そんななので、趣味でやっているランニングはとても慎重に復帰していきました。
ラン本格再開までの道のり
ラン本格再開までは、こんな感じのステップでいきました。
- ウォーキング
- ウォーキング+ゆっくりラン
- ゆっくりラン(3~4か月かけて少しづつ走る距離を伸ばしていく)
ポイント練は大会に申し込んでいない限りはあまりしないので、この故障した時期はコロナ禍で大会がなかったのもあって、ひたすらジョグで土台を再構築できました。
こんな感じで故障した時や、故障まではいかないまでも軽い違和感が出ている時は、焦らずに休養してジョグからやり直すようにしております(ジョグ大好きなのであまり苦痛ではありません)。
まとめ
この時にした故障では、2つの発見がありました。
- 股関節回りのケアとエクササイズは大切
- 痛い場所が原因とは限らない
故障はしないのが一番ですが、故障から教訓を得てなるべく繰り返さないようにして、これからも楽しく走れるようにしていきたいと思っております。
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