我が家にいるギリシャリクガメのリッキーが今月でお迎えして14周年となりました。
毎回ブログでも、家でも「リキ男」と呼んでいますが、リキ男はあだ名で本名はリッキーです。
長い付き合いになって、飼育を始めた当初に見聞きした「爬虫類は慣れない」という定説をひっくり返すような行動をしたりもして、いつも笑わしてくれるリキ男さん。
2008年にひょんなことから我が家にやってきた、食べるのと歩くのが大好きなリクガメです。
2008年、ペットショップでの出会い
当時は千葉県に住んでいて、飼育していたハムスターの餌を買いにペットショップに行った所爬虫類コーナーにリクガメが入荷していました。
奥さんと「リクガメだって!珍しい」とか言いながら見ていたら、店員さんから「触ってみますか?」と聞かれ、手のひらに乗せてもらったら盛大にお漏らしをしたリクガメ。
その小さなリクガメがリキ男です。
今では珍しいWC個体でヨルダンからやってきた子でした。
確かお迎え時には100gは超えていたと思います。
ここから、リキ男は無知な飼い主のせいで受難の日々を送ります・・・。
無知な飼い主のせいでの通院・入院を乗り越えて
もうとにかく全てが斬新でした。
保温ライト、紫外線灯、床材、温浴、餌・・・・。
生き物は好きで色々飼っていましたがリクガメは初めてで、様々な飼育書を読んで実践しているつもりでしたが、日々失敗だらけでした。
今思えば、リキ男はすごく強い子でがんばったのだろうと思います。
肺炎で入院
お迎えして間もなくのある日、リキ男が食事を食べず呼吸が苦しそうに口を開けていることがありました。
なんかおかしいということで動物病院へ連れて行くと肺炎との診断。
しかも結構危ないと。入院が必要ですと言われ、即入院。
先生からの飼育環境や普段の過ごし方のヒアリングの結果、丁度秋口のある日に日光浴をさせていたのですがその気温が低すぎて肺炎になったのではないか?との指摘を受けました。
その際に、リクガメは肺が大きく冷たい空気を吸うと一発で体が冷える事があるので秋に外に出すのは十分に注意したほうが良いと説明を受けました。出して良いか、ダメか判断がつかないなら出さないほうが良いとのことでした。
もう一つはお迎えしてからしばらくは、リクガメも環境に慣れるのに大変なので構い過ぎず、そっとしておいたほうが良いという説明も受けました。
そんな説明を受けて、入院して1~2週間した頃リキ男回復の連絡を頂き、無事退院しました。
多頭飼育のストレス
もう今は死んでしまっていないのですが、当時はギリシャリクガメのタッキーとケヅメリクガメの大五郎と3匹で同じケージで飼育しておりました。
結構タッキーが荒い性格で甲羅アタックをバシバシやる子で、ケヅメの大五郎はどんどんデカくなり・・・という環境にいたリキ男がある日メシを食べなくなってしまいます。
今度は肺炎の時のような苦しそうな呼吸はしていないものの、食べないのはおかしいということで病院へ。
検査の結果、異常はないが飼育環境のヒアリングの結果「多頭飼育のストレス」が考えられるという指摘を受けました。
リクガメ同士で大きさや性格等の要因でパワーバランスが悪いと、弱い個体がストレスを受けて弱ってしまうことがあるということでした。
これを受けて、速攻で飼育環境を変えて1匹1ケージで飼育を始めた所リキ男はどんどん元気を取り戻していきました。
振り返れば、失敗だらけのリクガメライフ。
こうやって振り返っていると、リキ男はよくここまで生きていてくれたなと思います。
それと同時に死んでしまったタッキーと大五郎には本当に申し訳ない気持ちになります。
タッキーと大五郎を亡くした後は、色々自分の至らなさに腹が立ってリクガメを飼育する資格がないんじゃないかと思ったこともありました。
色々学び直して、今でも色々勉強し続けて現在に至ります。
振り返ってみると、飼育を始めて最初の4年間は本当に動物病院のお世話になりました。
その度に飼育環境を見直したり、改善したりを繰り返してきました。
これからも勉強も飼育環境の見直しも続いていくことと思いますが、自分なりの飼育の「型」らしきものが、おぼろげながらも掴めてきたような感じがあり、それ以降は動物病院のお世話になることもなく過ごしております。
何よりリキ男の生命力に感謝です。
僕ら夫婦とずっと一緒に過ごしているリクガメ。
僕ら夫婦が結婚したのが2007年で、リキ男が我が家に来たのが2008年なのでもうずいぶん長い事一緒に暮らしております。
色々分かっていそうな気がする
そんなリキ男。
一緒に暮らしていて思うのは、リクガメって結構賢いと思うんですよね。
夏場にリビングで散歩させていると昼寝している僕の横に来て寝ていたり、キッチンのほうに奥さんがいると何かもらえるかもしれないと思うのか走って行ったりします。
夜にエサ皿や床材の掃除をすると律儀にシェルターから出てきて、掃除を終えるとシェルターへ帰っていきます。
これも親バカですが「おかえり」と言ってくれているのではと思っております。
これからもよろしく・・・
振り返ると、思い出いっぱいなリキ男さん。
まだまだ長い付き合いになると思いますので宜しくです・・・。
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