先日、ネットニュースかXか忘れたけど、「酒鬱」という言葉を見かけて、ちょっと調べてみたら下記のような意味とのこと(Geminiさんに聞いてみたのをそのまま引用)。
「酒鬱(さけうつ)」とは、お酒を飲んだ後や翌日に、気分がひどく落ち込んだり、不安感や後悔の念が強くなったりする状態を指す言葉です。
これは医学的に正式な病名や診断名ではありませんが、一般的に使われている表現です。
酒鬱の主な特徴
- 気分の落ち込み・憂鬱感: 飲酒後に急に悲しくなったり、暗い気持ちになったりする。
- 強い不安感: 「何か悪いことをしてしまったのではないか」「どうしようもない」といった、根拠のない不安や焦燥感に襲われる。
- 自己嫌悪・後悔: 飲酒中の自分の言動を思い出して激しく後悔したり、自己嫌悪に陥ったりする(特に飲みすぎて記憶がない場合など)。
- イライラや意欲低下: うつ病に似た症状が現れることもある。
なぜ起こるのか
主な原因としては、アルコールが脳や体に与える影響が関係していると考えられています。
- ドーパミン(快感物質)の反動:
- お酒を飲むと一時的にドーパミンが分泌され、気分が高揚します。
- しかし、アルコールが抜けた後、その反動でドーパミンの分泌が滞り、快感を感じにくくなることで気分が落ち込みやすくなります。
- 体調不良:
- アルコール分解による体への負担や睡眠の質の低下などが、精神的な不調を引き起こす。
- アルコールとうつ:
- アルコールには一時的に気分を紛らわせる作用がありますが、長期的には抑うつ傾向を強めてしまうことが指摘されています。
もし、頻繁にこのような状態になったり、飲酒量が増えて日常生活に支障が出たりするようでしたら、アルコール依存症の兆候やうつ病の可能性も考えられるため、専門の医療機関に相談することをおすすめします。
なんか、読んでて「やっぱりそうか!」と言う感じ。ひとりでめちゃくちゃ「うんうん」と頷いてしまいました。
というのも、下記リンクの記事で「うつをやったことがある方、メンタルが不安定な方はお酒を止めた方がいい」ということを書いた。結構これは入魂の記事。もしメンタル不調と戦っている人がいたら是非ご一読頂けたらと思う。
僕もお酒も、お酒の場も好きな人でしたが、17年前にうつになり、休職のち退職。休職期間と合わせて2年の休養を経て社会復帰、その後もちょこちょこ飲んでいましたが、飲んだ次の日の朝の頭の感じが、なんかうつの時の頭の感じに似ているんです。
当時、上記の感覚的な所以外で、お酒をやめようと思った時のもっと踏み込んだ仮説が下記。
なんというか、テンションが大なり小なり上がるのも、少しリラックスした感じになるのも、脳に効いている感じがするし、脳に効いているとするならば、ろくなもんじゃない。だって、抗うつ剤ってだいたい、神経伝達物質(セロトニン等)を出させるか、神経伝達物質の受取先の受容体を活性化させるかのタイプの薬が多かったと思う。そんな所にアルコールでちょっかいを出して強引にテンションの上げ下げが起こったり、リラックスしたりしているのだとしたら揺り戻し(翌朝のうつの時の頭の感じに似ている状態になること)が起こるのは必定なのでは?
そんな仮説を元にお酒を一切やめた。
それが嫌で、止めると決意してそこから一滴も飲まずに来ていますが(かれこれ10年以上は飲んでいません)、上記引用で言及されていることが本当だとするならば、正解だったということか。
お酒の場も好きだし、楽しい思い出もたくさんある。お酒を飲むことや飲む人を否定する意図もない。
そこの前提をはっきりとさせた上で、これだけは断言できる。
今現在うつ闘病中の人や、うつをかつて患ったことがある人、メンタルが不安定な人は、お酒は辞めた方がいい。
上記のような科学的なエビデンスっぽいようなものもあるようだし、n=1でしかない僕の体験ベースでも「絶対」という強い言葉を使ってもいいくらい辞めた方がよいと思う。
そんな感じで強く確信したので、書き残してみました。
コメント