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「次の時代を先に生きる」を読んで

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何年か前に購入して、最近読み直した書籍「次の時代を先に生きる」。

本は下記のような形で構成されております。

「Re:My Story」

「Re:Growth」

「Re:Thinking」

「Re:Life」

「Re:Work」

「Re:Economic Growth」

「Re:future」

「こうであるもの」とされていたものを「Re:」=見直して、新しい生き方を実践・提案している著者の髙坂勝さんの本。

資本主義経済の歪みの話や、地方へ移住する話、半農半Xという生活設計、こうあるべき、と言われている行動への疑問と代替案など書かれていてとても面白い本でした。

色々な生き方があるということを知れるだけで、とても自由な気持ちになれる本です。

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僕の所感とRe:自分

Re:自分

僕は、「どう生きていくか」をあまり深く考えたことがなく、目の前のモノに一生懸命取り組んでいればどうにかなるという感じで生きてきました。

人並みに高校受験をし、大学受験をし、基本的に部活に明け暮れ、受験の前には猛勉強といった感じ。

そして、大手企業に入社することが出来た。その後はより多くの給料を稼ぐため、とにかく働いた。

何故?

「わからない。大人になるって普通こうなんじゃないの」

当時の僕は、自分の頭で考えていなかったなと思う。

何かというと仕事に限らず他のことも「普通こう」「そういうもんだから」と思っていた気がする。

そうやって過ごす日々は猛烈に忙しかったが、手にしたことのない金額の給料、今まで買えなかったものが買える喜び、まさに、お金と物欲と忙しさに酔っていた。

そんな状態が続くこと数年。

仕事で疑問に思うことが増えて来た。書籍内でも「経済は縮小していっているはずなのに、なぜ売り上げ目標は上方修正され続けて行くのか?」というような記載があったがまさに僕も似たようなことを思った。

自分の美学に反するような行動を仕事で取るようなことも増えて来た。

その度に、「仕方ない。お金の為だ。」と言い聞かせて来た。

「これを我慢して、お金を稼いで、いいもの買って、いいもの食べて、将来は安泰なのだ。」

今では考えられない位、モノを買い、お金を稼ぎ、暴飲暴食もした。

いいモノを買いまくり、いいものを食べていたが、当時は幸せだと思う事が少なく、常に「もっともっと」と思っていた気がする。

もっともっとと膨らむ自分の欲、もっともっと成績をあげることを求める会社。もっともっとと過激化する上司の叱責、去る同僚、もっともっと増える仕事量。

そこに芽生えるわずかな疑問。

「これを続けていった先に、何が残る?これが僕のしたいこと?」

そんな疑問も「将来の為。普通こうなのだ。普通こうやって稼いで生きていくのだ。」と握りつぶした。

そんな感じで我慢に我慢を重ねて仕事をしていると、動悸が止まらない時が出てきた。

ヤバイなこれ、夜も寝付けねえ。

そんなだけど、耐えてさえいれば、どうにかなる。

そんな風に思っていたある日のこと、僕はついにぶっ倒れた。

僕はそこから自分を、自分の生き方を見直すこととなった

「この生き方では、僕は生きていけない。」

直感的にこう思った。

そして「どう生きていくか」をあまり考えてこなかったツケが今来ていると感じました。

「自分の好きなことは何か」

「自分に必要なお金ってどれくらい?」

「将来、将来って言うけれど、どんな将来が良い?」

「普通こうだ」って言われている「普通」って何?

「そんなにモノっている?本当に自分が必要だって思っている?自分ではない何かに思わされていない?」

「自分の心と他人の目、どっちを気にして生きている?」

そして今現在も自分へし続けている問い、「君、今を生きているか?」

こんなことをひとつひとつ考え、見直し、倒れる前と後では随分生き方が変わったように思う。

所感

僕は倒れるということで、強制的に自分を見直す機会が出来て現在に至ります。

でも、本当のことを言えば、そんな強制的に自分を見つめなおす機会なんてなくても自分を見つめなおせたほうが良いと思うし、そうありたいと思う。

「どう生きていくか」っていうことは、つまるところ正解はないと思う。

どう生きていくかっていう問いに「〇か×を付ける、正解かどうかを考える」ということ自体が何かおかしい。

大切なのは、自分が、その生き方を選んで、納得して生きているということなのだと思う。

そういう納得感こそが「胸を張って生きている」ということなのではないだろうか。

色々な生き方や考え方がある、そんなことを知り、自分の生き方を見直すきっかけが出来るこの本は節目節目で目を通していきたいなと思います。

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