何故か実家の父の本棚に経済関係のお固い本に紛れてあった、江本孟紀さんの本。
その事を父に突っ込んだら貸してくれて、一度読み終えてからは本棚に眠っていたのですが最近また読み直したら、なんかすごくビビっときた感じがあった。
著者の江本孟紀さん、僕が初めて存在を知ったのはCS放送でやっている「プロ野球ニュース」。あの番組がすごく好きで、地上波で言ったら炎上しそうなことやスレスレのこともビシバシ言っていてすごく面白い。
その番組に出ている解説者の中でも群を抜いて辛口なのが、江本さん(すごく好き)。
現役時代は映像でしか見たことがないが(そもそも生まれていない)、それでも引退する時の「ベンチがアホやから野球がでけへん」の騒動のことは阪神ファンの友人等から聞いたことがある選手。
そんな江本さんの本を先日読み直していると(書籍の内容は自叙伝のような感じ。)、現代のトレーニング理論に関してもバッサリと切っている所があった。
記憶ベースで曖昧な部分もあるが、、、
- うさぎ跳びで膝を壊した奴なんていなかった
- キャンプでの投げ込み、走り込みをしまくった
- 先発投手の球数制限に懐疑的な意見等々
- 水分補給について
- メンタル強化について
まぁ、令和の時代目線で見てみれば「はいはい。昭和の人の『俺の時代はなぁ』的なやつでしょ」って受け取ってしまいがちだし、現代のトレーニング理論や考えからすれば「不適切にも程がある!」のかもしれない。
でも、僕にはビビッと来た。
なんだか2019年の湘南国際マラソンで3時間30分を切れてから、頭打ち感の強い僕のフルマラソン。
現状を変える為に、今までやっていなかったインターバル走等をやってみたり、スピードで追い込むこともちょこちょことやってみましたが、その後の大会でも頭打ち感は強い。
その後も取り組みは変えずに来ましたが、ついには今年の館山若潮マラソンでは途中で歩きが入る体たらく。
なんか、インターバルとか、計画的に休養をとか、シューズの履き分けとか、ミッドソールの厚いシューズを検討するとか、色々スマートにやろうとここ数年やってきた。
なんかエモやん節に影響されてか、
- インターバルしなくても3時間半切れたし・・・
- ひたすら距離を踏んでいるだけで、タイム伸びてたし・・・・
- 昔は休養なんて計画立てず適当だったし・・・(雨の日は休み。他は気分。)
- シューズは履き分けとか皆無で、サンダルと薄底シューズのみで走ってたし・・・・
- 厚底のシューズ履いたら故障すると思ってたし・・・・
こんなことを思い出した。
そや、ワイも昔はこんなんでそんなに故障せずに楽しく走ってたんやで(錯乱)!!
なんか色々脳と体に余計な付属物とか知識が付きすぎてがんじがらめになっていたようだ。
当然、現代の知識も必要だ。
でも、それよりも今の僕に必要なのは、根拠のない自信と少しの蛮勇だ。
なんかすごく自由な気分になった。ありがとうエモやん。
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