僕のストレス解消法の中のひとつに読書があります。
読書はストーリーにわくわくしたり、知らないことをしれたり、色々な楽しみがありますが、読書には「自分を整えてくれる」という側面もあるように思います。
荒れてしまったグラウンドを整備するかのように、自分を整備していく感じ。
僕の中でそういう位置づけの本を何冊か持っており、「限りなくシンプルに、豊かに暮らす」は、暮らし方からメンタルの在り方まで、色々とヒントが書いてある本で、節目節目で何度も読み返している本です。
自分を整える為に読む本
通算何度目になるか、先日この本を手に取りました。
この本を手に取る時は、心がざわついている時が多い気がします。
ここ最近の僕は、どうにもこうにも色々上手くいかないことが多くありました。
仕事では、こちら側に落ち度のないことで言いがかりをつけられることが続き、それに合わせて社内では人員不足による諸々の対応に追われる日々。
プライベートも趣味のランニングで熱中症気味になり、トレーニングを中断。
体調も喘息の症状が出てピリッとしない日々。
モヤモヤした気持ちで過ごす日々が続き、何をしていても、どこにいても、仕事上のトラブルが頭の片隅にありました。
思い通りにいかない仕事、体調。
気が付くと、そんな事柄に執着してしまっている自分がおりました。
そして心の中で悪態をつくのです。
「なんで俺ばっかり?」と。
こうなるともう最悪です。そんなことは思わずに、現実に折り合いをつけてやるべきことに集中し、どうにもならないことは手放す。どんな言いがかりをつけられようとも、やるべきことをやった後は堂々としていればよいと、頭ではわかっているのですが、心がどうにもこうにもならない。
私たちは誰しもが「不安」や「心配事」を抱えています。しかしそのほとんどは、無意味な執着心が生み出しているのです。何かを手放すことで、不要な不安や心配は気づかないうちになくなっている、そういうものです。
「限りなくシンプルに、豊かに暮らす」より引用
こういう状況が続くと、その物事に囚われてしまい執着してしまいます。
僕の場合は、それがもう自分を取り巻く現実のすべてのように思えてしまう瞬間があります。
でも、そうではない。
そこばかり見ないで、目をあげてみれば、そんな現実ばかりでもない。
そんなことを毎回読むたびに気づかせてくれる本です。今回も枕元に置いて、寝る前に少しづつ読んで自分を少しづつ少しづつ整えていきました。
これからも、生きていく中で自分でコントロールできないような事案に悩まされて、執着してしまいそうになる時には、この本に帰ってきたいと思います。
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