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【書籍レビュー】「必ずできる、もっと出来る/大八木弘明 著」を読んで

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2023年箱根駅伝で、駅伝監督を勇退し総監督となることを発表した駒沢大学の大八木監督。

正月休みが終わるなぁとブルーになっていた所に、まさかのWパンチの衝撃でした。

大八木監督は、ここ数年で学生に対するアプローチやご本人の雰囲気とかが変わったなぁとテレビのインタビューや、箱根駅伝の現地観戦に行った時の運営管理者に乗っている時の表情等から感じておりました。

その僕が感じた変化とは、

「ザ・昭和・平成の指導者」

から、

「新世代の指導者」

そんな感じで変貌を遂げているように、感じました。

誰しもそうですが、成功体験があるとそのやり方を変えていくことは怖いものです。

「平成の常勝軍団」と言われるまでに駒澤大学を強くした大八木監督。

その絶大な成功体験がある大八木監督が、何を感じて、どう変わろうとし、変わったのか。

そこにすごく興味があって、読みました。

駅伝ファンのみならず、

スポーツに限らず、会社・学校などで組織を束ねる人、

「俺の若いころはなぁ」なんて言いがちな方、

そんな方に気づきのきっかけ満載の本でした。

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読んでみた感想

読んでいて、とても面白い本でした。

感想を、3つの目線に分けて書いてみたいと思います。

  • 大八木監督ファン的目線の感想
  • ゆるランナー的な目線の感想
  • ビジネスマン的な目線の感想

こんな感じで、いってみようと思います。

大八木監督ファン的目線の感想

「大八木監督は何を感じ、何を考えて、変わったのか?」

これについては、ガッツリ書いてあって大満足の内容でした。

大八木監督と言えば、僕が学生の頃にはよく見かけた「ザ・運動部の指導者」。

どこか見ていると学生時代を思い出して懐かしい気持ちになる、そんな監督でした。

箱根駅伝の中継で熱い檄を聞くと、自分が言われている訳ではないのに気持ちが熱くなったりとか。

ちょっと前の運営管理車内での様子とか、今の時代ではちょっとアレかもしれません。

そのような大八木監督が時代に合わせて変化をして、一時低迷した駒澤大学をまた常勝軍団へと再興していきます。

「時代に合わせた指導方法」

この「時代に合わせる」っていうのが難しいと思うんです。

変わらないといけないから。

失礼な言い方かもしれませんが、大八木監督位の年齢で、しかもすごくそれまでの実績もあるのにそれでも変化の必要性を感じて、変えていった。

根底にある情熱はそのままに、新時代の指導方法に変わってきた大八木監督。

大八木監督がその変わっていく過程で考えていた事なども書かれていて、大八木監督ファンとして大満足の内容でした。

ゆるランナー的な目線の感想

練習とは、余裕を持ってこなし、それを継続しながら少しずつレベルを上げていくものなのだ。

「必ずできる、もっとできる。」本文より引用

僕、趣味でランニングをやっていてタイムを狙って走ることもあり、そういった時にはインターバルトレーニングやペース走、距離走などのメニューをやっております。

走り始めた当初は「限界まで追い込む」ようにトレーニングをしないと速くならないと思いやっていましたが、そんな感じで走っていた時は故障ばかりでまともに走れておりませんでした。

その後「腹8分目のトレーニング」を心がけてやるようにしました。なんなら余裕しゃくしゃくで終わる位の強度で継続性を重視してやるようになってから故障もしなくなり、走り始めた頃ではイメージできないようなスピードや距離を走れるようになりました。

それでも、

「追い込みが足りないのではないか?」

「やっぱりもっと限界近くを攻めないといけないのではないか?」

迷いが生まれる時はあります。

そんな自分の迷いを吹き飛ばしてくれる内容も引用した文章の所で書いてありました。

ビジネスマン的な目線の感想

仕事で組織を束ねたり、後輩に指導する場面のある方もおられると思います。

そんな時、色々な個性の方と接することになります。

心の中でこんなボヤキがでることはないでしょうか?

  • 俺が新人の頃は見て学べと言われたよ・・・
  • 最近の人はさ・・・
  • 普通、こうじゃね?言わなくてもわかるでしょ。
  • いやさ、もう少し自分の頭で考えてみて!
  • 俺の時代ではそんなの、ありえないよ!?

エトセトラ、エトセトラ。

組織を束ねていると様々な人財と関わることがあります。

様々なバックボーンを有した人と関わり、そのバックボーンは驚くほどに多種多様です。

そんな様々な人たちを束ねたり、指導したりする機会のあるビジネスマンの方等には、大八木監督の変化した部分、新しい指導法、新しい関わり方についての考え方はとても参考になり、僕も自分からもっとコミュニケーションを取っていかないとなと反省しました。

それこそ、「それが男だ!!」と大八木監督から檄を頂いたような気持ちになりました。

まとめ

書籍「必ずできる、もっとできる。」はこんな方におすすめの本ではないかと思います。

  • 駅伝ファン、特に駒澤大学ファンの方
  • 大八木監督ファンの方
  • スポーツ(特にランニング)が好きな方
  • スポーツのコーチをしている方
  • 仕事等で組織を束ねることをしている方

大八木監督ファンとして購入した本でしたが、読み終えると仕事や趣味のランニングのヒントも多く得られて大満足の内容でした。

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