以前にそれまでやっていたMRの仕事を退職して、今やっている仕事に転職し、東日本大震災をきっかけに今住んでいる所に引っ越して暮らしていることを友人に話した際に「え?それってダウンシフターズじゃん!!あの本読んでそうしたの??」というリアクション。
そんな会話の中で友人から聞いた書籍「減速して自由に生きる」。
ずっとタイトルは記憶していて、読みたいと思っていたものの読むことなく最近まで来ていました。
最近また生活について考えることが増えて、ふと「減速して自由に生きる」のタイトルを思い出したので購入し、読んでみました。
読んでみて、面白かった。色々な生き方があるのだなぁと思えた。
すごくざっくりと中身を書くと、大量消費主義文明の中で働くこと、稼ぐこと、生きていくことを見直していく著者の実践内容とそこに至るまでの考えが書かれている本。
書籍の中でも書かれているけど、「より多く稼がねば生きていけない」「より多く、より多く」という選択肢ばかりではなく、小さく稼いで、小さく生きていくことも出来るということや、「企業に採用されて働く」という形だけではなく、生業を起こして半農半X(Xは自分の生業が入る)という生き方もあるということなどが書かれている。
僕があまり好きではない「人生の幸せすごろく」。
いい学校に入って、いい会社に就職して、多く稼いで、多くの物を所有して、いくつになったら結婚して、いくつになったら子供が出来て、いくつになったら家を買って、いくつになったら孫が出来て・・・・
それを望んでするのは良いと思う。
でも、幸せになるのはそれしかないと思い込ませているような風潮には疑問を感じる。教育の場、他者とのそれとない会話、大人からの(迷惑な)期待、僕は小さい頃からビンビンそれを感じて生きてきた。
そういう「人生の幸せすごろく」的な生き方にクエスチョンマークがついた方にはすごくお勧めの本です。
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