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今を生きよう。

僕が思う事
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ある日、仕事で90代の方とお話ししていたらその方はこうおっしゃった。

「自分が死んだ後の葬儀代の事が心配で今お金が使えない」

・・・・・。

いったい僕らはいつまで先の、未来のことを心配しつづけなくてはいけないのか。

学生の時は「いい学校に入って、いい会社に就職して」という流れがあり、姪っ子の話では高校入学した日のガイダンスで「大学受験に向けて云々・・」と話があるらしい。

就職しても常に「将来会社で生き残る為に出世して・・・」「将来リストラされない為に・・・」「将来の為に・・・・」「老後の為に・・・・」エトセトラエトセトラ。

「老後の為に」がまだ見えぬ未来の不安の種のラスボスかと思いきや、「死後」まであったとは。

そもそも「今」を損なう位に将来、将来、未来、未来ってなるのってなんなんだ。

そんなテーマを書いてみたいと思います。

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この問題の僕なりの解

僕の解はたった一つ。

「今を生きろ」

です。

めっちゃシンプル。

シンプルな故に意外と深かったりして。

未来しか見ないでいたら、目の前が天井になった男

僕、別に将来のことをそこまで考えて生きてきた訳ではない(学生時代はノリと勢いで生きていた気がする)ですが就職して、会社の人の価値観や不満と不安の渦巻く愚痴大会と言う名の飲み会に毒されて僕も一丁前に将来のことを考えるようになりました。

新卒で入社した会社はいちおうその業界では大手の会社。

就職はそれこそ初めて「将来の為、未来の為」に何かを選んだ始まりだった気がする。

「そこに入れば将来は安泰だよ」と言う周囲の方もいました。

しかし僕は仕事の内容がどうしても自分の中で納得が出来ず「このままこの納得出来ないまま、定年まで働くのは嫌だ」と1年持たずに退職してしまいます。

その後は業界を変えて仕事をするも、会社の業績不振で「このままこの会社にいても未来はない」と退職していく先輩方を見て、同じように将来に不安を感じ僕も転職。

一年目にどうしても納得できないと退職した業界の仕事に戻ります。

理由は「給料がいいから」。

当時結婚を控えていた僕は、家族を長きにわたって支えていくにはやっぱり金でしょ。

という考えの下、そういう選択をしました。

新卒からここまでで、僕は本当にスケジュール帳が予定でびっしりになっていることに満足感を感じワーカホリック気味に過ごしており将来の為にと欲しかった額の給料も手にしていましたが、それでも将来への不安は消えることはありませんでした。

「後何年後には住宅を買わないと恥ずかしい」

「何歳までに子供が何人いて・・・・」

「この会社で出世したら年収はいくらになるのか・・・・それで僕の将来は安泰なのか」

漠然とした見えない将来への不安、激しくなる仕事、激しい上司の叱責、それらに対する自分のかすかな疑問はあれど、すべてこれを耐えきれば将来につながる。

そう信じていました。

そんなで働きづめていた、2008年の夏ついに僕はぶっ倒れます。

ここから僕は2年位人生の夏休みに入ります。

正確にいうと過労でうつで療養生活です(;^_^A

将来とか、まだ見ぬ遠く、遠くの未来しか見てなかった僕はそこから2年間、自室の天井しか見えない日々を過ごしました。

今を見つめるツラさ

少し体調が良くなり、自身のこれからを考えるようになってきた時に今までの自分を振り返ってみることにしました。

仕事のこと、結婚したばかりの奥さんのこと、暮らしのこと、自分のこと、体調のこと、、、、

ある時ゾッとしたのがこんな事実に気づいた時でした。

「俺、将来や未来を不安がって一人で自分を振り回した挙句辛くなって、昔は良かった。昔に戻りたいと思っている。ここに今がない。」

そう、今がないんです。

今の繰り返しで未来があるはずなのに、見えない未来を見ようとして今目の前が全く見えていない。

今の俺。今の俺・・・・。

無職。人生の夏休み(療養中)。療養中の為か随分太っている。なんかハゲてきた。

こんなはずじゃなかったんだけどな俺。

もっと颯爽とビジネスをバシバシこなして、稼いで出世して、、、、。

当時は何度か「もう終わりでいいんじゃないか俺」と思うこともありました。

今、心の動きを見逃さなかったら人生が動き出した

そこからだいぶ体調も回復し、復職だとなった時にふと目に入った求人。

全く今まで未経験の業種。しかも給料は今までの半分。

元々新卒の時にも興味のあった仕事です。新卒の時は「将来やお金」の為、選択肢から外しました。

心はチャレンジしてみたいと言っている。

しかしこの給料で将来は大丈夫なのか、またここで悪い癖が出てきます。

ここで奥さんが「やりたいと思うなら、やってみたら?」と背中を押してくれ、僕は結果的にその業界へ飛び込みます。

現在もその業界で仕事はしています。

そこからはとにかく「今」を大切に生きる訓練をしました。

訓練・・・などというと大袈裟ですが今まで「将来の為、未来の為」と不安を餌に前進していたような自分を変えるのは訓練と呼んでいい位、大変でした。

気が付くと「こんなで将来大丈夫なのか?」と思ってしまうからです。

ウルトラマラソンで出てくる「ネガティブこばすけ」は、こういう所でも暗躍してきます。

「オイオイ、こんなじゃお先真っ暗だぜ?将来は大丈夫かぁ?」

「その年でその給料はやべーだろ!!」

「同期は家建てて、色々立派なのにお前と来たらなぁ」

その度に「今だよ。今だよ。過去でも、未来でもない、今を生きるんだよ。他人と比べるな、俺の今を生きるんだ。」と言い聞かせてきました。

そしたら、驚くレベルで人生が動き出しました。

今だろ。飛び込め飛び込め!!

ここからの僕も紆余曲折あれど、それまでの僕と比べるとかなり今を生きれるようになった気がする。

自分の人生を動かすのは自分なのだという、当たり前のことに気づけて本当に良かった。

復活して働き出して2年たった頃、湘南をランニングで訪れて帰りの車の中で「あそこに住もう!移住じゃ!!」と速攻で移住したりもしました。

移住して、職も速攻で見つけ、ノリでフルマラソンに挑戦し、ノリでウルトラマラソン走ったらなんか色々興味の幅が広がって、興味を持ったことは何でも今やるようになった。

あれだけ不安だったお金のことや将来の事も、今打てる手(仕事はやれる範囲でしっかりやる&家計の見直し&投資)を打つことで未来のことは分からないが今出来る事はやったのでそれほど不安はない。なるようになる。

そうやって、今を生きていると未来の事や将来の事をやたらに不安に思うことや、周囲と比べること等がなくなりあの20代の頃の漠然とした不安やイライラは全くなくなってしまった。

今だ!飛べ!飛び込め!今やるんだ!

とやっていたら、こんなに平和な世界が広がっているとは。

奥さんからも、久しぶりに会った人からも「丸くなった」と言われるのだから相当変わったのだろう。

そして何より、僕は日々色々あるけれど幸せです。

だから、将来や未来のことで今押しつぶされそうな人がいたら言いたい。

「今を生きよう」

と。

奥さんに、関わってくれた方に感謝。

僕を待ってくれた奥さんに感謝。

僕がウジウジ悩んでいる時に背中を押してくれた奥さんに感謝。

結婚してすぐに人生の夏休みとかありえないですからね。

感謝しか言葉は出ませんが、感謝です。

友人にも感謝です。色々言葉をかけてくれてありがとう。

感謝、感謝です。

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