この記事を書き始めたのが8/20(土)朝。
快進撃を続ける、ベイスターズは貯金7。首位ヤクルトとのゲーム差はまさかの5。
これは・・・あるのか・・・・。
ガチの、「横浜優勝」。
98年。優勝した時、僕はロン毛の高校生だった。
98年からの24年間で社会の荒波にもまれた僕の頭は焼け野原のようになってしまって、ベイスターズも暗黒時代はまさに焼け野原のような状態だったけど、現状維持を続ける僕の毛髪事情と違ってベイスターズは確実に強くなってきている。
2022年8月20(土)、ベイスターズは首位争いをしている。
書いていて「ウソ書くな馬鹿野郎!」と書きたくなる。
それくらい信じられないし、フワフワしています。
快進撃にもつきまとう影
今、快進撃を続けるベイスターズ。
スポーツニュースもベイスターズの話題を多く取り上げる。
この状況でベイスターズにスポットライトが当たらない訳がない。
でも、光が当たるということは影も出来るということで。
眩しければ眩しい程、その影の色も濃く、黒くなる。
影の名は
その影の漆黒ぶり。
まるであのDeNAになる前のベイスターズのようだ。
秋になると球団売却の話題が出て、閑古鳥が鳴くハマスタ。
いや、鳴いているのが閑古鳥ならまだいいけど、ハマスタには罵声が響いていることもあった。
不可解なトレード。
横浜を出る喜び。
当時、様々なベイスターズに関して出てくるフレーズの全てが、悲しみと自虐に満ち溢れている。
それでも愛してやまないベイスターズ。
もう「腐れ縁」とか「愛憎」とかそんな言葉でも生ぬるい気すらする。
予防線を引く癖がついた歪んだベイ愛
小学生の頃から、大洋は春先まで強くてシーズンが終われば定位置にいた。
ベイスターズになっても、そのお家芸が受け継がれていました。
「今年は違う!」といっても、終われば「今年も同じ」だったことは何度もある。
そんなベイスターズが僕に与えてきた経験から、僕は「予防線を引く癖」が出来てしまった。
先日今永投手がノーヒットノーランした時も、勝ち越すまで「ノーノ―なのに勝ち星つかない」とかありうるぞ・・・・と思いながら見ていました。
その後勝ち越して「ごめん!俺が一番ベイスターズを信じていなかった!!」とテレビの前で絶叫したこともありました。
DeNAが親会社になった後も、しばらくの間は疑っていました。
「横浜スタジアムでは、営業利益をあげていくのが困難なので球団存続の為、他へ球団移転します」
というアナウンスがいつされるのかとビクビクしていました。
もっと言うととそういうアナウンスがされても落ち込まないように予防線を引いていました。
僕の予想に反して、その後DeNAが横浜スタジアム運営会社を買収。しかも友好的TOBとのこと。
え・・・これ、信じていいの・・・・?
僕の歪んだ氷のベイスターズ愛が、少しづつ溶けてきておりました。
「信じていいんだよ」という選手たちの姿
DeNAになって、念願のCS出場も日本シリーズ進出もあったけど、ここ数年は負けが込んできていました。
「これは、あのCS出場が、あの日本シリーズ進出が伝説となってしまうのか・・・・」
そんなことすら思っておりました。
そんな歪んだベイスターズ愛を持つ僕だから、なんかここ最近の強さ、快進撃を見ていても不安ばかりが浮かんでしまうのです。
「クラスターが起きるんじゃないか」
「9月の過密日程で大失速はないか」
「故障者がこれから出まくるんじゃないか」
「そもそもこの後普通に大型連敗するんじゃないか」
そんなネガティブな僕の思いを選手たちがぶっ飛ばしてくれています。
忘れていた明治魂すら思い出させる佐野・伊勢・入江
佐野選手のフルスイングはボールだけでなく、僕のネガティブまで遠くまで飛ばし・・・
毎回しびれる場面で熱い闘志をみなぎらせて速球を投げ込む伊勢投手、入江投手・・・・
彼らの熱い姿は僕がすっかりサラリーマン生活で忘れていた「明治魂」すら思い出させるような熱さがあります。
過去のトラウマに囚われて勝手にネガティブになってないで、「前へ!!」ですよね。
すまん。
いや、ありがとう。
厳しい9月の連戦地獄が待っている
すげぇタフな日程だ。9月。
でも、なんかやってくれそうな気がしている。
あのベンチの雰囲気を見ていると、イケそうな気がする。
すごい今だってキツいだろうし、吐きそうな位のプレッシャーの中でプレーしているんだろう。
それでも、彼らは、その状況を楽しんで、ベストを尽くしているように見える。
がんばれ。突き抜けてくれ。
僕ももうくだらない予防線は張らない。
いや、時々は愛憎にまみれたこと言っちゃうかもしれないけど。
僕はなんだかんだでベイスターズが好きだ。
めっちゃ過酷な状況だと思うけど、楽しんでがんばって、突き抜けてください。
熱い熱い9月、熱い熱い秋の決戦がそこで待っている。
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