「何故、僕はベイスターズファンなのか」
何度思ったかわからないこの問い。
日曜日に何故か負け続けるここ最近(これは脱したけど)。
年間100敗するんじゃないかって位負けていた暗黒時代。
モバゲーベイスターズとか言われていた、DeNAベイスターズ誕生前。
楽しい思い出もいっぱいあるけど、それ以上に苦しいというかなんかと言うかネタな思い出が多い気がする。
そう。なんで僕はベイスターズファンなのか。
壮大な問いが今始まる(大袈裟だな)。
運命、因果、なんだこれ。
もしベイスターズが急に僕の彼女だとして「ねぇ、私のどこが好き?」と聞かれたらどう答えるだろう。
ちなみにそんなこと、人間の彼女に聞かれても困るんだが。
うーん。
10点差位で勝った翌日に、全く点とれずに負ける。謎に豪快な所?
オープン戦と消化試合になると強く、「今年こそは」or「来年こそは」と思わせぶりな所?
理由なんてない。
・・・・たぶん。
もう、ベイスターズファンとなることは決まっていた。
そのきっかけはわかっている。
答えは、幼少期連れて行ってもらった甲子園球場にある。
初めて行った甲子園球場の思い出
小さい頃、大阪に住んでいた僕は父に甲子園球場に連れて行ってもらった。
初めて生で見るプロ野球。
阪神ファンの熱さ、隣のおっさんの野次がマジで怖かった。
打球の迫力が凄かった。
ピッチャーの投げる球の速さに驚いた。
阪神の攻撃の際、応援が地鳴りがするんじゃないかってくらいの音量で驚いた。
そんな阪神ファンの熱い応援の中、相手チームの応援はほとんどない環境。
当時はまだホーム&アウェイとか知らないから、「この相手チームはなんでこんなに応援されないのだろう」と思いながら試合を見ていました。
細かいスコアは覚えていないのですが、試合は相手チームが阪神を1点に抑えて勝利します。
阪神の1点はパリッシュのホームランだったと思う。
試合で相手チームのピッチャーは完投し、一人だけ謎のグリップエンドの太い選手がいる。
応援をまったくといってもされていない環境の中で勝ってくる相手チームがとてつもなくかっこよく見えた。
そのかっこいい「相手チーム」は濃紺のユニホーム、胸に「TAIYO」と書いてあるチームだった。
そのかっこよかったチームは、弱かった。
そのチームの名は、横浜大洋ホエールズ。
子供の頃だからまだ野球よくわからないし記憶にあるのなんて、なんで17番の斉藤明夫はいつも怒っている顔なんだろうとか、甲子園でみた独特の太いグリップの選手は山崎選手といい、そのバットは「こけしバット」と呼ばれているようだとか、ズームイン朝のプロ野球熱血情報のコーナーで大洋の扱いはほとんどないとかそんなことしかなかったです。
ただ、あの日甲子園ですごくかっこよく見えた球団は弱かった(笑)
いつも順位表見ると下の方にいた。
この時から現在までのせいで、僕は順位表を下から見る癖がついています。
弱かったけど、理由はわからないけど明らかに気になる。
応援してしまう、謎の魅力がある球団。
大洋ホエールズ。
そして現在に至る
横浜大洋ホエールズは横浜ベイスターズ、横浜DeNAベイスターズと球団名を変え、僕も何故かはよくわからないけどずっとベイスターズを応援しています。
なんか魅力的なんですよね。
その「なんか」を言語化出来る日はまだ出来ず先になりそうなのですが、魅力的なんですよね。
奥さんと初めてハマスタ行った時なんて、悲惨でした。
「牛島ー!!那須野変えろー!!!」
横浜スタジアム一塁側スタンドは野次に包まれていた。
ストライク入らない、ストライク取りに行く、打たれるの無限ループ。
当時、今では想像出来ない位ガラガラだったハマスタでは怒号が飛んでいました(;^_^A
あの頃ネットで配信されていた「ハマスタWAVE」とかすごかったですね。
横浜よりかと思いきや、すっごい辛口。「水差し野郎」とかもうねぇ。
このへんは僕も結構不可解なトレードとか「横浜を出る喜び」とかで悲しみの果てにいました。
毎日試合を見ては、悲惨な負け方をする日々。
ガラガラのハマスタでは閑古鳥どころか怒号が飛び交い・・・・マジでこの辺は暗黒時代だったと思う。
それでもその状況をなんとかしようとライトスタンドに来てくれる加地球団社長にすごい感動したり。
そこからさらに時を経て、球団名は横浜DeNAベイスターズとなり。
監督はアニメ「がんばれタブチくん」で「絶好調!!」と白目で叫びまくっているキャラクターのイメージしかない中畑監督となりチームの雰囲気と球団の雰囲気は目に見えて変わっていき・・・・。
これもハマスタで見たんですが、巨人在籍時に驚愕の場外ホームランを打った「ラミちゃん」がラミレス監督となって・・・・ついに、ついに・・・・Aクラス。
クライマックスシリーズに出場して、東京ドームに応援にいった時三塁側が青に染まっていて「ここハマスタかよ!!」ってくらいの声援。鳥肌が立った。
これからも悪態付いたり、自虐的になりながらも、時々感動したり、はしゃいだりとかして応援していくのだろうと思います。
この本、ベイスターズ愛溢れまくる本です。
読んでいくとベイスターズと共に駆け抜けた(?)人生がオーバーラップしてなんだかじんわりした本です。
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