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書籍『「心の掃除」の上手い人下手な人』を読んで

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「気持ちを切り替えよう」

「起きたことは仕方ない。次へ行こう。」

「グジグジ悩んでいても仕方ない。どうにか前向きにいこう。」

「コントロールできないことを思い悩んでも仕方ない」

頭ではこうわかっている。

・・・でも、モヤる。モヤモヤ悩んでしまう。

休日のふとした時にモヤモヤしていることを思い出す。

気分転換をしている時に、モヤモヤを思い出して気分転換にならない。

これ、全て自分に当てはまることです(;^_^A

年々、こういったことで延々とモヤモヤしていることは減りましたが、モヤモヤしていることに対して「執着しないように、手放すように」と、心の鍛錬を何年にも渡りやってきているからで、『「心の掃除」の上手い人下手な人』は僕にとって、心の鍛錬の教科書とも言える存在です。

購入したのは何年も前になりますが、今でも定期的に読み返しております。

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本の構成

構成は、下記のような感じ。

  • 第1章「明るい自分」は朝つくられる
  • 第2章「力を抜く」と力が生まれる
  • 第3章 がんばる人は、がんばり過ぎない
  • 第4章 前向きな人は、失敗から学ぶ
  • 第5章「自分を好きな自分」をつくる
  • 第6章「幸運な人」は、その準備ができている

ひとつひとつの話がだいたい1~4ページで書かれており、僕は寝る前に本を少し読んでから寝る習慣があるのですが、そういったちょこちょこ読みに適した構成です。

あと、寝る前に読むことで気分が明るい気持ちになって寝れるのも良いです。

感想

心の掃除に「上手い・下手」はあるのだろうか。

あるのだとしたら、上手くなりたいと思っている。

また、「頭ではわかっているけど、そうは上手くいかない」というようなこともあるだろう。

家の掃除を怠ると、ゴミや不用品であふれかえってゴミ屋敷になってしまうように、心の掃除もやっていないと破綻してしまう時がいつか来てしまう。

本文の中に、

ケ・セラ・セラ、あなたの将来も「なるようになる」

「心の掃除」の上手い人 下手な人 斎藤茂太 著より引用

そんな文章がある。

本当、最終的にはそうだし、僕も思う。

それでも日々、色々なことがある。

  • 「そこまで他人の事に踏み込んできます??」と言いたくなる人
  • 「子供は?」「結婚は?」などと人の人生に気軽に踏み込んでくる人
  • 仕事に関する人間関係
  • その他思い通りにいかない日常

無責任に他人の人生にアレコレと言ってくる人は、失礼かつ残念な方だなと思っていて、そんな人とはそっと距離を取ればいいと思っている。

仕事に関しては、日々色々な人と接しているが、本当に色々な人がいる。中にはとんでもない人もいる。横暴な事を言われることもある。何を言われても徹底して心に入れないようにしている。

思い通りにいかない・・・これも仕方がない。この世は非常に多くの人や事象が複雑に絡まりあって成立している。そんな中で自分の思い通りにいくことなんて、おそらくそれは「奇跡」だと思っている。

そんな感じで、いちいち反応していたら自分が持たないようなことに関しては思い悩まないようにしている。

それでも、こういったことが続くと気持ちが、心が重くなっていってしまうことがある。

部屋の掃除にも、習慣化やテクニックと言った「鍛錬」が必要なように、心の掃除にも「鍛錬」が必要なのだろうなといつも思う。

僕の場合は「コントロール出来ないものは手放す」という意識でやっている。

上記の例でも、人の人生に気軽に踏み込んでくる人や仕事上でのアレコレ、思い通りにならないこと等、よく考えてみるとコントロール出来ないことが大半だ。

余程ひどい会社であれば、辞めればいいが、何度か転職をした身からするとどの会社にもどの仕事にも「ヤバい人」というのは存在する。

人の人生に気軽に踏み込んでくる人も、まぁよくいる。

そんな人達は「コントロール出来ない存在」として扱ってしまうことにしている。

こっちがいちいちムキにならずにそう扱っていると、必要以上に絡むこともなくなり、離れていく。

そもそも、自分の行動以外にコントロール出来ることなんてほとんどない。と思うと僕はすごく気が楽になる。

「コントロール出来る事と出来ない事」、この分別こそが心の掃除の鍵なのではないかと思っております。

そんな感じで、色々心の掃除のテクニックのようなものは身につけつつあるけど、これからも日々終わりのない心の鍛錬は続いていきます。

その鍛錬の教科書として、この本を節目節目で読み返していきたいと思います。

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