先日、中日ドラゴンズの根尾選手の投手転向のニュースが出て色々なことが言われている。
その内容の是非はともかくとして、僕はこの何か未知のものに挑戦するとか転向するとかそういったことに対してネガティブな反応多すぎないか?ってことがいつも気になります。
「お前のことを思って言っている」
「今までの努力がもったないない!」
「石の上にも三年!」
「前例がない」
などなど。
そんなことについて、つらつらと書いてみたいと思う。
未知のものに挑戦・転向、辞める、始めるに対しての僕の解
これについて思うことはただ一つ!
「やってみなはれ!!!」
ただし、これだけは守ること。
・アドバイスや相談はしても最終的には自分でする・しないの決定は下すこと。
・何か不利益があっても、それは全て自分のせいと思うこと。
・チャレンジを見守ってくれたすべての人(反対した人も含めて)に感謝すること。
・そのチャレンジを全力で楽しむこと。
です!!
僕が「転向」をした時の話
もう20年以上前の話。
こばすけ、高校1年生の秋。
当時ソフトテニス部だった僕はポジションは前衛。
中学校の時は一応地区大会とかは優勝してて、県大会は関東大会決めで負けるとかそんなレベル。
高校でも直前の新人戦では前衛として出場していましたが、新人戦が終わった後に事前に後衛用ラケットを購入して周囲に「俺、前衛やめて後衛になります」と宣言。
※ソフトテニスしたことない方の為に少しだけざっくりプチ解説。
・「前衛」はネットについてプレーするプレーヤー。
素早い状況判断と高い身体能力が求められると僕は思っています。
所謂ポイントゲッター。
・「後衛」はコートの後方でプレーするプレーヤー。
全体を俯瞰しつつ粘り強くラリーをしていく力が必要と思っています。
所謂ゲームメイカー。
話戻ります。
もう、反対の嵐。
まず、当時部員数8名で後衛4名、前衛4名だったので丁度良かったのにバランスが崩れます(ソフトテニスはダブルスが主流。その後社会人でシングルスの大会出たら面白すぎて震えた)。
チーム編成としてはたまったものではありません。
「周りのことも考えてくれ!!」と。
もう一つが「今まで前衛でやってきたのにもったいない!!」。
「もう少しやってみたら?」
「来年、新入部員が入ってポジション別の人数が整ったらじゃだめ?」
最後が「今から後衛に転向して通用するの?」でした。
転向の理由
細かいソフトテニスの技術論は省きますが、僕は前衛に技術的に間違いなく向いていないと確信がありました。
何より一番の決め手が「前衛やってて楽しくない」というのが一番でした。
そして、後衛へのチャレンジにワクワクしていたのです。
そこに対しての周囲の反応。
結果的に「1からの、否、0からのスタートをさせて欲しい」とお願いし、自分の考えている事等を聞いて頂き転向を認めてもらえるのでありました・・・・。
今思えば、こういう反対って何やる時も手を変え品を変えありますなぁと思いました。
覚悟を決めて「今」から始める
反対1:「周りのことも考えてくれ!!」
何かを始めたりすると現状所属しているコミュニティに影響を与えることがある場合、よく言われるフレーズです(会社辞める時とかこれよく言われますね)。
確かにその通りとは思います。
ですが僕はこれを理由にチャレンジを辞めません。
当然、辞めるまでの間、辞めた後も自分に出来る最善と礼は尽くします。
「誰か」の為に何かを我慢するのは、「誰か」が選択の理由になっていて何か自分に不都合があったりするとその「誰か」のせいにしてしまうと思います。
反対2:「今まで前衛でやってきたのにもったいない!!」「もう少しやってみたら?」
心が動かないことを「もったいない」と手放さずにいることのほうがもったいないと僕は思います。
今持っている何かを手放さないと、新しい何かはつかめない。
反対3:「来年、新入部員が入ってポジション別の人数が整ったらじゃだめ?」
いつか状況が整ったらやると言って、やっている人を見たことがありません。
状況は整いません。多分。
少なくとも、僕は整ったことはなかったです。
だからこそ、今始める。
反対4:「今から後衛に転向して通用するの?」
これについては明確な答えはありません。
不明確な未来にワクワク出来て、チャレンジする覚悟があれば大丈夫と僕は思います。
やろうと思った時がベストタイミング!!って思っています。
後衛転向騒動の結末
転向を認めてもらってからは、自分で言うのも何ですが結構がんばりました(;^_^A
その次の年の春の大会の地区大会でまさかの快進撃をし準優勝出来、県大会でもベスト32まで勝ち上がります。
よしここからや・・・・と、思っていたらそこから鳴かず飛ばずで「ミスター代表決定戦負けマン」となり、関東大会もインターハイも代表決定戦で敗れ続けてしまうのでありました・・・・。
その後も大学、社会人と後衛でプレーしましたが本当に楽しかったです。
後悔は一切ありませんでした。
後衛に転向したおかげで、30歳位までソフトテニスを続けていたと思います(30歳位で肩を故障し辞めました。「体力の限界!」と言ったとか言わないとか)。
この転向は当時の自分にとって大きな決断でしたが、その後の人生観にも影響を与える良い経験でした。
まとめ
チャレンジは、「やってみなはれ!!」の精神でどんどんいこう!が僕の考えです。
ただし、
・周囲にアドバイスや相談はしても最終的には自分でする・しないの決定は下すこと。
・何か不利益があっても、それは全て自分のせいと思うこと。
・チャレンジを見守ってくれたすべての人(反対した人も含めて)に感謝すること。
・そのチャレンジを全力で楽しむこと。
この辺が大切なんじゃないかと日々思っております。
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