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もうひとつのチャレンジ富士五湖 前編

チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
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7/21(日)AM3:00、起床。

起きるとリビングには前日に用意したザックが置いてあり、その中にはこの日僕を脱水地獄から救ってくれたアクエリアスの経口補水液やOS-1ジェル、その他ランの途中で食べる予定の食べ物が入っている。

寝ぼけながら、ワセリンを擦れる箇所に塗って、走る格好に着替えて、ヨタヨタと家を出てクルマで富士五湖へ。

目指すは、本栖湖県営駐車場。

こんなに早朝にドライブして走りに出かけるのは、本当に久しぶり。

まるで、ウルトラマラソン当日の朝のようだ・・・。

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久しぶりの富士五湖へ。

途中、パーキングエリアに寄り道しながら5:45位には本栖湖県営駐車場に到着。

車から降りると、自分が住んでいるエリアとは全く違う冷たい空気、低湿度。なんか、これだけで遠くへ来たんだなぁと実感。

ここへ来るのは久しぶり。本当は、今年の4月のチャレンジ富士五湖で来る予定だったんだけど、家庭事情でDNSだったので来れず。

DNSを決めた時は、心身共にウルトラマラソンに挑戦する状態ではなかったし、「夏に今の状況が落ち着いて、体調が良くなったら観光ランでも行きますか」などと言っていたけど、当時は走るとめまいが出たりしていて、家庭事情対応のストレスが原因とはいえ、このまま長距離は走れなくなるのではないかとまで思う時もありました。

そこからひとつひとつ、出来ることをやっていき、問題もひとつひとつ片付けていった。

最悪の事態もどうにか回避することが出来た。最悪の場合は、大会に出る回数も一時的に制限したり、自分たちの暮らしにも大きな影響が出るおそれがあったので本当に良かった。

まだ全て解決した訳ではないけれど、心身に影響を来たすようなストレスを感じるようなことはなくなったし、体調も良くなった。休日も、休日として過ごせるようになった。

今回この家庭問題と対峙して、正直投げ出したくなるような気分に何度となくなったけど、どうにか踏ん張って対応してきて、時間の流れと共にどうにか問題も収束の方へ向かっている。

昨年末に問題が発覚して、6月までは正直地獄のような日々だった。常に頭の中にその問題の事があり、その問題の原因となった当事者の方に対する複雑な思いがあり、何をしていても、どこかモヤモヤしたような気分だった。

そんな日々も、ひとつひとつ取り組んでいけば、いつか終わるよね。

いつかは、「あぁ、あんなことあったよね」と思えるよなぁ。

そんな風に言い聞かせ、どうにかやってきたこの半年間。

思えば、僕にはそんなメンタリティはなかった。

「始まれば、いつかは終わる」「自分のやることに集中する」「自分のコントロール出来ることに集中する」

こういった考えや、ひとつの事を粘り強く取り組んでいくメンタリティはきっと、ウルトラマラソンに挑戦していく中で少しずつ身に付けてきているのかもしれない。

そう思うと、僕は走ることに本当に救われているし、走ることを通じて少しはマシな人間に近づいていっているのかもしれない。

そんなことを駐車場について、走る準備をしながら少し思った。

まずはDNFの思い出コース

この日のコースは、まずは本栖湖県営駐車場を出て、そこから精進小学校まで行って、そのまま大通りを河口湖大橋に繋がっている通りに当たるまで直進。そこからは河口湖方面に行き、チャレンジ富士五湖のコースを通っていく。

その後西湖を通って、精進湖は周回せずに本栖湖県営駐車場に戻る。

そんなコースを行くことに。

このコース、思えば2019年秋大会で精進小学校でリタイアした時に収容バスで通ったコースだ・・・。

本栖湖県営駐車場エイドで、あまりの疲労感に打ちのめされ戦意喪失し、あしたのジョーばりに真っ白になって長時間座り込んでしまい、気が付いたら制限時間ギリギリになり、雨に打たれながらどうにか本栖湖を周回したけど、後の祭り。

精進小学校に向かってヨレヨレ進んでいたら、後方から運営の車が来て「最終ランナーの後方につきました」と聞こえて、自分が最終ランナーであることを認識。その後少し粘るも、「この先の赤池大橋以降は登り基調だからキツいなぁ」と思った瞬間心が折れて、DNFを決断。

その後、苦い気持ちで収容バスに乗り、「へぇ。ここ通ればこんなに早く会場へ戻れるんだ」と思った道。

そんな思い出のある道。DNFの思い出コースを行く。

走り出すと、本栖湖県営駐車場から精進小学校までの距離の短さに唖然とした・・・ww

チャレンジ富士五湖本番の時は、すごく長く感じるのに!!

やっぱり80kmとか走った後にここ通るから、そう感じるんだよなぁ。

そんな感じで精進小学校も通過。

歩道は雑草が生い茂っている所があり、よけながら走るのが楽しかったです。

精進小学校を過ぎると、赤池大橋などなどの登り坂。

ここも、本番は壁に見えたはず・・・なんだけど全然スイスイ登れる。

やっぱり長距離走ったダメージを抱えながら挑むから、あんなにキツいんだよなぁ。

橋から見える景色もすごく良いし、なんだか最高。

チャレンジ富士五湖本番は西湖のほとりの方へ進んでいく所も、そのまま河口湖方面へ直進。

ここからは自分の脚で通ったことのないゾーン。ちょっとワクワクしながら進んでいきます。

クセ強看板の攻撃

このリタイアバスに乗った時に覚えたコースは湖が見える訳でもない普通の国道。

途中に鳴沢氷穴がある位。

・・・のはずが、途中にこんなクセ強な看板がw

「き・・・きのこ王だと・・・・?!」

「当然、きのこ王を名乗るなら、映画「マタンゴ」は必修科目だよなぁ」

そんなことを言って、奥さんに鼻で笑われながら、きのこ王のお店を通過。

つーか、「沸騰鬼嫁」って何だ??

そんな情報量多めのきのこ王の店。完全に僕のツボでした。

きのこ王の笑いの襲撃を受け、いつになったらチャレンジ富士五湖のコースに当たるんだ・・・意外と長いぞ・・・などと思い始めた頃、ようやくチャレンジ富士五湖のコースに。

いよいよチャレンジ富士五湖のコースへ。

ついにチャレンジ富士五湖のコースに当たり、河口湖方面へ。

反対に行くと、船津の坂がある。

一瞬、船津方面へ行ってあの坂は元気な状態で対峙したらどの程度のものなのか確認したくなりましたが、それはまた今度。そんなことをしたら、今日のロングジョグが地獄に変わる事不可避。ここからだって、足和田出張所から西湖への激坂、赤池大橋らへんの坂道とチャレンジ富士五湖で僕を苦しめた強敵達が手ぐすね引いて待っている。

ここまで走って18km位。陽もだんだん高くなってきて、気温も上がってきた。

本栖湖に着いた時は「涼しい!!」などと言っていたけど、気が付いたら滝汗だし、信号で止まった時には持参の経口補水液をちびちび飲んでいる。

間違いなく、普段自分が走っている所よりは暑さはマシなんだけど、これは間違いなく暑くなる。

確かこの日の予想最高気温は30℃。

暑さ、それに加えて、ここから本栖湖までのタフな道のり。

「観光ランでーす」みたいなノリで来たけど、そんなことを富士五湖は許してくれないのか。

これまでのチャレンジ富士五湖の思い出、特に昨年の5LAKESに挑戦した時のことが鮮明に思い出される。

「思い出」なんて生ぬるいものではない。

河口湖から足和田出張所の間で心が折れてリタイアしたことは2回!!

前述の本栖湖でリタイアしたのは1回!!

完走した時だって、なかなかえらい目に遭っている(;^_^A

そんなトラウマ思い出を想起させる河口湖大橋への道。

「ま、今日は観光ランだし、気楽に行きますかね・・・・」

そんな感じで、数々のトラウマを脳の隅っこに追いやって河口湖大橋に向かって行くのでありました。

「もうひとつのチャレンジ富士五湖 後編」に続く。

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