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もうひとつのチャレンジ富士五湖 後編

チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
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ようやく、河口湖大橋に向かう通りまで来た。

ここまで本栖湖県営駐車場から18km位走ってきた。割と日陰も多いし、涼しいからマシではあるんだけど、実は結構汗かいているし、普段走っている所よりアップダウンがある影響か、脚もそれなりに疲れている。

信号待ちをしている時に、ザックに入れてあるOS-1ジェルを少し飲みながら思う。

「やはり富士五湖、強敵だなぁ・・・・」

この先は、チャレンジ富士五湖で何度も走っているコース。あんな坂や湖のほとりをひたすら進むコース。自ずと今までのチャレンジ富士五湖に挑戦してきた中で味わってきた阿鼻叫喚が脳内で呼び起こされる。

いやいや、ビビるな。チャレンジ富士五湖本番は河口湖の手前あたりだと45km以上は走ってきている。今はまだ18km。

「まだ慌てるような時間じゃない(仙道かよと)」

そう言い聞かせながら、景色を楽しみつつ進んだ「もうひとつのチャレンジ富士五湖」後半戦。

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河口湖、インターナショナル。

河口湖大橋に向かう通りに出て、走って行くとあっという間に河口湖大橋。

なんか、大会でここ通る時は永遠に感じる位長く感じるこのゾーン。やっぱりアレは疲労感がそう感じさせているんだ・・・こんなにあっと言う間だったとは・・・。あまりのギャップに、走りながら「は?もう着いたの??」と言ってしまっておりました。

河口湖大橋から見た富士山。

河口湖沿いのコンビニで休憩していると、まわりは外国人だらけ。

なんか、自分が海外旅行に行っているのではないかと錯覚を起こすレベル。

先日東京に行った時も外国人の多さに驚いたけど、日本が観光地として人気があるのか、それとも円安の影響なのか。どっちでもいいけど、なんかインターナショナルな雰囲気が楽しかったです。

その後は結構暑くなってきたのと、ここから足和田出張所までは長く感じて黙々と走りました。

走り終えた後、奥さんが言うにはこの辺りはかなりキツくて歩きたかったとの事でした。チャレンジ富士五湖5LAKESを何度も完走しているのに、何を言っているのかと返しておきましたがw

結構長く感じた、足和田出張所までの道のり。

心の作り出す虚構と現実のギャップを感じた西湖への坂

暑さにやられ始めた頃、ようやく足和田出張所が見えてきて、坂の手前の自動販売機で給水と被り水を購入。

「自動販売機で被り水を買うなんて、なんて贅沢なんだ・・・」と思いましたが、背に腹は代えられない。

体を冷やさなないと、だんだんマズいことになってしまう。

この辺りで、持ってきていたOS-1ジェルもアクエリアスの経口補水液も飲み切ってしまった。

後は現地調達で飲み物を確保しつつ、体を冷やしながら進んでいくしかない。

そんな感じで自動販売機で水を買って頭や首にかけて腕や顔も濡らした所・・・最高に気持ちよくて、大復活。その後も水を携行して少しづつ少しづつ体にかけて進んでいきました。

大会で暑い時の水被りは当然していますが、普段のランではそこまで意識してやっておらず、今回しっかりやってみた所、やるのとやらないのでは快適度が全然違いました。これからはもっと意識して暑い時は体に水をかけていこうと思います。

水で体が少し冷えて、そこに風が当たるともっと気持ちいい。この日の風は少し冷たさも含んでいたように感じ、それのおかげでより元気になりました。

さぁ、ここからは西湖への坂。

足和田出張所エイドのある所。当たり前ですが、大会の時と違う雰囲気でした・・・。

この西湖への坂。チャレンジ富士五湖の時はほとんど全歩き。しかも、ここからの道のりがものすごく長く感じてつらい所。

しかし、ここもあっという間。

しかも、正直全然大したことのないように感じる坂。先月走った天狗のこみちマラソンの坂の方が全然凶悪に感じる。

これはやっぱり、

  • チャレンジ富士五湖本番では、ここまで56km走ってきていることによる疲労があること
  • 「56kmも走ったから、この坂は無理だ」という思い込み

この2つの事象が、西湖への坂を凶悪に感じさせているように思うし、「事象」と書いたけど、「思い込み」も相当あるように思う。

本当、ランニングというスポーツに限らず、心の作り出す虚構ほど厄介なものはない。事実ガン無視でその虚構を事実と思い込んでしまってドツボに勝手にはまり込んでしまう罠。人生における悩みなんて、大半は自分の心の作り出す虚構な気がする。

「事実」と「心の作り出す虚構」の区別。

「自分のコントロール出来ること」と「コントロール出来ないこと」の区別。

この辺りの仕分けを的確に出来るようになったら、もう少しマシな人間になれるかもしれない。

トンネルの中を走るのが何故か好きです。

本栖湖への帰還。楽しかった!!

そんな感じで、あちーあちー言いながら走りに集中しつつ、景色を愛でたり、色々脳内に浮かぶことを考えたり、奥さんと話したりしながら西湖を通過。

途中寄ったトイレで巣立ち寸前のツバメの巣を観察して楽しんだり、赤池大橋で景色を楽しんだりしつつ進んでいきました。

最後の補給として、精進湖の手前の自販機(ニューあかいけの所)で、フリスクの飲み物にトライ。

飲んでみて一発で思い出したのは、もう20年以上前の大学受験勉強をしていた時の事。

当時眠気を打破する為に、ユンケルを飲んだり、濃いめのコーヒーを飲んだり、シャーペンを太ももに刺す等、今思えばクレイジーな眠気打破を試みていた。その眠気打破の手段のひとつとして、フリスク5粒を一気に口に入れてかみ砕きながら、氷でキンキンに冷えた水を一気飲みするというのをしていました。

その味でしたw

そんなバカなことをしていた受験生は、残念ながら第一志望校には受かりませんでしたが、楽しい大学生生活を送り、その後も紆余曲折ありながらも楽しく生きてきています。

当時、あれだけやって受からなかったことはかなり僕にとってショッキングな出来事だった。

その後の人生も、良い事も、悪い事もありました。

きっとこれからも、それらは半々でやってくる。

それをどう捉えるか、どう過ごすかは僕次第。

なんかこの日は、すごく楽しかったし、景色も最高だった。色々考えながら走った。

精進小学校へ行くか、本栖湖へ行くかの分岐を超えて、本栖湖へ向かい、おなじみの地下道の階段を通って、進んでいくと本栖湖県営駐車場が見えてきた。

来年のチャレンジ富士五湖では、5LAKESに挑戦してここにヨレヨレで到着しているのか、それとも4LAKESに挑戦するのか、まだ決めていませんが、是非また走りたい。

この日走って思ったことは、ここを走るのが好きということ。楽しかった。

そんな感じで本栖湖県営駐車場へ帰還!!

大満足で、「もうひとつのチャレンジ富士五湖」無事完走!

「もうひとつのチャレンジ富士五湖 後編」完

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