この間、不思議な夢を見た。
いい夢、悪い夢、色々あるけど、おそらくは「悪夢」の分類。
夢の中で僕は湘南国際マラソンのスタート地点を目指してメイン会場の大磯ロングビーチをうろうろしているのだが、永遠にスタート地点に辿り着けずにすごい数の人の中をさまよっていた。
なんかいやーな感じで目が覚めた後、クスッと笑ってしまったけどなんともリアリティのある夢だった。
2013年から2019年大会まで連続で走り、それ以来出場していない湘南国際マラソン。
夢を見たのも何かの縁ということで、湘南国際マラソンの思い出を書いてみたいと思います。
地元のビッグレース
なんといっても、湘南国際マラソンは地元のビッグレースだ。
夢で見たように、スタート前の混雑は僕が出ている大会の中では断トツでトップ。
トイレに行くのも大行列、スタート地点に行くのも、人混みをかき分けていくようなイメージ。
ある意味、スタートが無事出来ると「やりきった感」がある大会。
そして、地元の大会だけあって、翌日に「湘南国際マラソン走りました!」などというと完全にヒーローだ。
この翌日だけは、何故か職場でも、得意先でも「昨日湘南国際走ったの?」と聞かれる。
そういうことがある度に、「ああ、地元の大会なんだなぁ」と感じました。
初めて僕が湘南国際マラソンに出場したのは、2013年。
この年のエントリーは本当に地獄だった。
「しばらくお待ちください」の画面から一向に進まないエントリー画面。
確かエントリーが出来たのは、エントリー開始の20:00から4時間半後の深夜0:30とかだった気がする。
「こりゃフルマラソンを走るのも大変だけど、エントリーするのも大変だ・・・・。」
エントリーが終わった後には、そんな言葉も飛び出すまさかの事態でした。
そんなエントリーからスタート前まで、色々思い出のある湘南国際マラソン。
大会の思い出
湘南国際マラソンは、大磯ロングビーチをスタートし、そこから江ノ島まで行って折り返し、ゴールを横目に二宮インターまで行って折り返し、ゴールの大磯ロングビーチへ行くコース。
普段休日に走るコースとほとんど変わらないのですが、大会で車道を走るのはなんとも特別な感じがして大好きでした。
初めてフルマラソンを完走したのも、2013年の湘南国際マラソン。
前年の初フルのちばアクアラインマラソンでDNFして、そのリベンジで出た大会。
西湘バイパスに入ってから、ゴールまでの10kmは本当にキツかった。歩いたり、走ったり。脚は痛いし、攣るし、背中も痛い、腰も痛い、肩も痛い、もう全身がSOSを出している状態。どうにかこうにか、進んでいって、ゴールが見えた時にはものすごくホッとしたのを今でもよく覚えています。
その後もルナサンダルで走って4時間切りに挑戦したり、3時間30分切りに挑戦したはずが、失速しまくって4時間15分位でゴールしたりとか、色々楽しい思い出が多い。
そんな感じで毎年出場を続け、2019年の大会では初めて3時間30分切りを達成。
この大会は沿道にも、親や兄弟、親戚の応援や職場、友人の応援もあって、いい思い出がいっぱい。
その後コロナ禍を経て、フルマラソンは身軽に走りたいという僕の意向と合わない感じに大会が変わり、ここ数年は出場を見合わせている状況。
それでも、ジョグをしていると目に入る「湘南国際マラソン開催のお知らせ」の看板。
この看板を見ると、色々な懐かしい思い出がよみがえります。
初めてフルマラソンを完走出来た時の気持ちを、完走メダルをかけて頂いた時の感激を。
失速しまくって歩き倒した悔しさを。
スタート前にトイレに並んで「号砲間に合わねーよコレ!!」と焦った時の気持ちを。
家族や知っている人が沿道にいる心強さを。
上手く走れても、そうでなくても、ゴールすればなんだか幸せになる気持ちを。
毎年湘南国際マラソンの時期が近づくと思い出す、そんなランニングの思い出。楽しさ。
これからも、楽しんで走って行きたいと思う。
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