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「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」を読んで

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「ミニマリスト」という言葉を初めて聞いた頃に購入して読んだ「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」。

購入した当時は片付けブームで、そういったテーマの本が多く出ていたような気がする。

それらの中でも、ただの片づけだけではなく、片付けから自分の生き方まで見直していくような流れであることから特に気に入り、定期的に読み返しています。

この本を読むと、何故か家のモノが減るという面白い現象が起こります。それと同時に、持っているモノと向き合うことで、自分自身も見つめ直すことが出来るような感じがあります。

家の中に愛着の持てない物があふれていて、その状況を何とかしたいなと思っているけど踏み出せない方、自分を見つめ直す機会を作りたいという方に是非おすすめの一冊です。

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モノとの付き合い方から、生き方まで考えさせられる本

この本は、ざっくりと下記のような構成。

  • ミニマリストとは?
  • どうしてこんなにモノが増えてしまったのか
  • モノを減らすためのテクニック
  • 著者の変化

読んでて、「なるほどなぁ」と思ったのは、モノとの付き合い方って生き方なんだなぁということ。

僕の場合、不安がある時はモノが増える傾向にある。不安がない時はモノが少ない。

将来が不安な時、過去に執着している時には、「将来使うかもしれない」あるいは「これはあの時の思い出のものだから」と抱え込んでいたような気がする。

この不安と執着を手放して、捨てていくと、「今に集中出来るようになった」と本に書いてあった。

これに関しては、完全に同意だ。

「今を生きる」ということは、とても大切なこと。

僕は、心の鍛錬が未熟なのでちょっとでも油断するとすぐに将来を不安に思い、過去に執着してしまいそうになる。

自分の目の前にある、自分のモノを見直して、これは「将来への不安から所有しているものか、あるいは過去への執着で所有しているものか」と自分に問いながら片付けをしていくことは、ある意味モノを通して自分自身を見つめなおす行為なのだと僕は思っている。

そうやって、モノを通して自分を見つめなおしていくことで、モノを片付けてすっきりとしていくと同時に自分の頭の中や心の中もすっきりとしていく過程が僕は好きだ。

今では、部屋が散らかるとか、不要なモノが多いということはだいぶ無くなったけれど、きっとこれからも僕の心の在りようでモノは増えたり減ったりすることだろう。

その時は、モノを通して自分を見つめなおして、部屋を整えて、自分を整えていきたいと思う。

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