「お金が尽きると、夢が尽きる。これが真実だ。」
そんな強烈なフレーズが書かれた帯が付いている本。
著者は西野亮廣さん。西野さんと言うと僕の中では「はねるのとびら」のイメージが強い方でしたが、現在は様々な活動をされているんだなというのを本を読んで知り、驚きました。
読んでいく中で色々とあまり知らない世界(NFT)のことも出てきて、興味深く読みました。
他にもお金の事や、ビジネスの事なども。
家計の改善とか、そういったことに直接つながるようなテクニックが書いてあるとか、そういう感じの本ではないですが、お金のことを考えるいいきっかけになる本でした。
僕の感想
僕がこの本を読んで感じたことは、「お金が尽きると、夢が尽きる」は真実ですね。
という事です。
僕はたまたま小さい頃から、親がお金の事についてはシビアなことを教えてくれる感じだったのでお金を汚い物とか、お金の話をすることをタブー視するような所はなかったので割とこの本に書いてあることもスイスイ読むことが出来ました。
NFTの話も、とてもわかりやすかったです。僕は今の所、そういったものをやるつもりはありませんがどういうものかを知っておくというのは大切だと思います。
「どういったものかを知っておく」
これを拒否する人が意外と多いんだなということを、仕事で色々な方とお話すると感じます。
「どんなものかわからないし、訳わからないから良いです!」
「聞いてもわからないから、言う通りにします!!」
とか。
僕はその人たちをカモにするとか、そういうことは断じてないのですが、その手の人達からしたらいいカモだよなぁと思います。
実際カモにされて、とんでもない額のお金を取られてしまった人もウン十人と見てきました。
「知ることを拒否して、理解することを拒否する」
これは大きなリスクのある行為だよなぁと思う訳です。
理解しないで相手の言うままに進んでいったら、どんなことが待ち受けているかは全くわからない。
もしくは、知らないことでとんでもない機会損失をしているかもしれない。
「知ろうとすること、理解しようとすることは、とても大事」
このことを強く再認識しました。
・・・・・話変わって、僕には残念ながら、今の所「夢」はない。
じゃあお金がなくなっても、尽きるものがないね。
と、思いきや、お金がなくなると尽きるのは夢だけではない。
「選択肢」も尽きるのではないかと思うのです。
職業選択、住居の選択、趣味、遊び、食べ物、、、、数え上げていけばキリがない位。
数多くある選択肢の中で、どちらを選ぶかはその人の自由。
だけど、「選択肢があって、どちらも選べる」状態であることがかなり重要なのではないかと僕は思っております。精神的な余裕が全く違うと思います。
例えば、会社で理不尽な要求があったり、人格を否定されるような言動を浴びせられるようなことが続いても、当面の生活費のお金がなければ退職という選択が取りずらくなるように(こんな状況になったら失業保険を活用してすぐにでも辞めたほうが良いと思いますが。)。
逆に金銭面で「いつでも辞めれますよ」位の状況ならば、仮にそういう状況でも精神的に余裕を持って仕事やそういう事態を改善してもらえるように取り組めたり。
選択肢があるという状態は、とても大切だと思います。
そんな感じで、
「知らないことを理解することの重要性」
「お金が尽きると、夢だけでなく選択肢も尽きる」
そんなことを読んでて思った、書籍「夢と金」でした。
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