リクガメ達に与えている人工飼料。2008年から飼育をしておりましたがマズリを与えたことがなく、今回初マズリでした。
様々な人工飼料を与えてきていましたが、飼育を始めた頃から評判の良かったマズリを使わなかった理由は単純に近隣の店舗になかったからで、いつかは与えてみたい人工飼料の1つでした。
- 着色料を使用していない
- 動物園での使用実績がある
などの理由で良い評判を聞いていたマズリのペレット。
僕がリクガメ達に与えてみた感想や、食べるリクガメ達の様子などレビューしていきたいと思います。
見た目
見た目は、上記の画像のような感じで、水にふやかす前と後であまり大きさに変化がありませんでした。
水でふやかした後のペレットは、他の人工飼料と比較して柔らかく、崩れやすいように感じました。これはあくまで人間目線で感じたことで、リクガメ達は特に気にすることもなく食べておりました。
製品情報等
【製品の袋に書いてあること ※抜粋】
- 草食性リクガメ用に開発された高繊維質飼料
- 完全栄養・・・ビタミンおよびミネラルの添加は必要なし
- 天然由来の抗酸化剤
- 給餌方法:体重の約1~4%を与えてください
- 粗タンパク質:15.0%以上
特に「おっ」と思ったのが、与える量の目安(体重の約1~4%)が記載されていることです。
元々人工飼料は週に一回少量を与える程度なので、それより少ない給餌量になりますが目安が記載されているのは珍しいように思います。
粗タンパク質については、僕はあまり気にしていませんがキョーリンのマルベリックドライやスドーのトータスフードよりわずかに多いです。
着色料は使っていないので、カラフルなフードの着色料が気になる方はこちらのタイプが良いと思います。
匂いについては甘いフルーツの匂いや牧草のような匂い等はありませんでした。
リクガメ達の食べる様子
うちの連中(ギリシャリクガメのリッキー(♂)とロシアリクガメのずんだ(♂))は与えた初日からバクバク食べていました。
リッキーは何でも残さず食べるので、このマズリも毎回残さず食べております。
一方、少し気になるのが、ずんだは毎回1~2粒残します。今まで与えた人工飼料は毎回残さず食べていたのでもしかしたら他の人工飼料程、ずんだの好みではないのかもしれません。全く食べないという訳ではないのですが、そんな感じです。
我が家の2匹の反応だけでの印象ではありますが、今まで与えてきたフード(スドー/トータスフード、キョーリン/リックゼリー、マルベリックドライ、ジクラ/ジョジョフード)と比較すると、問題となるレベルではないものの、少し嗜好性は落ちるのかな?という印象です。
人工飼料を僕が与える理由
リクガメの人工飼料については、与えることに賛否ありますが僕は少量ならばアリなのではないかと思っております。
基本は、野菜と野草を中心に与えて、わずかな量の人工飼料や果物等を与えるという感じ。全給餌の90%は野菜と野草です。残りの10%位を人工飼料や果物という感じで与えております。
飼育下のリクガメは食べる量も、食べている物も、得ている栄養素も、紫外線の量も、不足しているのか、あるいは過剰なのか、わからないという実情があります。色々情報をかき集めていますが、僕の結論としては「わからない」というものでした。「わからない」では身も蓋もないので、様々な情報の中から最適で、かつ中庸な選択をするようにしております。
他にもある栄養素は足りている(もしくは過剰か)のに、ある栄養素は足りていない、という状況も発生しうると思っており、僕が特に足りていないのではと思っている栄養素はミネラルです(リクガメ達の元々いた所と日本では土壌が異なる為、植物の含有するミネラルも異なることや洗ったものを与えている点などを考慮して、そのように考えております)。
あと、たんぱく質もそんなに必要ないというのは目にしますが、最低限の必要量はどれくらいなのか?
この辺りの答えはなかなか見つからず、様々な飼育者の方の発信内容やお話しを伺っても様々な感じです。
このへんの疑問符を補完してくれる役割を期待して、僕は人工飼料を週に1回程度与えております。
野菜や野草で不足している可能性のある、たんぱく質やミネラル等を人工飼料で補うという感じです。
そんな考えで、人工飼料を週1程度与えております。
まとめ
マズリの5M21は、
- 着色料不使用
- 動物園での使用実績や飼育者間での評判が良い
- 与える量の目安がしっかり数字で記載されている
そんな特徴のある人工飼料だと感じました。
僕は、与える量の目安がはっきり書いてある点にとても好感を持ちました。人工飼料大好きなロシアリクガメのずんだが少し残すのは気になりますが、まったく食べない訳ではないのでヨシとしようと思います。
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