【ここまでのあらすじ(第1話はこちらです)】
ついにスタートした2023年館山若潮マラソン。
10kmまではオーバーペース気味で入ってしまった僕。
しかし、この後に支払うツケの大きさを知る由もない。
オーバーペースではあるが余裕度があることで、調子に乗って「これは、(自己ベスト)獲ったな」などと思いながら房総フラワーラインまで走っていくのでありました・・・。
突っ込みキャラの憂鬱
「当初予定していた、4:40/kmペースに戻そう」
フィーリング重視で行くと、このまま房総だけに暴走してしまいます。
暴走フラワーラインでは、シャレにならんのだ。
ちょっとだけ冷静に、時計をチェックしつつペースを落ち着かせます。
いつも思いますが、このままフィーリングで行ったらどうなるんでしょうね。
もう何年も前の湘南国際マラソンで、当時まだ3時間半を切っていなかった頃にそんなノリでフィーリングで突っ込んで前半は3時間半切りペース、その後ブッ潰れゴールタイムは4時間30分とかだった記憶があります(笑)
そう、その好奇心は危険だ。
マッドサイエンティスト体質丸出しで何度も試したじゃないか。
もう立証されているじゃないか。過去に自ら立証しているじゃないか。
それでも試したい気持ちが芽生える僕は、すごくバカなのか。
いや、ある意味ドリーマー。
石橋を叩きすぎて割ってしまうような、つまらない性質の僕に残された唯一のドリーマー性質。
脳内ですかさず、第二の自分から突っ込みが入る。
「いや、だから、突っ込みはダメだって!」
・・・わかってますよ!骨身に染みて。何回マラソンでやらかしたか。僕のマラソンは笑いと阿鼻叫喚でいっぱいだ。
別にどんなになっても大会は楽しいからいいけど、なるべくなら阿鼻叫喚なしでお願いしたい。
「因果なものだな、このバカな性分も・・・・」
シャア様気取りでそんなフレーズを頭で浮かべつつ、15kmを通過しました。
15km地点通過タイム:1時間08分36秒(10km→15km:23分06秒)
怪しくなる雲行き。
15km地点の通過タイムも少しペースを抑えることが出来たものの、まだ4:40/kmより速いペースで推移している。
いかん、これは暴走フラワーラインだ。
暴走房総フラワーラインの菜の花はとてもきれいで見ててとっても気持ちいいです。
道もまっすぐ、視界の左は菜の花と山、右は海。
いや、これ最高でしょ。
館山若潮マラソンならではの良い景色を楽しみつつ、進んでいくと・・・・
?
あれ?
なんか脚重くなってきたなぁ・・・
細かいアップダウンで脚削られたか?
オーバーペースがたたったか?
なんでだろう~なんでだろう、なんでだなんでだろう~
ハーフのベスト86分なのに、このペースで疲れるのなんでだろう~
脳内で「なんでだろうの歌」が流れまくっていました。
でもマジな話、なんでなんでしょうね。
昨年12月のはだの丹沢水無川マラソン(ハーフ)は86分で走れました。
オーバーペースのペースでも、ハーフマラソンのベストタイムからはかなり余裕を持って走っているはずなのですが。なぜキツさを感じるのか。
気持ちが弱いからなのか。
30km以上走る回数が全ワークアウトの中で回数が少ないからなのか。
2時間以上体を動かしていると、2時間を境にキツさを感じることが多いので30kmとか3時間走るのをやれば克服出来るのかな・・・・
そういうランの頻度を上げていけば、もう少し強くなるかもなぁ。
そうすれば、もっと大会も楽しめるなぁ。
そんな未来のことも考えているけど、まずは今日をどう走るかだ。
まだまだ先は長い。
あーそれにしても情けないのう。なんか「先は長い」とか弱気なフレーズが出てきているし。
僕の走力、出し渋ってないすか!?
ねえ、僕の走力を管理している人!!
責任者、出てこいやー!!走力だせー!!出し渋り断固反対!!
僕の悪態がピークに達した頃、道の駅南房パラダイスに到着しました(;^_^A
応援の方にお礼を言いつつ、手を振っていると理性が少し戻ってきたような感じがしました。
20km通過タイム:1時間31分(15km→20km:23分19秒)
エイドステーションでバナナを頂き、BCAAサプリを摂り、さぁ後半戦!!
ここからが館山若潮マラソン、本当の試練。
ついに例の激坂に挑みます。
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