2011年から走り始めて、「自己流ではダメだ」と気づいて様々なランニングの本を読んできました。
本の他にもインターネット等でもトレーニングの情報を仕入れていました。
その中でよく聞いていたのが「リディア―ド」という名前。
走り始めた頃にも一度本を手に取ったことがありましたが、少し難しそうだったので手を出さず。
2022年に再び本屋で見つけて、手に取った所今まで自分が疑問に思っていたことが全て書かれているかのような感じがあったので思わず購入。
僕が、今までひたすらやってきたことはこの書籍で言及されている「有酸素能力発達の走り込み」だったのだ・・・・とわかりました。
この本は、読んでいくと今までやってきたトレーニングのまるで答え合わせをしているかのような気持ちになって読みました。
僕は「難しそう」と走り始めの頃は手を出しませんでしたが、走り始めの方やスピードで追い込んでいるけどタイムが出ないと悩んでいる方におすすめしたい一冊です。
そういうことだったのか!!今までの謎が解けた本
「リディア―ドのランニング・トレーニング」は三部構成で書かれております。
- 第Ⅰ部:リディア―ド・トレーニングの概要
- 第Ⅱ部:リディア―ド・トレーニングの具体的な手順
- 第Ⅲ部:リディア―ド・トレーニングに関する補足とまとめ
印象に残ったのは、「有酸素能力発達の走り込み」という一連の記述でした。
息切れしないスピードでゆっくり長く走り込み、土台を作っていく。
その土台を築き上げた上で、スピード系のトレーニングを乗せていく。
すごくざっくり書きましたが、この流れがとても詳細に書かれていてわかりやすかったです。
そして何より、僕の大きな疑問が解けたことがよかったです。
その疑問とは、「ゆっくり走るトレーニングで何故かタイムが向上している問題」です。
謎だった走力向上の理由
2011年に走り始めて、当初は全力で追い込むランばかりしていました。
時計をしていなかったのでペースはわかりませんが、かなり追い込んでいたと思います。
そんな感じで迎えた初フル。2012年ちばアクアラインマラソンは30km過ぎでタイムオーバー。
当時は走ると脚が痛く、走る時に常に脚が痛くならないかを心配していました。
そこからベアフット系ランニングに目覚め、速く走るとか、タイムを狙うのを少し置いておいて、お話しできるペースで長い距離をマラニック的に走るようになりました。
そんな感じでやっていき、2014年にフルマラソンで4時間切りを達成。
「ゆっくり走ると速く走れるようになるぞ」
根拠のない謎の手ごたえと、のんびり走る楽しさに魅せられてウルトラマラソンにも挑戦して今に至ります。
2019年頃から月間走行距離がコンスタントに300km~350kmを超えるようになり、ペース走などをやっても脚が痛くなることがだいぶなくなった為、ペース走、インターバル走、距離走といったポイント練をガッツリやって挑んだ2022年横浜マラソンで3時間24分という好タイムで走れ、今は3時間15分切りを出来たらいいなぁと走っております。
この一連の2011年から現在までの自分の変化の要因は、ゆっくり長く走ることで
「着地衝撃に耐えれるようになった」
「足腰が強化された」
この辺りが要因かなと思っておりましたが、お話しできるペースでのんびり走ることがこの書籍で言及されている「有酸素能力発達の走り込み」にも知らず知らずのうちになっていたとは。
他にも要因はあると思いますが、自分の走力向上の理由の一端がこの本を読んで理解できました。
これからも、タイムを狙う大会の前以外は「有酸素能力発達の走り込み」を中心に楽しんで走っていきたいなと思っております。
まとめ
「リディア―ドのランニング・トレーニング」はこんな方におすすめの一冊です。
- ランニングをこれから始める方・始めたばかりの方
- スピード系トレーニングをしているけど目標達成に届かなくて悩んでいる方
- 故障がちな方
- 「速く走らないと速くならない!」と思い込んでおられる方
- 色々あるトレーニングをやったけど、そのトレーニングの意図を改めて知りたい方
2011年から走り始めて、最近になってすごくトレーニングのことを考えたりすることが楽しくなりました。
これからも楽しんでランニングをしていきたいと思います。
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