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【ランニング書籍レビュー】非常識マラソンメソッド

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「非常識マラソンメソッド/岩本能史 著」。

この本(と、著者の岩本さん)に影響を受けまくった僕は、Onのシューズを履き、当初は存在すら知らなかったウルトラマラソンを走るようになり、「あんな所、走る所なの?」と友人や職場の同僚に呆れられながら足柄峠に走りに行くようになりました。

それの全ての始まりは、この本を購入して書いてあることを片っ端から実践してみてから。

2011年にランニングを始めた僕は混乱していました。

「走る」って、「走ればいいんでしょ」。

バカみたいな問答ですが、こんな感じで超自己流で自分の走っている距離も、タイムもわからないまま適当に走っていた僕は初フルの2012年ちばアクアラインマラソンでDNFし「これは自己流ではアカン」と参考書を探しに行きます。

どれを読んでも、難しい。

ラン初心者、かつおバカで、気合と根性とノリだけでスポーツしてきた僕には難しい内容の本がとても多かった。

難しく、情報も多く、取捨選択が出来るほどの経験も、知識もない。

「うーん、どれでいこうか」悩んでおりました。

そんな中で、

  • 膝が痛いランナーは薄底シューズを
  • 肘は横に振れ

などと書いてある本を発見。

その名は「非常識マラソンメソッド」。

パラパラっと本屋で中身を見て、直感的に「これだ」と思い即購入。

この本はランニング初心者にも、わかりやすく書いてくれている本で「僕のランニング生活を変えた一冊」と言っても過言ではないと思っております。

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ランを始めた僕の混乱を整理してくれた一冊

  • 色んなトレーニングメニューがあるのはわかった。で、どれをやればいいの?
  • フォアフット着地?かかと着地?なにそれ?
  • 走るのにフォームってあるの?
  • 大会の当日までの準備って何すればいい?
  • ランニングシューズって結局何履けばいいの?

これらの解は、本にも、インターネットにも色々情報が溢れていますが当時、自分にハマるものはありませんでした。

この本の第一章で「薄底シューズ」についての記載があります。

要約すると「膝に不安のある人は薄底シューズを履くべき」と。

「クッション性のあるシューズを履いたほうがいいんじゃないの?」

シューズのクッションが「ねじれ」を生み出して痛みの原因になっているとのこと。

当時クッション性のあるシューズを履いても膝の痛みから解放されなかった僕は、この本の言う通り薄底シューズを買い求めます。

それから、痛みから解放され走れるようになりました。

この一件から、「岩本さんの言う通りにしてみよう」と本で言及されていたことをやっていき、現在に至ります。

様々な情報がある中で「ランニングの通説を鵜呑みにするな」との考えから展開される「岩本理論」は僕の混乱に一つ一つ答えを与えてくれている感じでした。

岩本さんの書籍の内容とはズレますが、僕はこの当時は岩本さんの提唱する薄底シューズとベアフットランを併用して実践しておりました。

薄底ランニングシューズとワラーチ等を履き分け、ジョグはほとんどワラーチを使い、大会やポイント練で薄底シューズを使用しておりました。

書籍の内容

  • 薄底シューズ論
  • フォームについて
  • 岩本流ビルドアップ走
  • 峠走
  • フルマラソン3か月プログラム
  • レースマネジメント

これらのことが書かれております。

どの内容も、「岩本流」の内容で読んでいて面白いですし、実践した時の効果が絶大でした。

この本が発売された当時は現在主流の厚底レーシングシューズはまだ発売されていない為、厚底レーシングシューズについての言及はこの本の中ではありません。

これは個人的に思う事ですが、厚底レーシングシューズが主流になった今でも膝に痛みがある方は薄底シューズを試す価値はあると思っております。

厚底レーシングシューズも試しましたが、結局薄底寄りなシューズが好きです。

まとめ

我が家にある岩本さんのサイン。家宝です。いつかの丹沢湖ハーフマラソンでサインして頂きました。

この本は、

  • ランニング初心者
  • 色々な方法を試してみたけど、イマイチ伸び悩んでいる
  • 僕と同じように「非常識」という言葉にビビっときた方

そんな方におすすめの一冊です。

この本のおかげで、走り出す前には想像もしていなかったことに挑戦するようになり、とても楽しいです。

唯一この本に副作用があるとしたら、当初「歩かずにフルマラソンを完走出来るようになりたい」と思ってこの本を手に取ったはずだったのですが、ウルトラマラソンまで走るようになってしまったこと位です(笑)

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