2021年に購入したOnのクラウドブーム。
当時は今発売されているクラウドブームエコーが出ておらず、「On初のカーボンプレート搭載のシューズ」ということですごくテンションが上がった記憶があります。
2021年、中止になってしまった横浜マラソンの決戦シューズ候補として購入したクラウドブームでしたが、結局大会で使用することはありませんでした。
スピードは間違いなく出るし、デザインも申し分ない。
しかし、残念ながら僕には合わなかったです。
- 僕の走力ではこのシューズが一番生きると思われるスピード域が出せない
- クラウドブームの性能が一番生きると思われるスピード域で走れないことから、高反発力を持て余し、かえって脚が疲れてしまう感じがした
- 幅がかなりタイト(2時間以上のランで使うと指が当たって痛みが出てしまう)
シューズの高反発力を使いこなせない問題は、シューズに対して考えさせられるテーマでした。
これは今後のシューズ選びにも大きな影響を与えるのではないかと思っております。
色々な場面で使ったりする中で、色々シューズに対しての気づきを与えてくれた、僕にとってはそういう意味で思い出深いシューズとなりました。
そんな感じで約500km使ってきたクラウドブーム。
正直まだ使える状態のような感じもしますが、幅がタイトで足に当たることが気になってしまう為先日引退としました。
履いていて感じたこと等を振り返っていきたいと思います。
約500km使用したクラウドブームの状態
まだそこまで摩耗は進んでいませんが、前述の通り幅がタイトで足に痛みが出ることもあるのと、クラウドブームの一番性能が生かせると思われる速度帯で走ることがほぼない状況なので、引退としました。
これまでのクラウドブームの使用シーンは、
- ペース走
- インターバル走
- 距離走
- ペースを変化させながら走る通勤ラン
このようなジョグより速いペースの時に使用し、一番クラウドブームを履いて心地よかったのはインターバル走の時でした。
そのペースは3:30~3:40/km辺りで、ガチンコで5000mを走る時より速いタイムです。
これ以上遅いと、シューズの反発力を持て余して逆に脚に疲労がたまるような感覚がありました。
このような感覚があったことから使う場面が限られ、持っていた期間の長さの割に走行距離が少ない状況での引退となりました。
カーボンプレート入りのシューズについて再考する
僕の2023年2月時点でのベストタイムは、
- フルマラソン:3時間24分(2022年横浜マラソン)
- ハーフマラソン:1時間26分(2022年はだの丹沢水無川マラソン)
5000mと10000mの大会は2019年以来出ていませんが、おそらく4:00/kmで押し切れるかどうか位だと思います。
僕の走力だと、クラウドブームを履いて一番心地良く感じたペースの
3:30~3:40/km
というペースは、とてもじゃないけど普通に走っても届きません。
この3:30~3:40/kmというペースも、クラウドブームのハマる速度帯を確かめたくて出したスピードで普段こんなに速いスピードでインターバルをやることはありません。
これより遅いペースだと、
「ペースを抑えたい僕vsスピードを上げさせたいクラウドブーム」
この対決が起こってしまい、反発を持て余して却って脚に疲労がたまるような感覚がありました。
このようなことから、あくまで個人的な感想ではありますが、
カーボンプレート入りのスーパーシューズは、少なくとも3:30~3:40/km位からが心地よく使えるゾーンなのではないか?
と僕は感じております。
他ブランドのカーボンプレート入りのシューズも試着してお店の中で走らせてもらった程度ですが、かなり反発は強く感じたのでクラウドブームと同様に使いこなせないかなぁと感じました。
そのようなことから、現在はカーボンプレート入りのシューズは使用しておりません。
今後、カーボンプレート入りのシューズがハマる速度帯で走れるようになった頃にまたトライしてみようかなと思います。
まとめ
大会で使えず、残念な結果になってしまったクラウドブームですが、購入した時のワクワク感とスピードがグングン出る感じは、とても楽しかった記憶があります。
また、シューズの機能についても色々と考えたり試したりする機会も生まれたので、そういった意味では学びの機会をもらったシューズなのではないかと思います。
僕ではない、もっと速いランナーのもとへ行っていたら大会も走っていただろうと思うと申し訳ない気分にもなりますが、ありがとうクラウドブーム。
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