毎年恒例の箱根駅伝観戦。
今年は、すごく心を動かされたシーンがありまして。
それは、2位だった駒澤大学の5区金子選手と10区庭瀬選手のゴールシーン。
見た瞬間、「なんかすげえな」「最後まで出し切っててすげえな」などと思っていましたが、それでここまで心を動かされるだろうかと思う感じで。
そして箱根駅伝が終わって、ある程度時間が過ぎた後、僕が何に心を動かされたのかがわかりました。
それは、
- 翌日の復路に1秒でも速く走ってつなごうという姿勢(5区金子選手)
- 決着がついているのに、最後まで全力で行く姿勢(10区庭瀬選手)
どちらのシーンも目標である優勝を逃した時点で気持ちがプツッと切れたりしても不思議ではないし、そんな中で切れないで最後まで駆け抜ける彼らがとてもかっこよく見えた。
そして、それと同時に強烈な自らへの問いが生まれる。
「かっこいいと思うのはいいよ。それだけじゃなくて、お前、そういう風に生きているか?」
ああいう風に、日々過ごせているか??自らに問う。
勝ち目のない商談の最後、あきらめて適当に流していないか?
自分のことばかりでなく、自分の後についてきてくれる人のことまで考えて行動しているか?
年齢を重ねるにつれて、身に付いていく手抜きの作法、自己防衛の手段、言い訳上手・・・・
何かこう、彼らの姿を見ていると愚直に何かをやることの凄さとかっこよさ、そのあまりのまぶしさに、自分の影の部分が色濃く浮き上がってきたような、そんな感じ。
人生の難しさ、というか難解さのひとつに、ゴールがないことだと思う。
強いて言えば、それは死だと思う。
それはいつ来るかわからない。
だからこそ、今この瞬間にゴールを迎えても悔いのない、そんな生き方をしていきたい。
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