7/2(日)の8時間耐久レースは、まさかの63kmも走れ、味わいまくった暑さとか飽きとか時間走の恐ろしさとか、そんなことは全て「楽しかった」に上書きされて、大満足で大会会場を後にしました。
エイドのボランティアの方に「また来年も来てね!」と言われ、「はーい!また来ます!!」と迷いなく言っていたし。
なんなんだろう。
暑くて暑くてたまらない13~15時頃は歩き倒しながら「マジで無理・・・速く時間よ過ぎてくれ」と思うのですが、ラスト1時間過ぎると「まだまだ走るぞ~!!イケるイケる!!」と何故か走りたくなってくる。
あれだけ周回してきて「もういいぜ」となっていたはずの彩湖の周回コースが愛おしくなってくる。
2015年位から毎年8耐に出場していますが、この謎の現象は何なんだろうと思っている。
そして、今年もこの現象の謎は解けず、今こうして振り返りを書きながらただただ「楽しかったな」と思っている。
うーん。まぁ、楽しかったからいいか!
そんな楽しかった8時間耐久レース。今回、彩湖からの攻撃はまさかのリモートで、かつ2日前から来るというなんとも想定外の展開でした。
話は、大会2日前の夜に遡ります。
大会直前の悲劇からのシューズ再検討
6/30(金)、通勤ランを終えてナイターを見ながら夕飯を食べていた時に悲劇が起こりました。
ちょっと姿勢を変えた瞬間に・・・・
「ビキッ!!」
「あ!!やべえ攣った!!」
右足裏がバキバキに攣っている・・・・
翌日の仕事中も攣った箇所の張りが残り、歩くだけで張りを感じます。
うーん。出来る限りのケアをしてほぐしていくしかないか・・・・。
シューズは、元々Onのクラウドモンスターで行くつもりでしたが、この足裏の状態でクラウドモンスターの反発性は耐えられない気がする。クラウドモンスターの強みを引き出す前に、僕の脚がギブアップしてしまいそう。
そうなれば、反発性はクラウドモンスターより控えめだけど、安定性のあるクラウドストラトスで行こう!
大会前日に、シューズを変更することを決めて、奥さんには「足裏の張りが取れねえ・・・走ってて張りが悪化したら8時間コース上にいれないかも・・・・」と弱気なことを言っておりました。
うーん。これも時代なのか。
彩湖も当日対面での攻撃だけでなく、リモートで、しかも2日前に攻撃を仕掛けてくるとは・・・・。
「彩湖8耐・・・おそるべし」
そんなことを思いながら、眠りにつきました。
一抹の不安を抱え会場入り
朝は、車を走らせ彩湖へ。他の大会よりも朝がゆっくりなのはありがたいけど9:00スタートなんて恐ろしすぎる。
この季節のトレーニングは、早朝か夕方~夜しか走らない。
しかし今日は、言わば暑さのゴールデンタイムで走るのだ。しかも、僕の住んでいる地域よりも埼玉県は暑い。
8時間耐久レースは、走るアクティビティだけど、きっと暑さも楽しむアクティビティなんだ。
水を被って「うっひょー!!」とか言いながら、走ったり歩いたりし続ける。
そんなことを思いながら開会式を聞いていると、走る落語家さんの挨拶で「時間走は不思議なもので、がんばればがんばるほど、ゴールが遠くなるような気がする」とおっしゃっていた・・・。
おお・・・あの方でもそう感じるのか・・・・。すごく長距離を走る方でもそう感じるのか。
僕も激しくそう思う。
そんな感じで思わぬ所で、すごい距離を走られる方に親近感を感じて開会式を終え、奥さんとしゃべっていたら・・・・
「こばすけさんですか??」
驚く僕「え!?なんでわかったんですか??(第一声がこれは失礼すぎる件。すみませんでした)」
お声かけしてくださったのは、ツイッターで交流のあるさくらさんとtairenさん。
色々お話出来て、本当に楽しかった。レース中も助けて頂きっぱなしでした。
ありがとうございました。
そんな感じで、スタート前を過ごし気が付いたらスタート1分前。
このゆるいスタート前の感じがたまらない。
「よーし!!行きますかっ!!」
長いようで、あっという間の、不思議な8時間耐久レースがついに始まった。
順調すぎる2時間半
開始2時間半は本当に順調。
飛ばし過ぎることもなく、休みすぎることもなく。
懸案事項だった、右足裏の張りも走っているうちに気にならない感じになってきた。
経験則的に多分大丈夫な張りとは思っていたけど、本当に良かった。
これで、自分から降りさえしなければきっと17時まで楽しめるだろう・・・・。
時計の針は11:30を回ってきて、ついに彩湖の総攻撃が始まる。
「暑さ」「周回の飽き」「時間走の苦しみ」の3連コンボ。
それに対抗するは、僕のおバカな妄想と自動車を使った戦略的リカバリー。
たとえ交流戦を優勝しようと、首位争いをしていようと、ベイスボールをサイヤング賞投手にすら容赦なくお披露目する、ブレないベイスターズの如く、僕のポンコツぶりも全くブレずにこの日も炸裂する。
そんなベイスターズがたまらなく好きだけど、ポンコツな僕はなんとかしたい。
時間走の良い所は、景色等に変化がない分頭の中を旅する感覚があるのが楽しいのかもしれない・・・。
そんな感じで頭の中を旅しまくった中盤戦。
振り返ると、この時間が一番苦しいけど、一番楽しかったような気がする。
コメント
早速写真使って頂き、ありがとうございます!
スタート直後の御三方の後ろ姿をこっそり撮影してましたが、お気に入りの一枚です(笑)
前々日にそんなアクシデントがあったのですね。
次回の妄想、楽しみにしていますね!
>tairenさん
この写真、僕もお気に入りです。素敵な写真をありがとうございます!
そうなんですよ、思い切り攣ってしまいまして(;^_^A
結構前日とスタートするまでは不安な感じでした。
この次の記事で書く予定のtairenさんと一緒に走って頂いた周回の直前が一番妄想だらけで歩いておりました(笑)
tairenさんと一緒に走っていなければ、あのまま自分の世界に入り込んでいたような気がしますw本当にありがとうございました。
妄想まみれの中盤戦、楽しみにしててください(笑)