毎年参加している8時間耐久レース、今年もエントリーしました。
身も蓋もない話ですが僕はグルグル系が苦手です。
今の所時間系のウルトラマラソンは12時間が最長ですが、走り終えた後帰宅して目をつぶるとコースが出てくるレベルでトラウマになるのでどうも苦手です。
苦手、苦手、と言いつつ、じゃロードのウルトラマラソンなら走れるのかよ!
と言うとそういう訳でもなく。
じゃあなんでぐるぐる系周回コースのウルトラに出るの?と言われると、自分の内側に入っていく感じが面白いからです。
走っている時の妄想・空想が止まらない。あ、脚は止まるんですけど(走れよ)
そんな妄想族系ゆるランナーの周回コースウルトラ偏愛記事、書いてみようと思う。
至極まっとうな突っ込みを受ける大会名とその内容
同僚「こばすけさん、また何かの大会出たの?」
日焼けした僕を見て職場等で聞かれることです。
僕「ええ。昨日8耐出てきまして」
同僚「8耐て、それ車でやるやつじゃん!!鈴鹿とかの!」
僕「いや、当然自分の脚で走りますよ!!」
同僚「同じところぐるぐるやっぱり走るんですか?」
僕「そうですよ~」
同僚「それ何が楽しいんですか??」
僕「うーん。よくわからん。理由はない。なんか面白いんすよ。」
同僚「(うわーこいつやべえ奴だ・・・・という笑み)ええ・・・」
このやりとりを何年経ても明快な回答は未だに出来ず、ひらつか夢リレー12時間個人ではベンチで寝て蚊に刺されまくるとか寝ながら走って危ない思いをするとか、眠すぎてワラーチ脱いで裸足で走ったら小石を踏み抜いて涙目とか、初めて走った8耐(あの時は彩湖ではなく所沢航空公園だった)では暑すぎてコンビニに行きまくりアイス食いながら走った(というか歩いた)とかおおよそランニングからは連想できないことばかりしている。
なんかね、周回コースの時間走って脳内カオスを呼ぶ気がするんです。
速く走れば走るほど、走る距離が長くなる地獄
ロードの大会だと、速く走れば早くゴール出来ます。走る距離は変わりません。
時間走は、その時間内に走る距離を競う大会なのでそれとは違い、速く走れば走るほど距離を走ることになります。
今書いていても「当たり前じゃん。時間走なんだから」と思いますが、走っていて苦しくなってくるとそれがマジでキツイ。
でも当初に立てた「70km到達したい(未だ一度も達成していない。68kmが確かベスト)」という目標もあるけど、苦しくなってくると「8耐なんだから、8時間コースにいればいいんじゃね?」と例のネガティブこばすけがやってくる。
なんでしょうね、そもそも8耐とかの時間系レースってゴールがどこで何なのか自分で良く分かっていない。
8時間コースにいればゴールなのか、目標距離に到達すればゴールなのか、自分の中でよくわからないままアハハ、ウフフで走っているのがこの時間系レース。
だからちゃんと走れば走るほど走る距離が延びるなんてのは最早セルフ拷問。
妄想族ランナーの本領を発揮できる場所
セルフ拷問と化そうとも、最早走っている状態と言えない状態になろうとも、なんか楽しいのは何なのか。
僕は走っている時、イヤホンせずとも音楽を脳内再生したり、替え歌を制作していたり、妄想したりして走っていて(集中して走れよと)、そこに加えてネガティブこばすけとの対話もあるので退屈はしません。
去年出た8耐の時は久しぶりに長い時間走って、自分がダメダメキャラなことを忘れてて思い切り潰れて歩き倒していた時にずっとシャ乱Qの「いいわけ」が頭で無限に流れ始めて替え歌まで制作してしまう体たらく。
(シャ乱Qの「いいわけ」の前奏・・・)
潰れるウルトラはごめんだ
潰れるウルトラは超つらい
潰れたウルトラは自己嫌悪
潰れた後は、つらい つらい つらい
こばすけ過去ブログ 「走るリクガメ飼い」
2021年8時間耐久レースin 戸田・彩湖「思い出したよ、俺のこと」より引用
こんなおバカなことばかりしているからダメなんですが、これが面白い。
替え歌も色々あるんですが、まだ発表出来るクオリティにないんですよね。
「残響散歌」と「心臓を捧げよ!」もあと少しで完成しそうなんですがね(誰も待っていない件)
ある時はあまりにぐるぐるぐるぐるしているから、伊藤潤二の「うずまき」を思い出し脳内再生。
アレはシュールなホラーだった。伊藤潤二の好きな所はそれなんですが。
ホラーなんですが、なんかシュールで理不尽で不思議な世界観が伊藤潤二の漫画では展開されてて面白い。
「ギョ」とか無茶苦茶でしたからね。歩行魚ってなんだよ。みたいな。
そんな、伊藤潤二ワールドにまでトリップできる周回レース。
なんか書いていて、自分が時間系ウルトラマラソンに吸い寄せられる理由が分かった気がする(;^_^A
と、いうわけで楽しんできます!!
色々書きましたが、当然今回も70km越えを目指して走ろうと思います。
エイドステーションの食べ物と、賑やかな雰囲気と、妄想や空想をネタに彩湖をぐるぐるしてこようと思います。
楽しみ!!
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