我が家にいるリクガメ達にはメインで野菜や野草と与えておりますが、週に1回程度人工飼料を与えております。
リックゼリーは、水でふやかすタイプのペレットタイプのものが多い中で、異色な人工飼料。
作る手順は、
付属のカップに粉を入れて、熱湯を入れてかき混ぜて、固まったら完成。
こんな感じで、作るのに少しだけ手間と時間がかかりますが、リクガメ達に「ご飯を作ってあげている」ような感覚を楽しめるフード。
キョーリンならではの原材料や栄養素のデータや長期給餌実験のデータも公開されていて、その辺りの信頼性もあるフード。
そんなリックゼリーのレビューをしていきたいと思います。
製品情報等
製品の特長としては、「緑野菜」「黄野菜」「赤野菜」の3種類があることです。3種類の中で入っている成分が異なることから、おそらく味や匂いも違うはず(僕が匂いをかいだ感じだと大きな差は感じませんでしたが)なので飽きを防止することも出来るかなと思いました。
また、原料や長期給餌実験(対象はインドホシガメ)のデータ等が公開されていて、そのデータを見るのも面白いです(キョーリンさんのフードはこういうデータが出ていて、見ていて楽しいです。)。
リックゼリーの箱に記載されている内容によると、我が家にいるギリシャリクガメとロシアリクガメは「リックゼリーの嗜好性は中の下」かつ「野菜・野草との併用をおすすめする」とのこと。
嗜好性の高いとされるリクガメの種類や、リックゼリーを主食として与えられると記載のあるリクガメを見ていると雑食傾向の強い種が多いように感じます。これについては、成分表を読んでいると「フィッシュミール」「シルクワームミール」「オキアミミール」が含まれており、動物性のタンパク質も含んでいるからそういった感じになるのかなと思いました。
僕がリクガメ達に人工飼料を与える理由のひとつに、「野菜と野草のみだと、ミネラル、ビタミン、たんぱく質が不足している可能性が捨てきれず、それを補填したい」ということがあり、雑食性のリクガメをメインターゲットにしたと思われるリックゼリーは、上記の栄養素等の不足リスクを補う意味合いで時々与える人工飼料としては良いのではないかと思いました。
リックゼリーを作る
水でふやかして与えるタイプの人工飼料と比較すると、見ての通り少し手間がかかります。
作ってすぐに固まる訳でもないので、僕は与える前日の夜に作っておくようにしており、リックゼリーのデメリットを挙げるとしたら「作るのに手間と時間がかかる」という点だと思います。
ただ、僕のリクガメの餌やりは野菜も野草もそのままドンと与えて手間がかからないので、リックゼリーを作るのに手間がかかることが「ご飯を作ってあげている」感じがして楽しいです。
リクガメ達が食べる様子
我が家にいるリクガメ達はリックゼリーの箱に書いてある嗜好性で言うと「中の下」位の嗜好性。
匂いも色合いも、こういっては何ですがそんなに葉物や果物の匂いがする訳でもなく、色が鮮やかという訳でもないので食べるかなと不安になりましたが、与えてみてビックリ。
バクバク食べておりました!
リックゼリーを残すのは二匹ともないので、相当美味しいのだろうなと思います。
まとめ
僕が与えてみて感じた、リックゼリーのメリット・デメリットはこんな感じです。
【メリット】
- 原材料や栄養素、長期給餌データ等が公開されているので、「何を与えているか」が把握できる
- リクガメのごはんを「作っている」感じが楽しい
- 味が3種類あるので、リクガメ達の飽きや執着を防げるように感じる
- ふやかすタイプの人工飼料と異なる形態なので、リクガメ達の飽き防止になるように感じる
【デメリット】
- 水でふやかすタイプの人工飼料に比べて、与えるのに手間と時間がかかる
このようなメリット・デメリットを感じましたが、色々与える中のひとつとして与える餌としてはかなり良いのではないかと感じたリックゼリーでした。
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