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親族の家計破綻対応で確信を得たもの4つ。

僕が思う事
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昨年末から発覚した、親族の住宅ローン破綻、多重債務。

血縁関係的に無視する訳にもいかず、また住宅ローンの部分ではローンの種類的にこちらに損害が来るパターンだったこと、そして当事者の方が一人でこの問題を処理出来ないことがわかった(法的責任能力はあるが、この問題を処理する遂行能力がないのと、もう事態がめちゃくちゃで本人が現状把握出来なかった)ので、こちら主導で住宅の売却、そして債務整理と必要な所へ繋いでいきました。

現在は住宅売却はどうにかなりそうで(住宅ローンの残債は0になる見込み)、債務整理も進んでいる(こちらは自己破産)。

それはそれで良いとして、今回の事で本当に「自分はこう思う」とぼんやり思っていたことで4つ確信に至ったことがあって、

  1. ミニマリズムは最強だし、リスクマネジメントだ。
  2. 「見栄」とか「普通」とか、いらない。
  3. お金は絶対に、必要だ。
  4. 子供からお年寄りまで、お金の勉強は必須だ。

この4つ。てゆーか、当事者の方がこのどれか1つでもやっていればあそこまでの惨状にはならなかったはず。

たかがお金だけど、されどお金。

お金が破綻すると、人間関係も壊れます。

お金がなくなると、ガチで思考力が低下します(「窮すれば鈍する」はマジです)。

選択肢も減ります。

お金と向き合わなかった事、物と向き合わずため込んでしまっていた事、「見栄」と「普通」に踊らされ続け、欲と向き合わなかった事、これらすべてが一人の人間を経済的な破綻という大きな波となって飲み込んでいく様を間近で見ています。

そして個人的に借金のケツは自分で持たないと結局同じことを繰り返すという持論があるので、金銭的な援助はしませんでした(実際したら共倒れですけど。負債額がデカすぎる)。しかし整理をすること、手続きをすることについては全力で援助をしてきました。

それでもかなりの手出しはありましたし、時間の損失、健康の損失、精神的な損失、すさまじい被害です。

そう。お金の問題は当事者の問題だけでは済まない。

だからこそ、今回確信に至ったことを書いておきたいと思う。

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1.ミニマリズムは最強だし、リスクマネジメントだ。

当事者の方の状況を把握していく中で、すごく感じたこと。

あふれるモノ。

あふれる通帳。

あふれる「なんとなく契約」していた事柄。

これを最適化していたら、どれだけ月々の出費が浮いていたか。

実際、メスを入れて無駄を取り除いていったら、万単位で月々の支払いを下げられました。

あんな家計で何年無駄を垂れ流していたのだろう・・・・(遠い目)

そして、スッテンテンの今「不用品処分費用」として襲いかかってくる額。

その時その時で無駄なモノ、コトはないか?契約していることはないか?

チェックし、最小化を徹底出来ていれば、あんなにお金を無駄にせずに済んだ。

モノもこんなに増やさなければ、処分費用もかからなかった。使ってなさそうなモノがかなりある。無駄使いだ。

モノもコトも生きていく上で必要なんだけど、最小化しておいたほうが良い。

これは生きていく上でのリスクマネジメントだと思う。そう確信した。

あふれるモノやコトは、どんどん大きくなっていき、やがて自分では手に負えなくなった時、モノとコトはその人の主人となり、最後には襲いかかってくる。

「いらないモノ、コトは今すぐに捨てろ。放っておくと、手に負えない化け物になる。」

2.「見栄」とか「普通」とか、いらない。

「~にはこれくらいかけるべき」

「〇〇歳になったら、マイホームを建てるべき」

「普通、こうするべき」

普通、普通、普通・・・・・

僕は見栄とか普通とかそういう概念に背を向けて生きていて、その理由というのが、

「そうやって言われていることが、自分のしたいことではないから」

「見栄とか世間体が自分の操縦席に座るのは、何とも苦痛だ」

という、気持ちがあるから。

「普通」と言われることでも、自分がしたいことなら勿論する。

しかし、そういう概念に踊らされて、したくもないこと、欲しくもないモノ、無思考にこういうものと生きていき、それにお金を垂れ流すのは違うと思う。

これも、当事者の方のこれまでを見て、確信した。

「見栄とか普通とかいらない、自分が心からしたいと思うことをして生きる」

3.お金は絶対に、必要だ。

「お金がなくたって生きていける」

「ボロは着てても心は錦」

何故かお金を持っている人はあまり良く描かれず、お金がない人は良い人のように描かれることが多い日本のドラマ。映画。

現実はそうである場合もあるだろうし、そうでない場合もあるだろう。

だけど、声高らかに言いたい。

お金は必要だ。

選択肢を持てる、余裕を持てる、したいことが出来る。

当事者の方を見ていて、本当にそのように痛感しました。

お金は絶対に必要だ。

そして、お金との付き合い方の勉強が必要だ。

「きれいごとは一切抜きで全力で言う。お金は必要だ。」

4.子供からお年寄りまで、お金の勉強は必須だ。

自分もそこまでお金の知識があるかと言われると怪しいが、家計簿をつける、先取貯蓄をする、支出が収入を超えないようにする・・・位の事は新卒時でやっていたし、それ以降も定期的にお金の勉強をし、色々家計の無駄を取り除いていったり、適時固定費の見直し等はしていき、最適化していっている。

数年前から、資産運用にも挑戦し、コツコツ積み立てている。

何も、「節約の鬼になれ!」「守銭奴のように生きろ!」「物欲は全て廃せ!!」「余剰金は全て、投資しろ!」などと言うつもりはない。

ただ、当事者の方を見ていると、お金、制度に無知すぎるし、あの状況になっても学ぼうとしない。理解しようとしない。

そういう人を見ていると、心から思う。

「子供からお年寄りまで、お金の勉強は必須だ」

「学ぶこと、理解しようとすることから逃げるな」

色々なマネー本を読んだけど、「本当の自由を手に入れる お金の大学」が読みやすくておすすめです。子供からお年寄りまで、お金に関して考えるきっかけとして是非読んでほしいと思う。

まとめ

家庭問題に対応する中で感じたことについて書いてきました。

まぁ滅多にない、極端な事例なのかもしれませんが、こんなこともあるという現実。

正直言って、当事者の方の家の様子や話をしたり、お金の使い方を見る中で、「この人たち、お金とか大丈夫なの?」というのはこの事態が発覚するかなり前から感じていました。

それでも「お金とか、大丈夫ですか?」とはさすがに聞きにくいのもあって聞けなかった。

今思えば、聞いておけばよかったと思う。

そうすれば、あそこまでの惨状にはならなかったのではと思う。

話にくいかもしれないけど、家族ともお金の話はしたほうが良いと思う。

そして、家族・親族に負債がある、マネーリテラシーが破滅的でどうしようもない、どこで、何を借りているかわからない・・・そんな家族・親族を持つ人もいると思います。

そういう親、家族がいると、その人が亡くなった際に、その借金まで相続してしまう恐れがあります。

そんなことになると、貧困の連鎖が止まらなくなります。

「相続放棄」という仕組みがあるので、気になる方はググってみて下さい。

僕の場合も、当事者の方を見ていると、債務整理後もこの先どこで何をするかわからないし、信用出来ないという部分があり(債務整理の際も嘘を言っている、隠していると言われても文句を言えないレベルの不誠実な回答を弁護士にもしていた)、かといって常に監視するのも違うし、そもそも必要以上に関わりたくもない。

なので、当事者の方に万が一のことがあった場合には、すぐに弁護士事務所に行って相続放棄の手続きを取るつもりでいます。

今回の家庭問題に対応する中で感じたことについて書いてきました。

  1. ミニマリズムは最強だし、リスクマネジメントだ。
  2. 「見栄」とか「普通」とか、いらない。
  3. お金は絶対に、必要だ。
  4. 子供からお年寄りまで、お金の勉強は必須だ。

この4つ。

自分にも改めて教訓として言い聞かせ、これからの人生を生きていきたいと思う。

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