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2023年しまだ大井川マラソン 第2話「Since 2011」

しまだ大井川マラソン
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熱中症や猛暑、仕事のストレス等により、予定していたトレーニングが出来なかった夏をどうにか過ごし、ようやくしまだ大井川マラソンを良い感じで走れそうな目途が付いてきた大会3日前。

そこで、まさかの背中寝違え発生w

そんなことも、あんなことも、どうにか乗り越えてスタートラインに立てた僕。

なんだか走り出す前に、もう何かをやり遂げたような気持ちになっていたけど、多分ここからが本番。

まずは、背中の寝違えは走っても問題ないのかを確認することが重要だ・・・・

そこから今日の身の振り方を判断しよう。

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まさかの再会

スタートしてすぐは、河川敷に出ることもなく島田市の街中をぐるりと3~4km走るコース。

写真は撮れなかったけど、古民家や川越遺跡、博物館などあって渋い街並みで楽しいコース。

肝心の背中の調子はというと、どうやら大丈夫そう。

数年前の奥武蔵ウルトラマラソンもこんな感じで出走して78km大丈夫だった。

きっと今日も大丈夫。

ペースも4:45/km前後で刻めている。

懸案事項だった背中の問題もクリア出来たけど、まだ走り出して数km。

フルマラソンでは前半に知らず知らずの間に4:30~4:40/kmとかまで上がって、30km以降ジリ貧となっている。

今日は、例年程夏に走れていないし、背中の寝違えの症状も出る可能性がある。

少なくとも、ハーフを過ぎるまではペースを抑える。

前半は、スピードを出したい欲求を我慢する。

後半は、歩きたい、休みたいという欲求を我慢する。

この2つの我慢を大会を楽しみながら如何に出来るか。これが今日の鍵だろう。

それが上手くできれば、3時間30分が見えてくるはず。

応援に手を振ったり、渋い街並みを眺めているとペースが上がるけど、その度に自分の手綱を引き進んでいくと、ついにスタート前に「景色が変わらん」「板橋シティとほぼ一緒」などと散々近くにいた方から聞かされていた河川敷、その名もリバティに出た。

空もすごくきれいだし、遠くまで見渡せていいねぇ!!

などと、この時は思っていました(笑)

河川敷コースに出て、コースが広くなったのと走りやすさでペースが気が付くと4:40/kmとかになっている。

今日は暴走、突っ込み、ダメ。絶対。

そんなことを思いながら、走っていると遠くから大会MCの男性の声が聞こえてきた・・・

何を言っているかは記憶していないけど、なんか聞き覚えのある声なんだよなー。

誰だっけ、どこで聞いたんだっけ・・・・

そんなことを思いながら声の主の姿を確認。

あの方は・・・ハマスタでスタジアムDJをしていたDJケチャップさんだ!!

思えば、2011年から走り出した

「FULL SEASON FULL POWER」というチームスローガンを掲げた2011年の横浜ベイスターズ。

この翌年に球団の親会社が変わり、この年までスタジアムDJをケチャップさんがやってたんだ。

2007~2011年位の間は、何度もハマスタに行っていて、その度にケチャップさんの声を聴いていて、まるでプロレスの試合のようなコールにテンションが上がり、それがすごく印象に残っていました。

あの頃のハマスタは本当にガラガラだったな・・・・

でも、現地でハーパーのサヨナラ満塁ホームランを見れたのは、最高の思い出です!!

そんな2011年以来のケチャップさんとの再会。

あの頃の暗黒時代は、本当に色んな意味ですごかった。週に1回勝てば御の字と真面目に思っていた。

あの時代から12年が経った12年後の現在はCSに出場しているし、Aクラスにも何度も入っている。

12年という歳月はすごい。

思えば、僕も2011年から走り出したんだった・・・!

学生時代からずっとやっていたソフトテニスが肩の故障で出来なくなり、運動不足解消の為に走り出したんだ。

当時住んでいた松戸市で自分のペースも、距離もわからず、最寄りの北小金駅まで全力で走り内臓が出そうになっていた日々。

国道6号線を適当に走っていた日々。

気が付いたら、2012年の松戸七草マラソンにノリで出場し、その年にちばアクアラインマラソンにエントリー。

初めて挑戦したフルマラソン、ちばアクアラインマラソンは30km過ぎで制限時間オーバー。

これが悔しくて、「一度はフルマラソンをゴールしよう」とランニング本(岩本能史さんの非常識ランニングメソッド)を買ってその内容に沿って走るようになり、どうにかフルマラソンを完走することが出来ました。

その後は、その本に書いてあったウルトラマラソンにまで挑戦を始めてしまい、気が付いたらランニングが完全に自分の生活に溶け込んでいた・・・。

うん。そんな12年。

まさか2011年前の自分に、

「お前、12年後に118kmのウルトラマラソンを死にかけながらだけど、ゴール出来たよ」

「お前、12年後にはフルマラソンで3時間30分位で走っているよ」

と言っても信じないだろうし、

「お前、ベイスターズはCSに出場しているし、何なら一度は日本シリーズ出たからな」

「新球団名はモバゲーベイスターズじゃなくて、横浜DeNAベイスターズって球団名だからな」

って言っても信じないだろう。

それくらい、12年という歳月は長いし、人が、何かが変わるには十分な時間だと思う。

変わっていくこと、変わらないこと。

そんなことを思いつつ、全く変わらない大井川の景色を愛でつつ進んでいくとあっと言う間に16.2kmのフルーツステーション。

美味しいリンゴ等を食べて時計を見ると、あれほど「抑える」と自制し、そのつもりで走ってきたつもりだったけど、平均ペース4:42~4:43/kmで来てしまっている。

呼吸は荒れていないし、発汗もそこまでない。

予定より少し速いけど、ここまでは順調。

でも、経験則的に予定よりペースを速く入ってしまった場合は、後半苦しむ。

知らず知らずの間に走力が付いていたとかであれば乗り切れるだろうけど、今年の夏はそれを期待出来る程の積み上げは出来ていない。

まぁ、そういう苦しみの中もがくのも、フルマラソンの楽しみですわ・・・

そんなことを思いながら、フルーツステーションを後にして折り返し地点へ走り出すのでありました。

2023年しまだ大井川マラソン 第3話「無限回廊」に続く。

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