この曲、僕が就職した年のドラマ、「オレンジデイズ」の主題歌だった「Sign」のカップリング曲だったと思う。
元々ミスチルは好きで、全てアルバムは聞いていたんだけど、この曲を初めて聴いた時は「なんて曲を作ったんだ桜井さん」と思った。
そう、この年2004年は僕が働き始めた年。
なんかもう全てに戸惑っていた。
研修で大阪の研修施設に缶詰状態。
実地研修で見える、大人の世界と本音と建前。
上手くいかぬ、遠距離恋愛(ほどなく破局した)。
意気揚々と入社したものの、周りのあまりの優秀さにドン引きし、ついていけない劣等感。
同期の優秀さ、ノリの良さと接待の席での割り切りを見て、俺には出来ねえと絶望するも割り切り切れず、酒の力に頼る日々。
そんなこんなで、流れている毎日。これがお金を稼ぐということか。
そして、こんな生活があと定年まで40年位は続くという絶望感。
この頃の僕は、日曜日に「オレンジデイズ」を見て、「あぁ、学生時代は良かったなぁ」と思って、サザエさん症候群ならぬ、「オレンジデイズ症候群」になって月曜日へ突入していた。
そんな時に出会ったこの曲。
エビバデ・クラップ・ユアー・ハンズ
きっと素敵な事も沢山あるでしょう
でもこんな風にひどく蒸し暑い日は
思い出してしまうんだ
Mr.children 「こんな風にひどく蒸し暑い日」より引用
なんかかっこいいリズムに乗ったメロディーで歌詞がどこか投げやりでエロいと思ったら、地球環境のことを憂いだし、最後は有楽町でホステスと遊ぶという、なんともいい感じ。ニヒルで知的だけどどこかバカな感じがいいんですよねぇ。
その後は奮闘したり、ぶっ倒れて人生の夏休みを経験したり、素敵なこともたくさんあった。
そんなこんなでどうにかここまでやってきた。
色々あったけど、結構面白かったと思うし、これからも、なんでも面白がってやろうと思ってはいる。
この曲を聴きながら、研修施設の窓から絶望感たっぷりの憂鬱な気分で大阪の街を眺めていたのがもう21年も前の話なのか。
そんな21年も前の夏のことを、先日ニュースで「異常な暑さが続いています」とニュースキャスターの人が言っているのを見て、ふと思い出した。
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