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ちばアクアラインマラソン2024 第三話「試される覚悟」

ちばアクアラインマラソン
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アクアラインに胸やけならぬ脚やけ?を起こしつつ、「自分の脚でアクアラインを走れるなんて貴重な経験だよなぁ・・・」と思いつつアクアラインを後に。

僕はこの後のコースが好きで、市街地の応援がすごいゾーンを走ったり、田園地帯を走るのが楽しい。

ただ・・・一抹の不安があって。

それは、20km以降に、しかもアクアラインのアップダウンを食らった脚で、これからも続くアップダウンに対応しつつ楽しめるのかということ。

狙ったタイムを出したいからトレーニングをするという側面もあるけれど、大会をある程度楽しむ為にもトレーニングは必要。

そんなことを初めて思ったのが、このアクアラインマラソンだった。

あの時は2012年。

なんだかんだ、走るの好きで続いているなぁ。

今日は、大会を楽しめるだけの準備をしてきたつもりだけど、どうだろうか。

そんなことをしみじみ思いつつ、いざ後半戦へ。

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分岐点、思い出す初フルの思い出。

アクアラインを降りると、ハーフマラソンの部のゴール地点があるので、一気に応援が賑やかに。

割と静かだったアクアラインから、また一気に賑やかになってきます。

色々な大会に出てきたけど、アクアラインの賑やかさは本当にすごい。

初めてフルマラソンに挑戦した2012年ちばアクアラインマラソン。

当時は、アクアラインを降りたあたりから脚が痛くなり、暑さにやられ、全然走れなくなって、トボトボ歩きに。

なんとか這いずるように進んでいったことをよく覚えている。

どんどん抜かれて、抜いていくランナーは軽やかに走り、中には仮装している人もいたし、応援に手を振りながら走っている人もいた。

そんな方たちを眺めながら、「すげーなぁ」「どんだけ準備しているんだろう」「明らかに自分は準備不足だったなぁ」と思いながら、すごい応援の中、応援に応えることも出来ずに呆然とトボトボ歩き。

結局、その後脚が攣ったり、フラフラになったり、心が折れたりで30km過ぎにタイムオーバー。

ゴール地点にバスで戻った後に、完走しているランナーさんより脚を引きづっている自分を客観的に見て、「フルマラソンに挑戦する為の準備が全然出来ていない。準備不足だ。」そう強く思いました。

そこから「大会を楽しむ為には準備が必要」と考えるようになり、フルマラソン完走に向けて走り始めました。

そんな自分の初フルの思い出たっぷりのコース。

12年後のこの日もそこを走れるというなんとも幸せというか、なんと言うか。

袖ケ浦アンダーパスも通過した頃には、23kmを通過。

あー、脚重くなってきたなぁ。

ジワジワと、脚が重くなってくるこの時間帯。ついに来たか。

5:20/km前後で巡航するというペースは保持出来ているものの、脚がだんだん重くなってきた。

1月の館山若潮マラソンではハーフを過ぎたあたりで歩いてしまい、楽しかったけど後味の悪い感じとなってしまった。今回、それだけは避けたい。

いよいよ、楽しいばかりではなく、覚悟が試されるフェーズへと入ってきた。

6年ぶりの再会?同一人物?

すごく賑やかなゆりの里エイド(28.0km地点)でバナナを一本丸々食べて、先へ先へと走っていくとなんか遠くからロッキーのテーマが聞こえてきた。

あ・・・あの人、2012年、2014年、2018年に走った時もいたような気がする!!

確認のしようがないけど、なんかあのベル(鈴?)を鳴らしながら応援する感じとあのテンション。多分そうだろうなぁ。

なんか勝手にすごく感激して、「6年ぶりです!!」とか心の中で挨拶しつつ手を振って通過。

ロッキーのテーマが聞こえなくなってきた頃には、今度は「負けないで」が爆音で聞こえてきた。

すげーなアクアラインマラソン。マジでお祭りじゃないですか。

「負けないで」を聞くと、チャレ富士とか野辺山でゴールする時に流れていることが多いので何故かチャレ富士と野辺山のことを思い出した。

来年ももちろんエントリーした。

今は自分を鍛え直している所だし、まだまだだけれど、4月までには5LAKES120km、5月にはアップダウンを乗り越えて100km走れる体を作りたい。

そんな体を作っていく為のワンステップが今日、この日、まさにこれからの時間帯だ。

30km地点を通過、ここからは強烈なアップダウンが手ぐすね引いて待っている。

気合いを入れて、アクアラインマラソンのラスボスに挑んでいく。

ちばアクアラインマラソン2024 最終話「これからにつながるフィニッシュ」に続く。

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