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ちばアクアラインマラソン2024 第一話「現状を受け入れる」

ちばアクアラインマラソン
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ちばアクアラインマラソンの当日、高速バスの中で、この日までの色々なことを思い出した。

昨年末に発覚した家庭問題解決に奔走し(問題の内容はこの記事に)、疲労とストレスで体調を崩し、まともに走れなくなった。

一番ひどい時はめまいが出て3km走れなかった。

その原因となる家庭問題の大きな核となる問題が片付いたのが6月。

その後も何かモヤモヤした気分があったり、漠然とした問題に対する不安があったりと、起こってもいないようなことまで妄想して不安になってしまうような体たらく。

「なんか、色々一生懸命やった所で、すべて家庭問題に巻き込まれてパーになるんじゃないか??だとしたら、すべてが無駄に思える。」

そんな妄想に取りつかれている、辛い夏だった。

そこから、気持ちを叩き上げて、ランだけでなく、他のことも、ようやく時計の針が動き出したような気がした9月。

しかし、時計の針を動かすと、厳しい厳しい現実が待っていた。

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やさぐれていたツケ

「何かがおかしい」

9月上旬、アクアラインマラソンに向けて15kmを5:15/kmペースでやった時のこと。

呼吸が苦しくなるし、脚も持つ感じがせず、途中でまさかのストップ。

4月に体調を崩してから、細々とランは継続していたが、めまいで歩いてしまったり、超スローペースだったりで、量・質ともにここ数年では一番良くない内容だった。

6月に問題が一段落ついても、やさぐれていて今一つランに気合いが入らず、走ってはいるものの、「運動不足解消」のランであり、「フルマラソンを自分の自己ベストである3時間30分を切る」ことが視野に入るランでは全くない状況が続いていた。

「何かがおかしい」のではなく、「おかしいのは僕だった」という至極当たり前の結論が眼前に突き付けられた9月だった。

現実を受け入れる

レース中に心が折れて歩いてしまった1月の館山若潮マラソンのゴール後。

「おかしいのは自分」であることに気づき、現状の分析をしていくと、3時間30分切りを挑めるような状況でないことが発覚。

  • めまいの影響で5月位まで3kmジョグも出来ず、歩きが混ざっていた
  • 気持ちが乗らなかったり、めまいへの恐怖感でスピードを上げたり、ロングジョグを例年よりしてこなかった
  • 走っている時にも家庭問題のことが頭から離れない

こんな状況で、グズグズグズグズ。グチグチグチグチ。出口のない、自分の妄想が作り上げた迷宮の中でさまよっているような感じだった。

なんとかしたいとは思っているのだけれど、なんとも手強い僕のグチグチモード。

「走れないのも、前向きになれないのも、すべて家庭問題のせいだ」

口に出さないようにしていましたが、9月に奥さんの前で口に出してしまう体たらく。カッコ悪い男です。

そんなある日のこと。

つまづいたのは誰かのせいかもしれないけど、立ち上がらないのは誰のせいでもないわ by峰不二子

こんなフレーズをたまたまXで発見。

「こ・・・これ、俺のことやんけ!!」

なんか稲妻に打たれたようなショックを感じました。

誰かのせいにして、自己憐憫に浸って、そりゃ気持ちいいわな。

でも、最終的に立ち上がるかどうかは、自分自身ですよ。

未来をどうするかは、自分自身ですよ。

もう、熱く熱く立ち上がるしかなかった。

色々な問題と対峙しているのも現実だし、走力が落ちているのも現実だ。そこから立ち上がらずに蹲っているだけの自分。

どれも、本当の事。受け入れて、どう取り組んでいくかだ。

ランニングに関しては、現状自己ベストに近い走りなど、出来るはずがない。

まずは土台の構築。ポイント練が出来る、ポイント練をしても破壊行為にならず、身になる土台の構築が重要だ。

ジョグと峠走で強固な土台を再び作り上げる。月間走行距離にして300~350km/月。僕が3時間30分を切れて、ウルトラマラソンを完走していた時はそれくらいの距離をコンスタントに走っていた。

数値的にはその辺りを目標とし、それを3か月継続する。

9月・10月と目標を達成。11月に達成すればとりあえずの土台作りは完成。

土台作りの最中である、ちばアクアラインマラソンは距離走の一環として走ることにする。

そのペースは5:20/km。ラスト5kmで余力があればペースを上げる。

どこかで3時間30分切りに拘っていたが、現実を受け入れることで、なんかグズグズした気持ちも吹っ切れてすごく前向きな気持ちになった。

ラン以外のことも、自分にコントロール出来ることに集中して、それ以外のことや過去や未来について考えることを止めた。

そうやって取り組んでいったら、日常に色が戻ってきた。

それまでも、楽しい時はあったけど、どこかどんより曇っていた。でも、9月の不二子ちゃんの名言に出会ってから明らかに楽しくなってきた。

そして、少しづつ戻りつつある体力に自信を感じる反面、「ゴール出来るのだろうか」「また館山若潮マラソンの時のように心が折れるのではないか」「弱い自分に負けて、レースを放り投げてしまうのではないか」そんな不安な気持ちも少しあった。

そんな弱い気持ちがひょいと顔を出すたびに、「今に集中」「今が大切」「自分が出来ることに集中する」とマントラのように言い聞かせて過ごしてきた。

家庭問題に対峙した昨年の年末からこれまで、自分の弱さとこれでもかと向き合ってきた。

これからも生きていれば、こういうこと以外にも色々起こる事だろう。

心の鍛錬は続くし、そんな中でも楽しむ心は失わずにいたいし、色々な自分に向き合うこととも逃げたくはない。

少しは自分は変わったのだろうか。マシな人間になったのだろうか。

そんなことをこれから数時間後に走ることになるアクアラインを走るバスの窓から眺めつつぼんやりと考えていた。

なんかしんみりしちゃったけど、今日はどんな日になるだろう。

そんなワクワクを胸に、大会会場に到着。いよいよ、大会が始まる。

ちばアクアラインマラソン2024 第二話「メインディッシュは適量で」に続く。

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