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2023年奥武蔵ウルトラマラソン 第1話「オクム参戦史上最速の突っ込み」

奥武蔵ウルトラマラソン
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2023年、チャレンジ富士五湖の5LAKESをやっと完走することが出来た。

そして、野辺山ウルトラマラソンも暑さに苦しめられるも完走。

2015年からウルトラマラソンに挑戦を始めて、今年は明らかに自分に変化が起こってきた。

メンタル面にかなり大きな変化を感じる。少しだけど強くなったような気がする。

歩き倒してしまうこともだいぶ少なくなったきた。

相変わらずネガティブになる時間帯はあるけれど、それに完全に負けてしまうことは減ってきている。

エイドステーションで座り込むことも少なくなってきた。

これらの積み重ねで、タイムもかなり以前の僕より速くなってきている。

以前から楽しんで走ることを一番大切にして走っていたが、もっと余裕を持って走れるようになってきている気がする。

その好循環のおかげか、今まで以上に走っていて楽しい。

自分の中での小さな変化かもしれないけれど、2015年から数年間、そこまで大きな変化がなかった僕のウルトラマラソンが2023年に入り、新時代に入ったような感覚すらある。

今日は、チャレンジ富士五湖、野辺山と手ごたえを掴んできた感じをオクムでも発揮することが出来るか。

楽しんで、ここ、毛呂山総合公園に帰ってこれるか。

そんな気分で、早朝の毛呂山総合公園にやってきた。

ついに、春のウルトラ三部作のラスト、奥武蔵ウルトラマラソンが始まる。

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エイリアンvsプレデターに巻き込まれた人間の気分

オクムのスタートラインに並んでいたり、会場のトイレに並んでいたりするとそこかしこから聞こえてくる恐ろしい会話。

「川の道を走ってね・・・」

「大江戸小江戸を走ってね・・・」

「あの人は先週弘前も走ってたよ・・・」

「来週は飛騨高山走るよ・・・」

は?何言っているの?すごすぎるんですけど。

そして並んでいるランナーの脚の筋肉のすごさ。

毎年オクムの会場の楽しそうな雰囲気と長距離を走る修羅が集まっている感じに圧倒されます。

「すごい・・・世の中すごい人がいっぱいだ・・・・」

毎回オクムのスタート前は、周りの人の話の内容と脚の筋肉に圧倒されて「エイリアンvsプレデター」の戦いに巻き込まれた人間の気分を味わっております。

そんなワイワイしつつも凄すぎる、おなじみのオクムのスタート前の時間を満喫しているとあっという間にスタート数分前。

隣の奥さんと健闘を誓いあい、いよいよスタート。

最速の突っ込みで登りに挑む

スタートして23kmの鎌北湖エイドまでは大きく2か所登りがある区間で、23kmから先は49kmまでは鬼の登りっぱなし、折り返した後はゴールまで下りっぱなしと、ざっくりと言うとオクムはそんな感じのコース。

もっと細かくコースを分析すると登りっぱなしの中に下りがあったり、下りっぱなしの中に登りがあったりと、細部に渡ってランナーを阿鼻叫喚に誘う仕様になっている。

そして今日は、気温が上がるという予報。

確かに、いい天気だ。

いい天気の中、のどかな町の中を走っていく。

暑くなるという予報もあるので、速く23kmから先の林道に入ってしまいたい。

林道に入ってしまえば、日陰もあるし、暑くても直射日光地獄からは逃れられる。

この日も呼吸が荒れない程度にどんどん走っていく作戦。

この呼吸でペース管理をするのは、僕にはすごく合っているようでその日の調子やコースによってペースは異なってくるものの、そのペースが速かろうと遅かろうと「その日のベストを思われるペースで走っている」という事実が僕のメンタルにとって良いようです。

数字でペースを決めると、

速いと「ペースを落ち着かせよう」

遅いと「あれ・・?調子悪いのかな・・・ペース上げよう」

となってしまい、設定通りでないことに一喜一憂して時計ばかり見てしまうので良くないようです。

せっかく景色良い所走っているのに、時計ばかり見ているのはもったいない。

この方法でフルマラソンをやったらどうなるのかな・・・・。

秋のフルマラソンでこの方法を試すかどうか・・・・こっちのほうが僕の性格には合っている気がするけど・・・・。

この橋、なんか渋くて好きです。焼酎の「二階堂」のCMに出てきそう。

10kmまではエイドステーションをパスしながらどんどん進み、23kmの鎌北湖に近づいてくるにつれて気温もグッと上がってきたように感じました。

日差しが・・・・ヤバい。

ヤバいなぁ・・・・この日差しは嫌な予感しかしない。

しかしだ。

先月の野辺山の戦いで少しは僕も強くなったはず。

あの時の暑さだってかなりのものだった。暑さを凌ぐスキルはあるものの、僕にとっての一番の大敵であるメンタル崩壊もどうにか耐えきった。あの時は明らかにリタイアを勧める悪魔の囁きが脳内で響いていた。それをどうにか耐えきった。

あれを耐えきったことは、大きな自信となった。

今日もどうなるかわからないけど、やれることをしっかりやって楽しんでいこうじゃないか。

前日は暑くなるという予報を見た瞬間、北斗の拳の火炎放射器の皆さんを思い出してこんなツイートまでしていた。

そうだそうだ。

暑いとビビるけど、「水をがぶ飲みしない」「体を濡らして気化熱で冷やす」「OS-1ゼリーとか摂っとけ」位しか対応できる術はない。日焼け止めもガッツリ塗ってあるし、もう出来る対応はしてあるんだから、バカなことでも考えて能天気にいたほうが良い。

北斗の拳の火炎放射器の皆さんのことを思い出し笑いしたり、エイドの方や応援の方に背を押してもらいつつ攻めまくっていたら、20kmを2時間切って通過。

23kmの鎌北湖エイドで補給をしっかりとして、いよいよ49kmの丸山エイド目指してほぼ登りっぱなしの道のり。

ここまでは上出来すぎる感じ。いや、むしろ突っ込みすぎなのではないか?

後半、というかここからの登り持つのか??

そんな疑念も持ちつつも、こういうスタイルで今年の春の三部作はやってきたし、これでウルトラを以前よりは気持ちと関門に余裕を持って走れるようになってきた。

これが僕のウルトラ新時代の走り方なのだ。

「新時代だか何だか知らないけど、俺は絶対に取り立てるぜ~。」

鬼滅の刃の妓夫太郎のような声で、そんな「取り立てる」との声が脳内で聞こえたような聞こえなかったような。

登り地獄の始まり。快進撃の終わり。粘り腰の戦いがここから始まる。

2023年奥武蔵ウルトラマラソン 第2話「登りを攻略せよ」に続く。

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