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2022年奥武蔵ウルトラマラソン 第1話「都合のいい事しか覚えていない我が頭脳」

奥武蔵ウルトラマラソン
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3年ぶりのオクム。

コロナ禍の前は、4月チャレンジ富士五湖、5月野辺山ウルトラマラソン、6月奥武蔵ウルトラマラソンと出場していて、今年は久しぶりにその流れで大会参加出来て毎月楽しいです。

かれこれオクムも5回目の参加。

5回目なんだけれども、オクムって僕の記憶では「エイドでお腹いっぱい、楽しい、景色サイコー」しかない。

なんか途中では毎年それなりに阿鼻叫喚になっているのは自分のブログを読み返してもランニングノートにも書いてあるんだけど、「エイドでお腹いっぱい、楽しい、景色サイコー」しか記憶に残っていない。

今回も、そんな記憶と先月の野辺山の12時間台達成、そして距離が2km短くなったとの報を受けて8時間30分台のゴールという今思えば非常に生意気なペース表を作成し(僕の力からすると相当速い設定)、スタートラインに立ちました。

そんな生意気な僕は、前半折り返し前に土下座をオクムにすることになるのですが。

そんな未来も見えていない僕は、呑気にスタートを待っていました。

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あれ?こんな坂あったっけ?

そんなでスタート。

とりあえず、本格的な林道ゾーンに入る20kmまではキロ6位で楽に行くぞ・・・・。

「前半はアップ感覚で。私の好きな言葉です」

そんな覚えたてのメフィラスなフレーズをパロる位の余裕で入っていきます。

田んぼとか、鶯の鳴き声とか、まさにザ・里山な風景に癒されます。

景色がのどかですごいいいんですよね。オクム。こういう所大好きです。

普段が海辺を走っているからか、山来るとテンション上がるんですよね~。

で、僕の記憶だと、「20kmまでは坂はあってもそこまでではない」という記憶であったのですが。

あったのですが。

「ねぇ、前半でこんな坂あったか?」「こんなにキツかったっけ?」と奥さんに聞くと、「あったでしょー。」とやや半呆れの対応(;^_^A

老後、物忘れが強くなった僕は奥さんにこう対応されるのか・・・・と先の未来がオクムの山々の向こうに見えた気がしました。

20km、キロ6切るペースでは入れたものの余裕はあまりなく、20kmにしては疲れてるなぁ僕。

と、いう感じでした。

林道ゾーン、本格的な登り突入

鎌北湖エイドを通過して、清流エイドへ向かっていく所からはマジの登り開始。

ここも呑気な記憶喪失で「坂だけど、走れないほどではない」などと上書きされていたけど全然違う!

単純に斜度だけでいったら先月の野辺山の馬越峠よりあるんじゃねコレ!!

とはいえ、ここから歩き倒しても仕方ないので走ったり、歩いたりを繰り返して進んで行く。

「やべぇ。オクムやべぇ。こんなだったっけ?」と奥さんに聞くも、もう奥さんは完全にアハハ、ウフフのウルトラマラソンモードに入っている。

頭のネジが飛んだんですね・・・・・(遠い目)

林道走るの大好きなんですが、手ごわすぎる坂の連続攻撃を受けます。木の間を抜けてくる風が気持ちいいです。

僕の記憶を司る部分のネジも締めてほしいと願って走っていると焼き鳥を振る舞うユガテエイドに到着!

僕は小麦アレルギーの問題で食べれないものもありますが、オクムはこの焼き鳥エイドの他にもフルーツポンチ、冷奴、おにぎり、かき氷、フルーツもすいか、グレープフルーツ、バナナ、メロン等々・・・・エイドステーションがとにかくすごい!!

飲み物も種類が豊富で、選ぶのが楽しいです。

見ているだけでお腹いっぱいですし、エイドの間隔も林道に入るとだいたい3kmおきにはあるのでいっぱい食べれて基本お腹いっぱいの状態で走れます(毎年食べ過ぎてゴールではお腹いっぱいです。幸せ。)。

そんなで登ったり、下ったりを繰り返しながら景色の良い顔振峠に到着!

遠くまで見えて、これ見ると「登ってきたなぁ」って感じます。

顔振エイドを後にして、進んで行きます。

ビキッ。

「あ・・・きた。」

この辺でついに、ふくらはぎ・ハムストリングスの痙攣が始まります。

残っていた野辺山の戦いの疲労が不安要素としてついに顕在化してきました。

「呑気な記憶をもとに作ったそのナメた設定ペース、その考え、君、オクムをなめちゃいないかい?」

オクムの山々からそんな声が聞こえた気がした瞬間でした。

危険アラート点滅!

色々ビキビキきてはいるものの、エイドで脚を濡らして冷やしてストライドを狭めてとか色々策をめぐらし前へ前へ進んで行く。

糖質もエイドステーションで潤沢に得ている筈だけど、弱気になりつつあるので脳を黙らせるためにも一度ジェル投入と飴をなめたりして糖質をチャージしていきます。


刈場坂峠に到着!いい景色でした。

刈場坂峠に到着する頃には、右足の甲にも痛みが出始めハム・ふくらはぎの痙攣・痛みのダブルアタックでメロメロになっていました。

ドMなのかバカなのか、呑気に「統制官ー!!統制官ー!脚部破損!脚部破損!筋肉に痙攣発生!今後の大幅な速度制限及び、迅速な芍薬甘草湯の補給を所望します!!」とか妄想していました。

ちなみに芍薬甘草湯は使用期限切れで在庫を切らしており、持ってきておりません。

かき氷を食べながら、奥さんに「これは「ここからは私が統制官だ」と俺を射殺するシーンだね」と言ったら「私は統制官タイプじゃないから!!」と一蹴されましたが(笑)

あ、ちなみに「統制官」はゴジラシリーズの「怪獣大戦争」「ゴジラ ファイナルウォーズ」に出てくるX星人のリーダーの事です。なんかツボなんですよね。統制官。

ピンチでもかき氷・バナナとしっかり食べる食欲はありました。少し腰を下ろしてオクムに謝罪と今後のゴールまで辿り着く方法を考えている状況。

いつの間にか、ペース表の予定時刻に対して10分程遅れ始めて、しかも体もなかなかの状態。

とはいえ進んで行こう!ってことで折り返しの大野エイドステーションに着くとそこにはカオナシがいました(笑)

山の雰囲気とマッチしすぎてて、遠くから見えた時から笑いが止まりませんでした。元気をありがとうございます。

ハワイアンな大野エイドを通過してカオナシのモノマネをしたらそれは田中邦衛だと奥さんに突っ込まれ、さぁ下るぞと復路に向けて走り出していきます。

ここから、オクムとの戦いがさらに激しさを増していきます。

2022年奥武蔵ウルトラマラソン 第2話「奥さんと僕。言い換えればうさぎとカメ」に続く。

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