2023年に書いた上記リンクの家庭問題。
先日、ようやく、ようやく完全決着となりました。
事のあらましは、
- 親族夫婦の一方が逝去
- 残された親族が、一文無し、借金あり、住宅ローン払えてないということをカミングアウト
- えらいこっちゃで対応を指示
- 親族、数か月しても何もしない(出来ない?)
- 詳細は避けるけど、関係的にこちらにもその親族の債務が被弾する恐れがある為、こちら主導で対応を決意
- 2024年夏に住宅の売却とローン返済完了
- 先日9月に親族の債務整理が完了
- 上記を持って、対応完了。とりあえず被弾のおそれはなくなった。
これが、2023年のある日から9月まで大まかな流れ。
マネー関係の書籍「DIE WITH ZERO」は読んでいないけど、こういう経緯もあってタイトルだけでも抵抗を感じるが、まぁお金がしっかりある人向けな本だと思う。お金がなくて、しかも「DIE WITH MINUS」だと大迷惑以外の何物でもない。ユニコーンもびっくりするレベルの大迷惑だ。
本当ね、お金のことはしっかりした方がいい。〇ぬまで持っていた方が良いに決まっている。
お金がないと、選択肢がなくなる。「選択肢がある」というのは、豊かさだと思う。
「人生お金だけじゃない」とか「ボロは着てても心は錦」とかきれいごとはいくらでも言えるけど、やっぱりお金はないとダメです。
人間関係も、かなり厳しいものになります。当事者の方の発覚後の対応もありますが、僕から見るとかなり誠実性を欠いていて、今後を心配する気持ちはあれど、積極的に関わりたくないなというのが偽らざる本音。関わると、すごいダメ出ししたり、詰めたりしちゃいそう。お互いの為に、いや、そんなかっこつけたことは言わずに、自分の為に会いたくないという感じ。
そんな感じで、この一件で親族の方の顛末を見ていて痛感したことをまとめると、下記の通り。
- 住宅ローン、借りれる額と返せる額は違う
- 借金の為の借金はダメ
- 親族・友人への無心は絶対にダメ(人間関係が全て壊れます)
- お金のことを勉強した方が良い
- 家計簿をつける
- もし問題が起きたとしても態度と行動は誠実に
- 借金がある場合は、相続する可能性がある相手に「相続放棄」という法的手段があることを必ず伝えること
- 欲と見栄はほどほどに
- モノに支配されない生き方を
- 借金問題はその人だけの問題で済まなくなる場合がある
そんなことを痛感した、2023年の一件だった。
この一件からの学び
そして、この一件が「辛かった」「腹立った」「絶望感しかなかった」とだけ呟いていても何もないので、今回のことで学んだことも残しておきたいと思う。今まで実践していたことがほとんどだけど、より強力に学んだり、実践していって今後に生かしていきたいなと思ったこともある。
それは、
- お金との関わり方
- 家計のスリム化
- 投資をして労働以外の方法で稼ぐ
- ある程度のマネーリテラシーを
- 物欲は程々に。ミニマルもしくはシンプルライフで。
- 家族でお金の話をしよう
ひとつひとつ、下記に触れていきたい。
お金との関わり方
お金について、何か口にするのも禁忌な感情はないだろうか?
僕はあった。こうやってブログに書くのも若干抵抗がある。
でも、自分の振り返りの為だったり、この記事を読んでくださった方の何かのお役に立てればこの上ないと思って書いている。
今回の一件を持って、お金により積極的に、ポジティブに関わっていこうと思う。
包丁を使いこなせていないと、手を切って怪我してしまうのと同様に、お金も扱い慣れていないと怪我してしまうので。貯める・増やす・使う・守る。この4方向で上手く付き合えるようになっていきたいと思う。
家計のスリム化
そもそも僕は、30代手前で体調を崩して仕事が出来なくなったことがあり、それ以来、「最小限の稼ぎでも崩壊しない暮らし」を目指して家計の固定費をかなりミニマム化してきた。今回の一件で、さらに踏み込んだ見直しをして、さらにスリム化出来た。今後も暮らし方の変化や、新しいサービスの出現とかで、家計の見直しチャンスはまた出てくると思う。
ここに関しては、定期的に見直しをしていき、スリムかつシンプルな家計でいたいと思う。
投資をして労働以外の方法で稼ぐ
この一件が起こる前に、現金貯金一辺倒だったのを、一部投資に回すことにしてみた。
始めた2022年はコロナショックの影響か、始めて半年位は含み損だったが、その後急上昇。その後も2024年夏のブラックマンデーとか、今年に入ってもトランプ関税騒ぎとかあって結構評価額は下がったけど、それなりに利益は出ている。
やっている投資は「インデックス投資」と「高配当株投資」。
インデックス投資の方は、全世界株式と米国株式とナスダック100を買い付け。
高配当株投資の方は、米国高配当ETF(VYM、HDV、SPYD)、日本高配当ETF(1489)を買い付け。
今は高配当の方は目標投資額に達したので買い付けを止めていて、インデックスファンドを毎月定額で新NISA口座とiDecoで積み立てている状況。
現金でのみ貯蓄をしていた時とは比較にならないペースで資産が増えてきていて、自分が働く以外に我が家にお金を運んでくる仕組みを作っていくことは本当に有用だと思っているし、経済にもより興味が持てて、面白い一面もある。
投資には、家計をより強固にするという強みがあると思う。しかもこれから先はインフレの時代。適切にリスクも取っていきたい。もちろん、暴落する時はするだろうから、リスク許容の範囲内で投資していこうと思う。
ある程度のマネーリテラシーを
保険、住宅、税金、ローン、カード、その他のこと。
「借金をしない」とか一言で言うのは簡単だけど、住宅ローンとかカードローン、奨学金、残クレなど、なんか名前を変えただけで実質借金だろそれというようなものがたくさんある。
今自分が持っていないお金を借りるということは、自分の未来のお金を前借りするということ。
この辺りのメリットとデメリットをよく勘案した方が良いし、借りれる金額と返せる金額は違う。
他にも色々罠はある。ぼったくり商品とか色々ある。
それぞれ言及はしないけど、営業マンの言いなりや、「みんなやっているでしょ」とか「なんとかなるでしょ」で決断するのは非常に危険。
最終的な判断は自分でするとしても、一定の知識は持っていた方が良いなと思いました。
今後もこの辺りの勉強も継続してやっていきたい。
物欲は程々に。ミニマルもしくはシンプルライフで。
元々物欲はあまりない方だけど、今回の一件で本当にモノは少ない方が良いなと改めて思いました。モノの維持や浪費でものすごい額のお金が失われていきます。
定期的にモノの整理や見直しをしていき、基本的には加齢とともにさらにモノは手放していって身軽に生きていきたいと思う。
家族でお金の話をしよう
今回の一件で、奥さんとものすごくお金の話をした。
「今回の問題どうする?」ということと同じくらい、「で、俺らの家計もどうする?」という話をして、無駄な部分は徹底的に見直した。この問題が起こるまでもよく話はしていたけど、本当踏み込んだ所まで話をした。
結構これは大切だと思うし、夫婦にとっていい時間だったと思う。
親とも、ある程度話したほうが良いかもしれない。借金があるなんてのはレアケースかもだけど、もしあった場合に、相続してしまったらシャレにならないので。資産額とかはデリケートな部分もあるからアレかもだけど、負債があるかどうか位は確認した方が良いし、もしその時点であるならば対応をアドバイス出来るかもしれないし。
そして子供のいる方には、ある程度の年齢に達したらお金の扱い方をお話しいた方が良いと思う。最近は学校で金融教育もするようになったと聞きますが、マジでマネーリテラシーないと損すると思うので。損する位ならいいですが、人生破綻するレベルで損して借金とか背負ったら大変なので・・・。
まとめ ~で、僕はどうお金と関わっていくのか?
そんな感じで、「なんでこんなことになっているの?」「なんでこんな目に遭うの?」と思いつつ対応に追われる日々でしたが、その中で色々な気付きを得ました。
僕は、お金とどう関わるか?
これに関しては、所得を得て、無駄な浪費をしない、リスク許容度の範囲内で投資をする、上記にも書いた通り借金をしない(住宅ローンすら、今回のことがあって組むことに抵抗があります)、お得な制度は使う(ふるさと納税、非課税投資枠のNISAやiDecoなど)ということをひたすら継続していく。
そうやって、自分の出来る範囲で資産を大きくしていきたい。
今回のことで、本当人生には色々あるということを改めて学んだ。
自分が働けなくなることも10年以上前に経験したけど、今回はこういった親族関係の金銭トラブル。
「お金は使ってなんぼ」
という考え方もあるし、僕もそう思う。
でも、持っていることで、選択肢が増える。選択肢があるというのは豊かさだ。ある程度の蓄えがあることでこういうトラブルがあっても少しは余裕が持てるということを学んだ(キツかったけれど)。もし何の蓄えもなかったら、もっと追い込まれていたと思う。
そして「貧すれば鈍する」という言葉がある。貧乏な状態になると、人は心の余裕を失うもの。貧しい状態は、心まで貧しくし、悪循環に陥ることという意味。
この「心まで貧しくならない」ということをお金を持っていることで実現出来るのならば、持っているだけでもかなり大きな効用だと思う。まぁこれはお金を持っているだけでは無理だろうけど、お金を持っている状態を作り続ける上で、日々の鍛錬を通じて心を鍛えていきたい。
あとは、自分が亡くなった後に、自分の後始末(家、モノ、葬儀)がある。どんなに簡易にと言っても後始末にお金がかかるのは現実としてある。その費用とやってくれた人にお礼のお金位は残しておきたいと思う。
そんな感じで、蓄財をしていこうと思う。
でも、それと同時に日々を楽しむことも忘れずにやっていきたいと思う。僕の場合は、家族と過ごす事、走る事、読書、映画、リクガメ達の世話などだ。
どれも、少しはお金を使うことになるし、使っていきたい。
でも、無尽蔵に使うのは違うと思う。無尽蔵に使った先に破綻をしたら、楽しむどころではなくなってしまうからだ。
つまりは、足るを知るということ。
お金を使うことも、そして貯めることも、足るを知るということ。
お金とはそんな感じで付き合って行って、人生を楽しんでいきたい。
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